子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

「勝浦の荒茶で2,300Bq/kg 」へのコメント

毎日目を離せないニュースばかりで遅くなってしまいましたが、「勝浦の荒茶の2,300Bq/kg」という記事についてメールで大変詳細なコメントを戴きました。私で可能な範囲で応答させていただきます。

まず、県産農産物の放射能モニタリング検査結果の30報(最新版)を見てもお茶について追加情報はありません。御指摘にもありましたが千葉県は自前の測定装置を持っていないため全て外部委託であり、品目、サンプル数ともきわめて限られています。おっしゃる様に「設備を入れたり技術者を養成するにも時間がかかるので、トップダウンで良いので(というかそうでないとなかなか動かない) いろんな声をあげたり、NPO・流通業者などが測定結果を公開して、動かしていくしかないのかもしれません。」に同意します。

地形、土壌の影響についてですが農水省のプレスリリース 東日本大震災について~お茶に含まれる放射性セシウム濃度の低減に向けた対応についてと本文(同名称のPDFファイル)東日本大震災について~お茶に含まれる放射性セシウム濃度の低減に向けた対応については参考になります。

特に7ページにある図ですがお茶の木の断面部位ごとのセシウム量は

①38%
②38%
③20%
④3%


という結果のようです。つまり「台切り」をすればセシウムはほぼ除去できることになりますが、3点ほど重要な問題があります。

1.セシウム汚染がなくてもお茶農家では「台切り」を数年毎のローテーションで行っているようですが、不用意に行えば木の再生が困難になる事、また「中切り」にとどめても当然翌年は収穫は見込めないので補償問題を明らかにしておくこと。

2.土壌のセシウム量が確認されていないと無駄な作業になります。やはりブログの読者の方から教えていただきましたが大網白里町議の黒須さんのブログ(6月9日)に住民の方の自主的な土壌測定の結果が紹介されています。
もちろん大網白里と勝浦は違うし、たぶん御指摘のように勝浦市内でも地形、土壌との関係で「まだら」になっているはずですので「葉の次には根から吸収する」かは詳細な調査がなければ不明で、農家や消費者の不安を解消するのは不可能だと思います。

3.刈り取った枝葉の最終処分です。フィルター付きの焼却施設で燃やしても濃縮された灰は残り、半減期30年、バックグラウンドと同等になるまで300年の監視が必要です。

原発の使用済み核燃料に含まれる高レベル放射性廃棄物に比べれば「超低レベル廃棄物」のはずですが福島県内でもその最終処分(受け入れ)は難航しているようです。
東日本大震災:放射線下水汚泥、柳津町が受け入れ拒否 /福島

これまでブログに書いてきましたが文科省や地方自治体が除染(学校外への汚染土壌の搬出)あるいは測定すらタブー視するのは、それが必ず地域紛争の火種になるのがわかっているからだと思います。過去の記事にもありますが原発を容認、推進する考えでも自宅から見える場所に汚染された汚泥が搬入されることを喜こぶ方は少ないと思います。
つまり「超高レベル廃棄物」は地方に押し付け他人事でいられますが「超低レベル廃棄物」という原発の負の産物については住民が日常レベルで対面しなくてはならない、その事を文科省は何よりも恐れているので「できるだけ被曝量をへらす」という合理的な判断ではなく配下の放射線医療総合研究所などを使って不毛な安全論争を仕掛けているのかと「邪推」しています。

あと生茶葉と荒茶の産地の違いについてですが御指摘あったように勝浦市の場合は同一のようです。やはり他の読者の方から教えていただきgoogleマップで場所、地形など確認しましたが、詳細については差し控えます。

小麦の問題や食品の検査方法や時間などについては別の記事でまとめる予定ですが、是非またコメントいただければ幸いです。
参考:
茨城県内産麦の放射性物質検査の結果が公表されました

(by otto)


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