子どもを放射能からまもる会in千葉
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HSFによる都立葛西臨海公園公園の放射線量マップ(2)

前回の中央通路(エントランス)以外の葛西臨海公園の各ポイントについて平均値を測定した箇所(下図)の概要を簡単に説明します。
kasai_avg.jpg

2)公園東側(鳥類園-自然観察路
前述のように公園西側が家族連れが利用する広場や園地が中心ですが、公園東側は鳥類園(上の池、下の池)など自然林が多く残され周辺道路以外立入りが制限された領域です。西側と比較して周辺線量が高めなのはそうしたロケーションの影響と思われますが、人工物(舗装歩道)との境界で以下ような堆積物による濃縮も確認されています。

①鳥類園北西 歩道の堆積土
0302.jpg
①同箇所のHSF画面キャプチャー 5cm:0.26μSv/h 50cm:0.17μSv/h
093223.jpg

②鳥類園北 歩道脇植栽
0304.jpg
②同箇所のHSF画面キャプチャー 5cm:0.63μSv/h 50cm:0.24μSv/h
094937.jpg
三叉路の交点部分にあり雨水の流れで舗装上の放射性降下物が濃縮したと思われます。

③野鳥観察舎付近 堆積土
0313.jpg
③同箇所 5cm:0.3μSv/h 50cm:0.16μSv/h
0312.jpg

④水族館南側 歩道脇生垣
0315.jpg
④生垣の上 約100cm:0.17μSv/h  足下 5cm:0.26μSv/h
0316.jpg
これも②と同じく雨水による放射性降下物の濃縮が原因と考えられます。


3)公園西側
海岸よりの広場や大観覧車のある園地を含む領域でほぼ全域が0.1μSv/h(50cm)以下で、今回の測定では東側で散見された様な濃縮部分は西側では確認できませんでした。

展望広場脇植栽(草地)に検出器を直置きして300秒(5分)間の平均値とスペクトルを採取しました。
⑤展望広場脇 植栽直置き 0.05μSv/h
115211.jpg
⑤同箇所でのγ線スペクトル
kasai_Spectra2.jpg
直置きで0.05μSv/hと非常に低線量ですがCs137と半減期2年のCs134のピークが明瞭に確認されています。エントランスと異なり自然核種(Bi214,K40など)の周辺線量への寄与は小さいと推定されます。


4)葛西海浜公園
臨海公園南側の砂州には橋で渡ることができますが、「海浜公園」として所管が異なるようです。
0323.jpg
マップを拡大すると波打ち際の砂地と草地(下画像左上の色の異なった範囲)で0.03~0.04μSv/h(50cm)程度の差があることがわかります。
kasai_beach2.jpg
正確には土壌サンプルを採取して比較するしかありませんが、波や雨水で常に洗われる砂地に対して草地では放射性降下物が沈着-固定したと仮定すると、線量の差分が原発由来の人工核種の沈着量の差を表していると考える事が出来ます。

なお②の鳥類園北側の歩道脇のスポットについては動画記録を行いましたのでご参照ください。


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