子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

花見川区放射線測定結果6月20,24日(まとめ)

今回(6月24日)測定分について
(1)測定地区 
花園町住宅、幕張台公園、幕張一本松公園、花島公園、作新台公園、柏井小下公園、横戸公園
(2)測定ポイント
19ポイント
(3)使用測定器 富士電機製 
ハンディサーベイメーターNHE20CY3-131BY-S
(4)測定結果 
googleマップに前回分とあわせてまとめましたので参照してください。
黒丸マーカーは千葉市や近隣自治体の測定データー
無印マーカーは「こどもをまもる会」の測定データーです。
特記した方がよいと判断したデーターは「押しピン」マーカーで表示してあります。
マーカーをクリックするとその位置での測定結果を確認できます。
より大きな地図で 花見川区、千葉市放射線測定マップ を表示 をクリックすると詳しい情報が表示されます。
青系、赤系に色使いを変えてありますが、安全、危険などの判断を提供するものではありません。あくまで目安として近隣のデーターと比較してください。


より大きな地図で 花見川区、千葉市放射線測定マップ を表示

(5)前回(6月20日)とあわせた考察、まとめ
  • 100cmの空間線量が0.2μSv/h以上の地点は1点(横戸台)
  • 1cmでの空間線量が0.2μSv/h以上の地点は9点
  • 内訳は幕張地区1、横戸、柏井、作新台地区が8点
  • 幕張地区はグランド芝上で0.2μSv/h、同土部では半分
  • 1cmの最大値は横戸公園芝上での0.36~0.37μSv/h
  • 1cmの特異点は作新台森長公園ブランコ下(くぼみ)での0.32μSv/h
  • その他特異点は花園町住宅雨樋下の1.02μSv/h


以上の結果と作成したマップを概観してデーターを南部と北部に分けてまとめた。
表1 仮に地域区分した場合の放射線量のまとめ
100cm 50cm 1cm

南部(さつきが丘、瑞穂、花園、幕張)
最大0.180.200.20
最小 0.09 0.08 0.09
中央値 0.14 0.15 0.14
平均 0.13 0.14 0.14

北部(横戸、柏井、作新台)
最大 0.20 0.23 0.37
最小 0.08 0.10 0.10
中央値 0.14 0.17 0.21
平均 0.14 0.17 0.21
全体 平均 0.14 0.15 0.17


高崎にある包括的核実験禁止条約機関(CTBTO)準備委員会の公表データーによれば3月15から16日(最大)と3月20日~21日に東電福島第一原発からの放射性物質の放出のピークがあると知られている。
事故後3ヶ月以上経過し空間線量(100cm)は南部、北部とも一部を除き大きな差異は見られないが、地表部(1cm)については有意な差が認められた。原因としては
  ●南部はもともと放射性物質の降下量が少なかった
  ●北部は緑地が多く土壌がむき出しの状態のため放射性物質多くが捕捉され滞留した
などが考えられるが、あくまで推定にとどまる。

また測定部位の状態(草地、砂、芝、土、雨樋下など水周り)については公開したデーター以外にもスポット的に測定した。、
傾向として確認できたのは4ヶ所程度で、牧草などの例から芝とセシウムの関係は認められるが「顕著な傾向がある」とまでは言えない、やはり全体にデーターが少なすぎる。

放射性物質の拡散や濃縮には風、水、地形などの環境要因が大きく、ミクロ的にも「数メートル離れただけで値が倍ちがう」という状況は測定中に何度も経験した。上記の様に一般市民が1日で測定できる範囲には限りがありデーターも少ない。データーの単純加算、算術平均でよいのか、データーの取りまとめも今後の課題と思う。

言うまでもなくデーターを測定しまとめるに当たっては放射線自体についての知識や測定原理の理解が不可欠である。この結果だけを見て危険である、あるいは「問題ない」など軽々しく言える立場にないことは御理解いただきたい。

表1 の数値をどう見るかについては議論があるが、東電福島第一原発事故(まだ収束の見込みは立っていないが)以前のバックグラウンド(自然放射能)を0.02~0.04μSv/hと仮定した場合、その数倍から十数倍にあたり200km以上離れた千葉市にも影響が及んだことは明白である。

現在確認されているセシウム137:セシウム134の比はほぼ1:1とされている。半減期2年のセシウム134の影響が減じていくまで現在の地表部分の線量は大きな変化はないと思われる。

(6)記録写真(6月24日)

花園町住宅雨樋 幕張台公園  
花園町 住宅雨樋下(1μSv/h)            幕張台公園
幕張一本松公園 花島公園
幕張一本松公園(住民の方が参加)  花島公園あずまや(渓流脇)
作新台公園 横戸公園
作新台森長公園(砂場)              横戸公園(芝)

(7)使用装置
表2 富士電機 NHE20CY3-131BY-S 仕様
項目仕様
線種γ(X)線
検出部シリコン半導体
測定精度±15%(1μSv/h~99.9mSv/h) ※
エネルギー特性±30%(60keV~1.5MeV) ※
時定数自動設定
※ Cs137にて
(この装置の表示部はEL液晶ですが屋外での視覚性が悪いので試行錯誤でフードを自作しました)

放射線測定について
  • 放射性物質が放射線を出すのはランダムな確率的現象である。
  • 単一の放射源から常に均一なエミッションがあるわけではない。
  • 放射線は大気中の微粒子、土壌、樹木、建物などの「環境」から放出されている。
  • 放射線量率は時間と共に揺らいでいると考えるたほうがよい。
  • 学術的精度を求めるなら1000回程度の読み取りによる算術平均が必要

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