子どもを放射能からまもる会in千葉
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千葉市中央区(しらベル)周辺の苔を測定しました(その2)

前回は千葉市中央区の非透水性(舗装)歩道の段差に生えた苔を集めて放射能濃度を測定し、5000Bq/kg超という数値を得ました。
今回はその採取場所から100m以内の区域で土壌に直接?生えている苔を収集して同様に測定しました。また直近の苔の生えていない土壌も採取して数値の比較も行いました。

CIMG4632.jpg
採取した苔 前回採取の苔とは種類が異なるようです。

試料(苔)はスコップで剥ぎ取るように採取しました。

CIMG4633.jpg
採取した苔は軽く土を払いそのまま350mlポリ容器に加圧しながら充填します。

試料は前回と同じく乾燥、水洗いせずにそのまま測定しています。

CIMG4638.jpg
周辺土壌の採取

苔との比較が目的なので通常の5cm深さ採取ではなく、苔が生えていない部分の表土を削り取ります。
しらベル周辺の土壌は砂質が勝った礫まじりの土壌だという特徴があります。

 苔-2
苔の測定結果(EMF211によるスペクトル)

セシウム合計 775Bq/kg で低いとはいえませんが前回の1/7程度です。

苔-土壌
苔周辺の土壌の測定結果(EMF211によるスペクトル)

セシウム合計 565Bq/kg 

結果を以下にまとめました。
                         (単位はBq/kg)
  Cs合計 Cs134 Cs137 K40 134/137比 比重
775 265 510 491 0.52 0.89
周辺土壌 565 204 361 512 0.57 1.49

周辺土壌に比べると苔のセシウム濃度は1.3倍程度で濃縮といっても軽微なもので、それを裏付ける様ににカリウム量はほぼ同等という結果です。

そもそも前回とは苔の種類が異なるので(詳しい方がいるので種別は後日確認します)比較は難しいのですが、端的に言って、前回は「非透水性舗装」という条件が強く作用したもので、今回の結果と合わせると放射性セシウムは水のはたらきがないと強い濃縮はおきない、といえるのではないかと思います。

CIMG4636.jpg
測定後試料の放射線量(γ線)を測定しました。
バックグランドに対して有意な変化は認められませんでした。

CIMG4646.jpg
バックグランド(50cpm)に対し80cpmと若干ですが上昇しています。(β線)

「苔がセシウムを集める」「集めない」という問題機制は「集めるというと能動的な意志を想定する」という話もありますが「集まる」と言い換えても同じ事で、要は「時と場合による」、大いなる自然のはたらきとでも言っておきます。

どうでもよい話はさておき、次回は採取した5000Bq/kg 超の苔と土壌を分離して測定する予定です。
 

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千葉市中央区本町公園のマイクロスポットの土壌放射能濃度

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