子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

3月15日になにが起きたのか(放出量について)

東電福島第一原発の事故にともなう放射性物質の環境への放出量について過去の核実験やチェルノブイリ原発事故との比較について御質問がありましたので簡単にまとめました。
NHKかぶんブログ "大気中に"放出された放射性物質について この数値は後に訂正されています。
毎日 放射性物質:77万テラベクレル…総放出量を上方修正
大気中    77万TBq(37万Bqから訂正)---------A

汚染水については「よくわからない」というのが本当だと思います。(福島第一原発の護岸は船が接岸できるような強度と遮水性を持った岸壁ではなく、「気がついたら漏れていた」こと、核燃料の状態が不明なので総量は推定になります。またダイバーが海面下を調べたわけではないので今も漏れていないという保証はありません。)
朝日 東電、2号機の高放射線量を事前把握 作業員らに伝えず
 この記事によると1ccあたり380万ベクレルですが
朝日 放射能汚染水、20日にも満杯 冷却水減らす判断も

もっと少ないという説もありますが72万TBqを採用すると

建屋地下 72万TBq  (10万5100トン) -----------B
A+B≒150万TBq    1 500  000 000  000 000 000 = 1.5E18(150京)ベクレルになります。(直感的に理解するのが難しい、そのくらい膨大な量としか言えません。)チェルノブイリ原発事故で放出された放射性物質は520万テラベクレル(ほとんど大気中)と言われていますので大気中の分だけで約15%という事になります。
その77万TBqが放出された経過を時間を追って見ていくことにします。
 東電MP
上の図は「美浜の会」によるものですが福島第一原発構内のモニタリングポストのデーターをまとめて時間ごとのイベントを追記したものです。(縦軸は10→100→1000という「対数目盛り」になっています)

NYTimes 参考に縦軸が通常のリニア目盛りになっているニューヨークタイムスのグラフを貼っておきます。

1号機、3号機の水素爆発による建屋の破壊は強烈な印象を与えましたが、実際には2号機の地下での爆発によって格納容器が破壊されそれまでとは桁違いの放射性物質の大気中への放出が始まったことが判ります。上の図で2号機爆発の前に針のようなピークが見えますが、時間的には「ドライベント」と呼ばれる人為的な放出だと思われます。

両方のグラフとも3月16日の午後くらいからピークが消失していますが、これは風向きが西風(海側に吹く)に変わったことが原因ですが、地面からの輻射だけでも大変なレベルである事が判ります。
公的なものではありませんが文科省の公開しているコマ落ちしたような動画よりわかりやすい株式会社 K&F Computing Research作成のシミュレーション動画を示しておきます。(11分頃から)
今でもこの映像を見ると胸が苦しくなります。首都圏が15日以上の公衆被曝をまぬがれたのは幸運としか言えません。



3月21日にも「中程度」のピークが観察されていますが、これは3号機の格納容器の破壊によるものではないかと推定していますが、本筋の話ではないので省略します。いつかまとめたいと思いますが興味のある方は岡田直樹さんのブログ Space of ishtaristを見てください。
関連記事:
3月15日になにがおきたのか(木村真三氏インタビュー)
3月15日になにが起きたのか(WSPEEDI)
つづく
(by otto)
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