子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

個人レベルでの放射線測定(その2)

(つづき)
以前の記事でお知らせした「プチ・スポット」を中国製個人線量計で測定した結果です。

花園町住宅雨樋 中国製測定器

中国製個人線量計では0.8μSv/hまでしか表示値が上がりませんでしたが、重さの判っている1kgのおもりを二つの秤で計っているわけではないのでどちらが正しいのかは判りません。約2割低い値ですが、これをどう見るかです。(下世話な話ですが値段は10倍くらい違います。)
「線量が高い所はそれなりに高く表示する」のですが、ピーク(最も高い値)が出るまで5分以上かかりました。(富士電機製=半導体検出部だと30秒くらい)

警戒区域及び計画的避難区域における詳細モニタリング実施計画について(平成23年6月13日)
  (PDF:100KB)

第49回 原子力安全委員会定例会議
(1)     警戒区域及び計画的避難区域における基礎データ収集モニタリング結果の公表について (PDF:16,659 KB)

この2つは現在文科省などが福島県で行っている放射線モニタリング(計測)についてまとめたものです。
原子力安全委員会のpdfは内容が「セキュリティ設定」によって文章を抽出できないので読んでいただくしかありませんが、(当然線量の絶対値は福島と千葉では違いますが)
2.今回の測定で得られた知見 という項目は参考になります。

文科省のモニタリング(測定)は校庭の真ん中1ヶ所をはかるというような段階から、地形、表面状態、土地利用(緑地、田畑)、樹木、建物の影響などを考慮したものに移行しています。測定ポイントも100cmと1cmで、事故後4ヶ月が経過し空間線量を決定する主な要因が土壌に固着した放射性物質にあるという事にもとづくものです。逆に地表と100cmが逆転している場合は樹木、建物の影響が考えられると述べています。
高エネ研資料
(上図は高エネ研、理研合同チームによる調査結果より)

千葉市の場合行政の測定点が少ないため地域的な大まかな傾向を掴むのと一緒に上記の様な細部に注目した測定を同時に行わなくてはなりません。特に行政のデーターには一部の自治体を除いて地表(1cm)は測定せずデーターがありません。「精度が悪くなる」という理由のようですが、「理由になっていない」というのはこれまで述べてきたとおりです。

3月15日から4ヶ月が経過し土壌のセシウムが空間線量の主な要因だとすると少なくとも数年間は大きな変動はないように思われます。ただし一部は雨水で土壌ごと移動、集積したりする可能性はあります。チェルノブイリの例だと地下水への影響が現れるのは10年後でした。
今後は100cmと1cm、特に地表部分を多く測定して「地表測定マップ」を作ることも考えています。
下に参考資料を上げましたが興味のある方は是非ご覧ください。別の記事にまとめようと考えていますが、国の「原子力災害特別措置法」は2000年に施行されましたが、これは東海村JCO臨界事故を踏まえた物ですが、想定しているのは一地域、せいぜい県レベルでの漏洩事故で、現在の状況はそれを軽くスケールオーバーしています。

参考資料:
福島第一原発事故 放射線量率の個人測定結果の解釈と利用について

早川由紀夫教授の放射性物質飛散図の衝撃

読売 ホットスポットなぜ出現…気象と地形の複合要因

福島第一原発事故直後の福島県中通りにおける放射性物質の飛散状況はどのようなものだったか

みまもりファームの栽培日誌 福島県の土壌汚染と放射性物質の飛散経路について
                   福島県の土壌汚染と放射性物質の飛散経路(その2)
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