子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

茶葉とセシウムの微妙な関係(その1)

八街市のホームページの
市内教育施設等で大気中の放射線量を測定しましたによると市内の幼稚園、小学校、中学校、高等学校の40箇所について簡易測定器による放射線測定を行った結果0.1μSv/hを超えたのは3ヶ所のみで千葉市花見川区、稲毛区の半分以下の数値です。ところが 
生茶葉の放射性物質検査結果について
にあるリンク 千葉県の県産農産物の放射性物質検査結果について(第11報) によると八街市では CS134+137の合計が 985.4bq/kg で暫定規制値(500bq/kg)を超えています。(その他では大網白里町の751.4bq/kgなど)

御存知のように茶葉については静岡など多くの地域で基準値をこえたものが検出されて大変な問題になっています。八街市の場合もそうですがホウレンソウ(※1)なとの葉物類は検出限界以下で現在出荷制限などの措置はありません。

茶畑この理由として
セシウム137はカリウムと似た組成のため作物に取り込まれやすく、特に成長の早い新葉で「生体濃縮」が起きたという説

茨城県での生茶葉の様に「葉の上に直接積もった放射性物質の影響で土壌はそれほどではない」という説

があります。写真(左)のように茶畑は「うね」の間隔が人一人やっと入れるくらいですから、素人考えですが葉物に比べ土壌に落ちにくい、ただ雨に流されて土壌に落ちると除染は厄介だという気がします。

※1 ホウレンソウでは葉に積もったヨウ素を取り込むので初期に高い数値が出るがその後はヨウ素が減少するので検出されなくなるという説もあります。

セシウムの作物への移行ついては「カリウム肥料を多く与えればセシウムと取り込まない」という説もありますが日本土壌肥料学会 の見解に

「農作物中放射性Cs濃度を削減する対策として有効な手段の一つにカリウム(K)肥料の施肥がある。しかしながら、わが国では多くの圃場で充分なKが施用されており、土壌から作物へのCs-137移行抑制には多大な効果は期待できないと考えられる。」


とあります。生井先生の言う様に「カリウムを与えず作物に取り込ませて処分する」というのが現実的なのかもしれません。静岡の製茶農家の一部では茶葉を一旦落としてしまう「深刈り」を始めたようです。土壌の汚染が少なく降下物にが主な原因とすれば二番、三番では著しく減少するはずで、逆に減らないとすれば土壌を疑うことになるのかもしれません。

根から吸い上げた場合の移行率については農水省のHPに農地土壌中の放射性セシウムの野菜類及び果実類への移行の程度 という資料がありました。 やはり十分な実証データーは少ない様で、生井先生の「移行率は生育条件で全然違うから過信するな」という話もありましたので、「カリウムが多い=放射能が多い」とに決め付けるのもどうかと思います。
過去に例のない汚染事故ですから土壌の汚染状態や品種ごとの蓄積メカニズムの解明には時間がかかると思います。
(つづく)

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Comment

悩ましき家庭菜園
>土壌の汚染が少なく降下物にが主な原因とすれば二番、三番では著しく減少するはずで、逆に減らないとすれば土壌を疑うことになるのかもしれません。

なるほど!
こういう結果データをどんどん公表して欲しいものです。家庭菜園で採れた野菜を食べて良いかどうかの参考になります。
個人で汚染検査など、なかなかできませんから、庭から採った野菜を「3度」以上洗い、「う〜ん?」とひとしきり悩んだ末、「えいやっ!」と食べてしままう今日この頃です。
2011.06.16 13:29 | URL | チバリーウラン #- [edit]
Re: 悩ましき家庭菜園
> こういう結果データをどんどん公表して欲しいものです。
農水省の見解を追加しました。大網のお茶の新しい結果がでれば目安になると思います。

> 個人で汚染検査など、なかなかできませんから、庭から採った野菜を「3度」以上洗い
公表されているデーターは試験体(野菜)を十分洗浄したものですから、よく洗わないと公表されている数値になりません。(それ以上下がらない)あと、気になるならおひたしにして茹で汁は捨てて食べるのが良いかもしれません。



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