子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

印旛沼周辺の放射線量をHSF(ホットスポットファインダー)で調査しました(2)

昨日の続きです。

(3)県立印旛沼公園(印西市師戸)
印旛沼公園は城址と自然林を生かした公園で印旛沼畔の高台にあります。

ホットスポットファインダーによる線量マップ(画像をクリックすると拡大します)
0608c.jpg

GoogleEarth用のKMZファイルは以下のリンク(URL)からダウンロードできます。
2013年06月08日_県立印旛沼公園.kmz

印旛沼公園は今年4月の千葉県による県立公園の放射線量測定のデーターで50cmで0.07~0.10μSv/hとされていますが、ほぼ全域が同等の結果です。
chiba_prif.jpg

前日紹介した印旛手賀自然公園とは異なり遊具や歩道が整備されていて駐車場、歩道の舗装部との境界もよく清掃されていて濃縮の進んだ堆積物は見当たりませんでした。今回の調査でももっとも線量が低かったのは下のちびっこ広場で、(50cm-0.04μSv/h)履歴は不明ですが、清掃、工事等手が入っているのかもしれません。

04503.jpg 6a0120a675be97970b012876054560970c-320wi.jpg
公園全体図(左)と駐車場直近の遊具広場(右)
(当日撮影した遊具の写真に個人が特定できるお子さんと父兄の方の肖像が含まれていたため「県立印旛沼公園」サイトから借用しました)

(4)まとめと関連資料
今回調査した3箇所のマップを1つにまとめましたのでご利用下さい。
2013年6月8日印旛沼周辺測定.kmz

行政、官庁の調査結果
環境省HP 千葉県、埼玉県及び東京都内の公共用水域における放射性物質モニタリングの測定結果について

手賀沼・印旛沼流域における水質・底質の放射性物質モニタリング調査結果(平成24年5月~7月)の考察について


千葉県HP 手賀沼・印旛沼流域における水質・底質の放射性物質モニタリング調査結果(2回目)
千葉県HP第1回目調査結果(平成24年5月~7月)の考察(PDF:880KB)

千葉日報(2012年9月1日) 印旛沼、泥から最大4600ベクレル 県の放射性物質検査
続研究日誌モンテカルロ 印旛沼周辺のセシウム汚染

ETV特集「川で何がおきているのか」で阿武隈水系の調査測定を担当された桂川先生の知見によると
水の遮蔽効果により水辺の線量は低減されるが川が濁るような大量の降雨の際には有意に線量が上昇
屈曲点、河口付近など流速が落ちる地点に泥土が堆積
冠水、乾燥を繰り返す河川敷で濃縮する
ようですが、上記の調査結果で水質についてはいずれもN.Dとなっています。

セシウムは泥土中の粘土鉱物と強固に結合しているため簡単には分離してイオン化しないというのが定説のようですが千葉県の資料を見ると印旛沼水系では有機物の寄与が大きそうです。

下のマップは千葉県、環境省の調査ポイントをGoogleMapに落とし込んだもので底質(河床、湖床の泥土)の放射能濃度で色分けしていますがマーカー位置は厳密なものではありません。
環境省と千葉県のデーターの違いを見ると河床、湖床の泥土の採取は海底土に比べれば難易度は低いですが、採取自体が環境を撹乱するので、通常の土壌採取より大きなバラつきが出る事や細粒度など濃度の補正が難しいのかもしれません。(大まかな傾向は一致しているように見えますが...)
底質のセシウム濃度と河川敷のセシウム濃度、放射線量率は必ずしも連動していないようですが、今後参考にしながら調査ポイントを選んでいきたいと思います。

千葉県HP 調査箇所一覧

より大きな地図で 環境省・千葉県による印旛沼水系の底質、河川敷等環境モニタリング を表示

〈関連記事〉
ホットスポットファインダーによる千葉市周辺の放射線量測定結果(1)
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