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HSFによる松戸市坂川流域の放射線量マップ(3) 利根川河川敷・ふれあい松戸川

前回の松戸市内(坂川、六間川流域)と今回記事の江戸川河川敷の全体図を以下に示します。(白四角の範囲が前回分)
NN20150715_matsudo.jpg
都市部は原発事故後4年経過し0.1μqSv/h(50cm)を下回る範囲の一定の広がりを確認できますが、河川敷は雨水による放射性降下物の移動(拡散/濃縮)-低減効果があまり期待できないためか相対的に線量は高めです。(市川市、三郷市と同傾向)

国交省による案内看板 今回の調査はこの「エコロード」をトレースしていますが、一部健康的でない部位もありました。
eco-load.jpg
マップの数値は地表50cmの放射線量を歩行しながら連続して記録し、その5秒毎の平均値をマーカー位置に表示しています。(また任意のポイントで静止し5cm、50cm、100cmでの15秒間の平均値を記録しています。)

GoogleEarth用のKMZファイルとWebブラウザからマップを参照するためのGFT版マップについて前回の松戸市内と統合したファイルを作成しました。
2015年07月15日_松戸市坂川・六間川-江戸川河川敷.kmz

HSFによる松戸市江戸川河川敷の放射線量マップ(GFT版)

大きな地図でHSFによる松戸市江戸川河川敷の放射線量マップを見る

歩行測定の他静止して平均値を測定したポイントをGoogleマップにまとめました。(マーカーをクリックするとポイントの5,50,100cmの線量率を表示します)

大きな地図で2015年07月15日平均値ポイントマップを見る

以下代表的な区間の説明を行いますが各範囲の全体での位置関係を下図に示します。
NN20150715_edogawa.jpg

1)古ヶ崎浄水機場周辺
下写真奥が江戸川河川敷スポーツ広場
IMG_2120.jpg
浄水機場放水路周辺(全体図①)
B01.png
5cm:0.69μSv/h 50cm:0.31μSv/h 100cm:0.24μSv/h
20150715_114438.jpg
人工物との境界で強い濃縮が確認されています。

坂川放水路と可動堰(写真奥が江戸川)
IMG_2129.jpg
放水路左岸 釣り人しか足を踏み入れない草地ですがわずかな踏みあとを頼りにヤブこぎしました。
B01a.jpg

国交省による案内看板(画像をクリックすると拡大します
曝気(微生物)による有機物の分解・浄化が目的で放射性物質の除去は当然想定外です。
kogasaki_info.jpg
礫層上部は覆土されゲートボール場として利用されていました。
IMG_2121.jpg

河川敷スポーツ広場と周辺車道(全体図②)
B000.png
5cm:0.43μSv/h 50cm:0.22μSv/h 100cm:0.16μSv/h
20150715_112622.jpg
4年経過しても草地-舗装境界で連続して0.2μSv/h(50cm)を超える範囲が連続していました。

2)ふれあい松戸川(ビオトープ)
前項の浄化槽の終端(開渠)がふれあい松戸川に接続しています。
B02.png
ふれあい松戸川(ビオトープ)周辺(全体図③)
B01.jpg
木道上は0.1μSv/h(50cm)を切っていますが、入口近くの草地で比較的強い濃縮が認められました。
5cm:0.38μSv/h 50cm:0.27μSv/h 100cm:0.22μSv/h
20150715_131107.jpg
同箇所 人工物(簡易舗装)との境界ですが非常に局所的で濃縮のメカニズムが良く判りません。
imag_062.jpg

周辺をスキャンして濃縮が生じていないと思われる平坦な草地で300秒間の平均値とスペクトル(直置き)を測定し土壌を採取しました。
直置き:0.24μSv/h 50cm:0.18μSv/h 100cm:0.15μSv/h
20150715_125204.jpg
前々回の坂川広場と同様、人工的に造成された河川敷のため地表数センチ下は礫層で、いわゆる「5cm採取」ではありません。
EMF211で測定した土壌放射能濃度は以下の通りです。
Cs137:2600Bq/kg Cs134:700Bq/kg Cs合計:3300Bq/kg(存在比 0.27)
ふれあい松戸川
放射性降下物は地表数センチの土壌にとどまり礫層まで浸透していないのかもしれません。

国交省による案内看板(画像をクリックすると拡大します
hureai.jpg


3)樋古根川(六間川)河口付近(全体図④)
B02.jpg
上流側から見た同箇所
imag_063.jpg
同箇所についてはふれあい松戸川と同様に濃縮のない草地中央で300秒間の平均値とスペクトルを測定しました。
直置き:0.13μSv/h 50cm:0.12μSv/h 100cm:0.11μSv/h
20150715_132954.jpg

さらに「川の一里塚」(江戸川堰堤最上段)付近で同様に記録したスペクトルとふれあい松戸川草地(土壌採取箇所)のスペクトルを比較してみました。
直置き:0.14μSv/h 50cm:0.13μSv/h 100cm:0.12μSv/h
20150715_110521.jpg

matsudo_edogawa-Spectra.jpg
自然核種(K40) の関与はコンプトン散乱分も含めほぼ同等でセシウムのピーク面積と線量率が比例関係にある事が判ります。
なお上記データーをタブ区切りテキストに変換したファイルを公開しますので興味のある方はTeleminoMCAやFizPeaksNaIなどで利用してみてください。
HSF_2015年07月15日.txt

〈関連記事〉
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