子どもを放射能からまもる会in千葉
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プリピャチ(Pripyat) vs MrGamma

本日しらベルで開催された「線量計比較測定会」は盛況のうちに終了しましたが、お子さん連れで参加できないというお母さんからプリピャチをお預かりしましたので、簡単ですが事前にデーターを取りました。

プリピャチ(Pripyat)はJupiter SIM-05と同じくGM管(SBM-20)2連装のガイガーカウンターですが、SIM-05とは接続方法が異なるほか、最も大きな(他のガイガーカウンターとの)の差異はカウント方法(「カウント」してない)にあります。
GM管式、シンチレーション式に関わらず線量計はγ線の入射による電気パルス(必要なら整形して)の時間あたりの個数を数えて線量当量率(μSv/h)に換算して表示していますが、プリピャチはパルスをコンデンサーで積分して、その電圧をテスター(マルチメーター)で測って表示している点です。

utsunomiya.com ガイガーミュラー管の複数接続についての考察

SIM-05の18秒間のカウント数を何の処理も施さずそのまま線量当量率として表示している方法もかなりユニークですがプリピャチ(Pripyat)にはアナログならではの独特の使用感があります。

今回は測定会の為に短時間お預かりしたため時間をかけての測定ではないことはご了解下さい。

SIMG3223.jpgSIMG3231.jpg
Pripyat、SIM-05、MrGamma     β遮蔽板を外すとSBM-20が2本見えます。

SMG3232.jpgSIMG3235.jpg
Pripyat:50mm鉛遮蔽内 0.01μSv/h  MrGamma 0.001μSv/h

測定方法ですが、アイソトープ協会Cs137標準線源やマントル(トリウム線源)、土壌試料などを用いてPripyatは3分程度放置した後10秒10回の平均、MrGammaは60秒+10秒ごとの表示値を10回測定した平均を求めました。
以下のグラフはMrGammaの測定値を基準に結果をまとめたものです。SBM-20の高い直線性についてはSIM-05のテストで確認済みですが、他のSBM-20を使用したSIM-05、RD1503、1706が鉛遮蔽体内での計測でも0.04~0.06μSv/hより下がらないのと比べると相違が際立ちます。(この辺はコンデンサーの充放電時定数が絶妙なのか、オフセットの有無など気になります)

線量率自体はMrGammaに対して16%程度高めですが、傾向としては同じSBM-20 が2連装のSIM-05よりHoribaのRadi PA-1000に近いような気がします。
非常に興味深い線量計なので時間が許せばもう少し調べてみたい気がします。


PandG.jpg

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