子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

調整池の水中、土中の放射能測定(こてはし台)

以前から調査活動に協力していただいているSWR株式会社の山口さんにお願いして、こてはし台調整池の土中、水中の放射能濃度を試験的に計測しました。(今回の調査については千葉市下水道維持課の担当者と湯浅市議にもお立会いいただきました)

調査に先立ってサーベイメーター(RT-30) で調整池全体の空間線量を確認しました。昨年11月のまもる会の調査時より線量の低下傾向が見受けられましたが、木道付近の線量が増加していたり、雨水で表土が削り取られた箇所では5cmの線量が2.2μSv/hなど逆に上昇している箇所もあり、狭い調整池の中でも放射性物質が移動していることがわかりました。


より大きな地図で こてはし調整池(RT30による線量マップ) を表示

前回の土壌調査の結果をふまえ、今回の調査の目的は検出部(シンチレーター)を土中に打ち込み土壌の深さ方向の放射能濃度を調べるのが目的です。今回使用したSSM-1 はセンサー部が完全防水で土中挿入時の荷重に耐えられる強度をもったケースに収められています。

通常の空間線量計としても使用できるため数値表示は[μSv/h]ですが土中に打ち込むとあらゆる方向からのγ線を検知するため、表示は絶対値というより表面との相対的な大きさになります。
今回の調査ではセンサーを最大限地中に打ち込んでも(長さ30cm程度)線量表示は1/2程度と放射性セシウムが深く土壌に浸潤していることがわかりました。

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事前に100,50,5cmの空間線量を測定  センサーで土中の放射線量を測定

この装置の重要な用途は防水性を生かして水中の放射線量を直接測定できることです。(こてはし台の様な条件下では放射性セシウムは土壌と結合して、ほとんど水に移行しないため水面下の土壌の放射線量を表示していると推定されます)

流れの早い中央部は線量が低く、岸辺や水が滞留し落葉の溜まった箇所では線量が増加し1μSv/hを超える箇所があったことには参加したメンバー一同大変驚きました。
おおむね中央の池部分は線量が低く、放射性セシウムの大部分が途中の土壌に吸着してそれほど届いていないこともわかりましたが、一部木道付近でも水中の線量が高い箇所があり、分布がまだら状になっている可能性が指摘されました。

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水中の放射線量を測定        水際(岸辺)の数値と比較

もともとμSv/hは文字通り「空間線量」(人体への影響度)なので、直感的にはわかりすいのですが、土中、水中の放射能量の評価としては取り敢えずγ線の時間あたりのカウント数(cpm)、将来的にはベクレル量を評価できるようになればと思います。

NHK 東京湾河口で放射性物質調査

東京都が環境庁に東京湾に流れ込む主要河川の河口部の放射能調査の実施を申し入れたというニュースもありましたが、私たちの坂月川での調査でも空間線量測定や土壌調査は行いましたが環境影響の評価という点では不十分です。
今後、こうした装置の開発や利用には大いに期待していますので、検証、評価活動にも市民活動として協力するとともにデーターを活用させていただければと考えています。行政の担当者の方にも是非協力をお願いしたいと思います。


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