子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

水産物の放射能汚染から身を守るために、消費者が知っておくべきこと

[海のチェルノブイリ]
一向に収拾の見通しの立たない東電福島原発事故ですが、過去の原発事故(セラフィールド、スリーマイル、チェルノブイリ)でもこれほど大規模で深刻な放射能による海洋汚染は前例がありません。
チェルノブイリは内陸の乾燥地帯で放射性物質は爆発、火災によって大気中に放出されました。東電福島原発の場合も2号機爆発によって大量のヨウ素、セシウムが放出され大変な環境汚染や、被曝を引き起こしましたが、いまなお原子炉内にはコバルト、ストロンチュウム、プルトニウム、ウランといった毒性の強い放射性物質が回収されずに残っていて、冷却水と一緒に地下や海洋に流出しています。こうした複数の研究者が「海のチェルノブイリ」と呼んでいる状況は現在も進行中です。

[水産物の放射能汚染から身を守るために、消費者が知っておくべきこと]
当初行政から「海に流しても希釈されるから大丈夫」「魚介類では放射能の生体濃縮は起こらない」といったデマに近いような発表がありましたが、消費者の口に入り直接健康に影響を与える海産物についてあまりに無責任だといえます。生態系への影響は半年、一年といった長いスパンで調査を続けなければ判りません。全く前例の無い海洋汚染ですから「わからないのは安全ではない」という前提で考えるべきだと思います。

そうした中で三重大学の勝川俊雄先生が消費者サイドに立って発言されています。中身はやや専門的ですが私たちが読んでも十分参考になります。
水産物の放射能汚染から身を守るために、消費者が知っておくべきこと 
●放射性物質は外洋に拡散するものと沿岸に長期に渡って滞留するものがある。
●銚子沖で暖流、寒流が合流し東に向かう、「いまのところは」銚子以南の水産物で基準値以上の魚介類は検出されていない。

海水が「不検出」でも、魚の汚染は進みます 
●すでに餌となるプランクトンや小魚に取り込まれているので放射能がなくなったわけではない。
●生態濃縮は中型、大型魚になるにつれて進行する。

個人的に興味を引いたのはイカ、タコは生体濃縮の度合が小さいという事です。ただし「だから食べても平気」というわけではありませんが、外国産の魚の方が安心というのは悲しい事だと思います。

[グリーンピースによる海洋調査]
海洋調査結果、21サンプル中14サンプルが日本政府の定める暫定規制値を超える  政府にたいして調査の強化や水産関係者への補償を要請

この結果にも驚きますが日本政府はグリーンピースによる沿岸調査を拒否しました。菅総理はサミットで「持っているデーターは全て公開する」と明言されましたが、「他人に調べられるのはイヤだ」ということなのでしょうか。
サンプルは地元の漁師さんやサーファーの方に提供して頂いたものをフランス、ベルギーの公的研究機関に分析を依頼したもので十分信頼のおけるものです。特に日本政府の行っている調査は魚の頭、骨、内臓を取り除いたもの(小骨まで毛抜きで除いているという説もあります)で、そうした処理の出来ないコウナゴやシラスなどでは高い値が検出されていますが20mSv問題で内閣参与を辞任した小佐古氏の言う様に「国際公準でやるべき」だと思います。
関連記事

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://protectchildren311.blog.fc2.com/tb.php/7-07168516
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。