子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

茶葉とセシウムの微妙な関係(その2)

(前回の続き)
じつは茶葉の汚染経路については農水省が見解を示しています。
お茶の放射性セシウムの実態に関する調査結果について
以下はその抜粋です。(「大量の放出」とは3月15日~20日前後の約1週間だと思います。)私の書くことを信じる?前に是非原文をお読みになってください。

① 古葉に含まれる放射性セシウムは、生葉(新芽)とほぼ同程度(乾物重量比ベース)。
② 土壌中の放射性セシウム濃度は、畝間で概ね260ベクレル/kg以下、株元で概ね40ベクレル/kg以下と低く、土壌からの吸収は、あまり考えられない。
③ 調査茶園における茶の新芽は4月10日前後であり、大量の放射性物質が放出された時点では、茶の新芽は出ていない。

前回の記事で紹介したお茶の産地で行われている「深刈り」はこうした見解に基づく措置のようです。つまり、古葉の表面に付着したセシウムが取り込まれて新葉に「移行」したという理解でよい?のかもしれませんが、農水省もあくまで「推定」とことわっています。
農作物は「土と水と風(温度)」の総合的な環境と品種の特性の組み合わせで複雑な振る舞いをするというのは、今後も肝に銘じておく必要がありそうです。

農水省のレポートにはもうひとつ重要な内容があります。

① 生葉から荒茶に加工される過程で重量は約1/5に変化。放射性セシウム濃度は、水分の減少に応じて高くなっており、
加工過程でセシウム自体はほとんど失われない。
② 荒茶から熱水で抽出する段階で、飲用部分に抽出される放射性セシウムは、5~6割程度


私は「荒茶で濃度が高くても飲むときは希釈されるから大丈夫、検査は杓子定規」といった話を聞いて「あれっ?」と思いました。
生井先生の「セシウムは水に溶けやすい(油には溶けない)」、あと放医研の資料などで「野菜は茹でこぼせばセシウムは無視できる」という話を聞いた覚えがあるからです。
「はかるくん」のマニュワルにも「(昆布など)乾物は濃度が高くなる」ともありますが昆布の「抽出率」を仮に50%だとすると、「だし」をとって捨てるなら50%、水で戻して昆布だけ食べるなら50%、鍋物にして全部食べるなら100%摂取にになるはずです。

調べてみると「薄まるから大丈夫説」は静岡県のHPが発信源のようです。
静岡茶をお飲みいただいている皆様へ

(つづく)
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