子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

HSFによる柏市大堀川下流域の放射線量測定(その2)

1) 水辺の放射線量
HSFでの調査対象は基本的に土手道と周辺緑地など生活圏ですが、何ポイントか河川敷に下りて線量を確認しました。
大堀川河岸(柏警察署付近)
oohorigawa_02.jpg
上記測定箇所 土手沿いに柵はありませんが樋管(流入口)周囲の法面は立入り禁止?になっていました。
2591.jpg

大堀川河岸(地金堀樋管付近)

oohorigawa_01.jpg
上記測定箇所 しっかりした踏跡がついています。(釣りポイント?)
2599.jpg

今回は数値の確認のため水辺に降りましたが、下写真の様に千葉県土木事務所の看板が設置されており立入りが推奨されているわけではありません。傾斜もきつく滑りやすい草付きの斜面で、ぬかるんで足下も悪く、(放射能に関わらず)子どもが水遊びをするには適さない場所だと思います。
対岸から見た地金堀樋管付近
2585.jpg

上記の2ポイントとも水辺から水平距離で20m以上離れると最大1/10程度と急減に線量が低下します。(大堀川は1級河川の為河川(河川敷)は千葉県、周辺緑地は柏市と所管が異なります)
水辺ではありませんが柏警察署下の緑地でパイプ組で隔離?された区画があり周囲より線量が上がっていました。
oohorigawa_03.jpg
下写真のように何の表示もありませんがクランプのカバー形状から河川敷と同じく千葉県の所管なのかもしれません。
2590.jpg

上記の2例以外も含めこれまでの大堀川周辺の測定データーから水辺(河川敷)のポイントごとの最高値(50cm)を抽出して3Dグラフを作成しました。
大堀川水辺線量
(3D グラフの元データーは 2014年05月_大堀川水辺線量比較.kmz に置きました)

例が少ないのですが、上の2例の線量が突出して高い事が判ります。

2)大堀川底質の放射能濃度測定(環境省・千葉県による

以前印旛沼周辺を調査した際にも参考にした環境省と千葉県による底質、周辺環境(河川敷)の放射能濃度の測定結果と考察を再度掲げておきます。

千葉県HP 手賀沼・印旛沼流域における水質・底質の放射性物質モニタリング調査結果(2回目)
千葉県HP 手賀沼・印旛沼流域における水質・底質の放射性物質モニタリング調査結果(3回目)
第1回目調査結果(平成24年5月~7月)の考察(PDF:880KB)

上記のデーターから同ポイントで採取され調査時期の異なる1回目と3回目の結果をグラフ化しました。(単位はBq/kg)
1回目(2012年5~6月)
 tega_soil_radioactivity1.jpg
3回目(2013年4月)
tega_soil_radioactivity3.jpg
2回目(2013年2月)は3回目はインターバルが短く千葉県の見解でも「大きな差はない」ので省略しました。
特徴的なのは
・初期には新駒木橋(流山市)、地金堀(柏市)周辺の濃度が非常に高く、その後急激に低下
・大堀川、大津川河口付近は横ばいまたは緩やかな減少傾向ですが物理的半減を考慮すると、滞留または上流から新たに供給されている可能性があります。(ただし、以前の記事でも触れましたが底質のサンプリング(採泥)はバラつきが大きく、採取により環境も撹拌されるので比較が難しい点は考慮する必要があります)

底質の放射能濃度は直接周辺線量に寄与しませんが、大雨による増水により底質が舞い上がり水位が下がると河川敷に残って濃縮を繰り返し、周辺の線量を押し上げている可能性はあります。

〈関連記事〉
印旛沼周辺の放射線量をHSF(ホットスポットファインダー)で調査しました(1)
印旛沼周辺の放射線量をHSF(ホットスポットファインダー)で調査しました(2)

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