子どもを放射能からまもる会in千葉
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千葉市新内陸最終処分場の放射性セシウム対策

千葉市は6月議会の一般会計補正予算で、新内陸最終処分場の放射性セシウム除去対策のための費用として1億9千万円を計上しました。
新内陸最終処分場では、昨年10月16日の記録的豪雨で、埋設されていた焼却灰等から放射性物質が溶け出し、処理水から放射性セシウムが検出されました。これまで滲出水からセシウムが検出されたことはあっても、これを処理した放流水からは検出されていませんでしたが、大雨で写真のように焼却灰などを埋めた所が冠水し、池のような状態になったため、10月31日の放流水から26Bq/kgのセシウムが検出、11月8日施設の稼働をストップしました。
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これまで浸出水の処理に使用していた活性炭吸着塔にセシウムを吸着させるためゼオライト(写真参考)を投入していましたが、今回処理後のゼオライト3.5トンから国基準8000 Bq/㎏を超えるセシウムが検出されたため5月に記者発表されました。
私たちはさっそく新内陸最終処分場を訪問し、担当である環境局職員の方たちからこれまでの経緯や現状についてお話をうかがいました。
関東圏のどこの自治体でも起こりえることであると思いますが、市の説明によると公開されている事例が極めて少なく、千葉市は群馬の伊勢崎市の事例と(独)国立環境研究所の資料を参考にして対策をしたとのことでした。
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国立環境研究所 処理の各工程ごとの放射性物質濃度や線量率についての考え方に関する資料

【汚染】群馬・伊勢崎市の最終処分場排水から基準越え放射性セシウム検出、市は利根川への放水を一時停止した

伊勢崎市では原発事故の年である2011年に、国基準を超えた放流水問題がおきています。(独)国立環境研究所の資料によれば、環境省は2011年9月に伊勢崎市のような事例が起きないよう注意喚起を自治体に文書で示していて同時に、8000 Bq/㎏以下の焼却灰などの廃棄物は管理型最終処分場で安全に埋め立て処分することが出来るという相矛盾する説明もしています。
放流水も国の管理基準以下のセシウム濃度でさえあれば量的制限は全くないのが現状だと思います。

現在、千葉市は焼却灰が雨で埋没しないよう低いところには埋設せず、飛散防止のためすぐに覆土しているとのことで写真はダンプで搬入された焼却灰を埋設しているところです。
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ゼオライトから指定廃棄物となる高濃度なセシウム検出されなければ、放流水自体は国基準以下であり、報道すらされなかったかもしれません。今指定廃棄物の県内最終処分場の検討がなされていますが、8000 Bq/㎏以下の廃棄物についても、今回の事例も含め今後も注視していきたいと思います。

千葉市HP 埋立最終処分場


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