子どもを放射能からまもる会in千葉
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「毎日 平和でくらしたい」阿部一子さんin千葉

6月7日の記事で紹介した福島市で梨栽培と稲作を営む阿部農園の阿部一子さんのお話を聞く会が6月30日に開催されまもる会のメンバーも参加しました。

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文字起こしではありませんので正確なものでない事はお断りしますが、阿部さんのお話の中で特に印象に残ったことをまとめました。


梨の木の皮剥ぎについては以前の記事(ちば環境情報センターのニュースレター)でも紹介しましたが、JAふくしまでは「皮剥ぎを行わない農家の梨は出荷しない」という方針だそうです。
梨の木の皮剥ぎは防虫のために何年かに一度は行うので木がダメになるわけではありませんが、壮年の阿部さん夫婦にとっても大変な重労働で、高齢で後継者のいない梨農家ではこれを機会に(市場に出ないように)梨の木を切り倒し廃業してしまったそうです。

水田についても行政からゼオライトが無償で配布され散布後に鋤き込みを行うよう指導があるそうですが、梨の場合と同じく高齢な農家には大変な負担を強いられる作業です。
阿部さんは自分の水田以外の2軒分の散布もお手伝いしたようですが、「農業の高齢化、後継者不足」に原発事故がさらに追い打ちをかけている現状がわかりました。

個人的な感想ですが行政(農政)の指導は(負荷が高くて手が回らないというのは理解できますが)画一的な印象をもちました。阿部さんが「取水口にもゼオライトを」を提案しても採用されなかったそうですが「田んぼ一枚一枚条件がちがう」稲作を一律的にゼオライト散布+カリウム追肥で対処できるものなのかという点が気がかりです。

あと、すこしつらい話ですが昨年の夏ニセコ在住で阿部さんと長谷川弘美(まもる会代表)の共通の友人の方が奔走してくれて阿部さん一家の北海道での保養が実現したことはここでもお伝えしました。
その時受け入れ側から「福島の人が来るというので警戒している方もいる、北海道にくる前に洗車してください」と言われたそうです。

それでも「福島県内でも『南相馬の避難者が放射能を持ってきた』と言われたこともある」(阿部さんの実家は南相馬)「漁が再開されたが福島の水産物には手が伸びなかった」と率直に語って他人の無理解を責めようとはしないでも阿部さんの姿勢には感銘を受けました。

農家の阿部さんとしては今年の梨や米のセシウム量が一番気がかりで、「ふくしま土壌クラブ」の仲間と表面汚染計を自費で購入して農地や樹木を測定して記録しているとのことです。

ふくしま土壌クラブHPより(魔女コスプレが阿部さん)



GMsv

現地の行政の支所にも市民が自家製の作物や山菜を持ち込んで測定してもらえる測定所があるそうですが、逆に阿部さんが持ち込んだ梨の実は「流通、販売を目的とした作物は受け入れ外」と断られて苦労されたそうです。
講演の後の交流会で「ちば市民測定室」で阿部さん達をなんとか支援できないか、話し合いが持たれました。


毎日平和でくらしたい」 阿部一子さんを囲んで
「毎日平和で くらしたい」


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