子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

HSFによる三郷市周辺の放射線量マップ(4)第二大場川―中川―戸ヶ崎みなみ公園

放射性廃棄物最終処分場に反対するちば市民の会のブログが立ち上がったこともあり、今後蘇我最終処分場の情報はそちらに集約して、HSFによる測定データーの公開を再開していきます。

今回は三郷放水路以南の下第二大場川―二郷半用水―中川河川敷―戸ヶ崎みなみ公園のルートを測定しました。
misato_00S.jpg
測定条件は全て検出器高さ50cmの連続歩行、5秒毎の平均をマーカー位置に表示しています。
GoogleEarth表示用KMZファイルは以下のリンクからご利用いただけます。

2015年05月25日_三郷市第二大場川.kmz


googleEarthを使用せず直接ブラウザでマップを参照するには以下のGoogleFusionTables版をご利用下さい。(フレーム下のリンクをクリックすると全画面表示します)

HSFによる三郷周辺の放射線量マップ(GFT版)

HSFによる三郷市第二大場川―戸ヶ崎周辺の放射線量マップを見る

以下経路順の測定結果の詳細です。

1)三郷放水路-下大場川合流付近

以下測定部位事のGoogleEarthの拡大画像を示しますが、全体の位置関係は最上段の全体図からご確認下さい。
画像をクリックすると拡大します
misato_01_20150528121747311.jpg
堰堤上の線量は前回測定の北側(画像上側)とほぼ同じですが、一部強い濃縮が認められます。
HSF画面キャプチャー 5cm:0.37μSv/h 50cm:0.3μSv/h 100cm:0.21μSv/h
20150525_110619.jpg
 
2)第二大場川-外環道高架交差地点付近
画像をクリックすると拡大します
misato_02_20150528121748812.jpg
大場川の堰堤沿いは外環道との交差部分は通り抜けできず大回りしましたが、引き返す途中でピンポイントのスポットを発見しました。
5cm:0.68μSv/h 50cm:0.47μSv/h 100cm:0.33μSv/h
20150525_112713.jpg
外環道(橋上)から見た同箇所、線量の高い範囲が非常に狭く濃縮のメカニズムが不明ですがスペクトルを見るとラジウム等RIの不法投棄ではなく福島原発由来の放射性セシウムであることが判ります。
IMG_1690.jpg

3)下第二大場川(前川中学校付近)
画像をクリックすると拡大します
misato_03n.jpg  
川沿いの歩道の路肩で部分的に線量が上がります(上図A)が、水際に近づいた方(上図B)が線量がやや低いことから河川自体の汚染はそれほどではないかもしれません。

4)下大場川―二郷半用水分岐点付近
画像をクリックすると拡大します
misato_05nA.jpg  
下大場川(画面下)と二郷半用水との合流点付近、二郷半用水は周辺が親水公園風に整備されています。
IMG_1701.jpg
周辺の草地に検出器を直置きして300秒間の平均値とスペクトルを測定しました。
直置き(0㎝):0.15μSv/h 50㎝:0.12μSv/h
20150525_120942A.jpg  
下図は同箇所で採取した土壌(5㎝採取)の放射能濃度をEMF211スペクトロメーター測定した結果です。
約850Bq/kgと前回の江戸川河川敷(長戸呂運動公園)の1/2強ですが、事後的な濃縮がないものとして物理的半減から逆算すると2011年5月時点で1400Bq/kg程度の濃度だったと推定されます。
ooba_rv_Spectra.jpg

5)中川(戸ヶ崎1丁目付近)
画像をクリックすると拡大します
misato_04_20150529134704214.jpg
中川の三郷市側は水辺には降りられないため堰堤の歩道を測定していますが江戸川(三郷市東部)と比較すると線量は低めです。(一部芝の張替えも行われているようで人為的な影響により低下した可能性もあります。)
IMG_1707.jpg

6)戸ヶ崎みなみ公園  
画像をクリックすると拡大します
misato_06.jpg
戸ヶ崎みなみ公園は2011年9月の「みさと守る会(SCR)の測定で0.26~0.28μSv/h(1m)という結果が残っており、除染対象となったようです。公園内は山砂で覆われ、植栽際の吹き溜まりで若干上昇する以外は0.1μSv/h以下に収まっています。
IMG_1710.jpg
公園南西角地にある盛り土、除染で剥いだ表土が埋設されていると思われます。
IMG_1709.jpg
二郷半用水と同様に盛土の近くの植栽に検出器を直置きして300秒間の平均値とスペクトルを採取しました。(直置き:0.12μSv/h 50cm:0.10μSv/h)
下図はHSFで記録したCSVファイルから2ヶ所のスペクトルを抜き出して比較したものです。
misato_0525SpectraA.jpg  
両者とも自然核種(K40)のピークが比較的明瞭で周辺線量に対する影響が認められますが、同時に原発事故後4年経過していますが福島原発由来のCs134、137のピークも確認できます。

三郷市はかつて中川、江戸川の中間に位置する水利に恵まれた水田地帯だったようです。近年の開発により住宅、大型店舗、配送センターが建設され急激に都市化した地域ですが、自然護岸の水路や用水が多く残されています。
ただし、大堀川(柏)や国分川(松戸、市川)のように都市部の雨水が大量に流れ込む構造ではないためか今回調査した範囲では極端な濃縮による周辺線量の上昇は確認されませんでした。

(関連記事)
HSFによる三郷市周辺の放射線量マップ(3)三郷市街地(三郷放水路-栄調節池-におどり公園)
 HSFによる三郷市周辺の放射線量マップ(2)長戸呂、新和運動公園(江戸川河川敷)


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