子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

HSF(ホットスポット・ファインダー)の最新ソフトウェア(2)

週末になると天気が崩れ予定した測定が中止になりましたがが、良い機会なのでHSF(ホットスポットファインダー)の新しい機能について簡単に触れます。

(1)スペクトル保存機能

画面の右半分は「地図表示」と「スペクトル表示」が選択できますが、スペクトルは画像としてしか保存出来ませんでした。新しいバージョンでは設定画面で「スペクトルの保存にチェックを入れると「平均値測定」モードでスペクトルデーターが保存できる様になっています。(2Mev/4096ch) スペクトルの採取時間は線量や対象(土壌など)によりますが最低5分程度は必要だと思います。
a1_20130405152627.jpg

「平均値」データーファイルにスペクトルデーターが書き込まれますが、それ以外のファイルフォーマットは非採取時と同じなので、スペクトルデーターの有無に関わらず通常の操作で平均値データーをマップ化出来ました。
HSF_Spectra.jpg
現時点で保存したスペクトルデーターをHSFソフトウェア内で呼び出し、表示させる事はできませんがExcelなどに読み込んで上図の様にグラフ化したり加工するは可能です。
HSFの検出器は受光部にMPPCという半導体を使用しているため、同じCsIシンチレーターでも光電子増倍管を用いた検出器より温度や磁気などの影響を受けにくい(温度計内蔵)、プレヒートが不要(電源を投入してすぐ使える)、時間毎に線源で校正しなくてもよい、軽量で衝撃で破損する恐れが少ない、など多くの利点があり、計数効率も40000cpm/[μSv/h]と同じ半導体であるフォトダイオードを受光部に使用した検出器とは桁違いに高く野外での調査に最適です。


(2)マップ編集機能

GPSの受信状態によって測位精度は大きな影響を受けますが、これまではポイントが大きくずれた場合GoogleMapにkmlファイルを読み込んで記憶を頼りに修正し保存していました。
新しいバージョンでは「地図編集」が組み込まれたので「測定番号」で示される順番を参照しながらポイント位置を修正、保存できるようになりました。

swre1.jpg
上図は大網白里市内の小中川両岸を徒歩でデーターを採取したものですが、一部対岸や川の中にポイントがずれています。
SWR2.jpg
歩行速度一定として前後のポイントの中間にポイントを移動した例です。
立ち止まったり、歩行速度が遅い場合ポイントが集中して見づらい場合に代表的な値だけ残して他のポイントを削除する事も出来ます。

(3)リアルタイムマッピング機能
「連続測定」で記録中に画面下の「現在位置」「ポイント表示」にチェックを入れると測定ポイントがリアルタイムで表示されます。
ある範囲をくまなく調査するときなどに漏れがないかをチェックするのに便利です。

realtimeMapping.jpg

上図は千葉市中央区本町公園での測定例で本題とはずれますがソフトの動作確認中に偶然マイクロスポットを発見しました。
CIMG4293.jpg
地表5cm線量 0.25~0.32μSv/h
CIMG4295.jpg
測定地点はゆるい(長い)下り坂の歩道排水口手前で、堆積した土砂の放射能濃度は推定で5000Bq/kg前後ではないかと思います。

詳細は以下のリンクのファイルをGoogleEarthで開いて確認できます。

2013年4月6日_千葉市中央区本町公園.kmz


(4)「擬似ガンマカメラ」
機能


もちろん線量の高低を画面上で色表示する本物のガンマカメラではありません。
画像ファイルの座標に検出器の位置と平均値データーをマッピングしたものでGPSの精度ではマッピングできない狭い範囲(個人宅など)のデーターを記録するのに有効です。
FakeGammaCamera


DayS JAPAN 4月号の表紙は「子ども福島ネット」がHSFで計測した福島市内放射線マップです。
千葉市だと三省堂で取り扱っていました。
DJ.jpg

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