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ちば市民測定室「しらベル」の開設が毎日新聞千葉版で紹介されました

昨日のちば市民測定室「しらベル」の開設が毎日新聞千葉版でも紹介されました。

放射性物質:市民が運営、測定室 食品や土壌、安全判断手伝う

当日スタッフからの説明がありましたが新基準における「一般食品100Bq/kg」の場合、「しらべル」の使用しているEMF211の様なNaI(Tl)シンチレーションスペクトロメーターで50Bq/kg以上の測定値が確認された場合、ゲルマニウム半導体検出器によって100Bq/kg以下である事を確認しなくてはなりません。

厚生労働省 食品中の放射性セシウムのスクリーニング法

また、スクリーニングの結果がスクリーニングレベル以下とならず、放射性セシウムが基準値よりも確実に低いと判断できない検体は、ゲルマニウム半導体を用いたガンマ線スペクトロメトリー等による試験法を用いて検査結果を確定するものとする。

しらベルでは原則依頼者の持ち込んだ検体の情報は本人以外に公開しませんが、自力で流通品を入手して測定会、講習会などで測定した結果は公開していく予定です。
しかし単に「数字を出せば良い」訳でなく50Bq/kgを超えたものは「危険水域」にあると考えて担当部局に通報するなど市民の一人として社会的な使命を果たさなければならないと思います。

それに伴い今回の基準値改正にあたっては測定装置に必要な性能についても明示される様になりました。

装置のメーカーであるEMFジャパンが公開している「測定下限値」と容器(検体体積)の関係は以下のとおりです。
EMF_ML.jpg
※1測定下限値」は2012年4月1日施行の「食品中の放射性セシウムスクリーニング法」で規定された「測定下限値」算出方法により、本機のバックグラウンドのネットレート(cps)や換算係数(Bq/kg/cps)の実測値から計算(3σ)によって求めた値です。
上記の値は密度が1.00g/cm3の試料を測定した場合の値で、密度がそれより低い場合は密度に反比例して増加します。検出限界値と測定下限値は代表値です。室温変動・γ線バックグラウンドレベル・γ線バックグラウンドレベルの変動が大きい場合、上記より性能が悪化する場合があります。


長々と書いてありますが、要点は
1)測定下限値は実際に設置した場所のバックグラウンド線量により高くなる場合がある
2)検体の密度が1.0より低い時測定下限値は上図の数値より高くなる

ということだと思います。
具体的に100Bq/kgの基準値を確実に検出するために新基準では「測定下限値」は25Bq/kg以下であることが求められています。
しらベルで確認した検体の密度は葉物野菜で0.5~0.6、根菜類で0.6~0.7、ミンチ状にした魚類、肉で0.9~1.0程度で上の表より確実に精度が低下します。

しらべルではこうした理由から測定機を専用の空調を備えた隔離されたスペースに配置したり、「検体は1リットル」としていますが、これまでの「基準値500Bq/kg」の時の様に定下限値を「カタログに書いてあるから○○ベクレル」「自分たちは数値を読んだだけ、後はメーカーに聞いてくれ」では通りません。

使い方が適切でなかったり、検出部が汚染される様な環境での使用場合、当然その条件は満たされませんので、装置のユーザーにはそれなりの知識と管理能力が要求されているのは行政も市民測定所も同じ事だと考えています。


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