子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

議会への陳情書を提出しました

 昨日(2月14日)千葉市議会あて2本の陳情書を提出してきました。合わせて、この陳情が審議される常任委員会での意見陳述も申し込んできました。開催日程は2月16日に開かれる議会運営委員会で決まります。陳情内容は先日市長、教育長あて提出した要望書とほぼ同じものですが、開かれた議会の場でしっかりと審議をしていただきたいと考えています。これから各会派の幹事長さんなどに趣旨をご説明にうかがう予定です。関心のある方は委員会の傍聴においで下さい。

              放射能対策の強化を求める陳情書

(1) 趣旨
 福島第一原発事故からまもなく1年目を迎えようとしていますが、放射能問題は私達市民の生活の様々な面に大きな影響を及ぼしています。
千葉市においては昨年9月議会で放射能測定ポイントの拡大を求める陳情が採択されて以降、子ども達の活動する周辺の測定が実施され、結果が公表されてきたこと、給食のゲルマニウム検査、測定器の住民への貸出などが実施されていることに感謝するものです。しかしこの間、関東地方においても8県102市町村、千葉県内では9自治体が汚染状況重点調査地域に指定されるなど汚染の広がりの深刻さを再認識しているところです。
 私達「子どもを放射能からまもる会in千葉」では、昨年より住民の依頼に応じて身近な所での空間線量や土壌の調査をしてきました。調査の中では、1メートルでの空間線量ではそれほど高くない場所でも、雨風によって放射能が移動し、思わぬところからマイクロスポットが発見されています。千葉市は面的な除染が必要となるレベルではないとのことですが、この間各地で見つかっているマイクロスポットなど線量の高い所をしっかりと探し出し、的確な対処をすることは極めて重要であると考えます。未来ある子どもたち及び市民を守るため、放射能の影響を出来る限り最小限に抑える立場に立ち、下記の取り組みをしていただきたく陳情いたします。


                     記
1,関東地方153区市のうち35%が子どもヘの影響や住民の不安に配慮し、環境省の除染基準「地表から50センチ~1メートルで毎時0.23μSv」より厳しくし、測定の高さを低くしたり線量の基準を厳しくしているとの報道がありました。千葉市もこれらの自治体と同じように市民目線での基準を検討し対応していくこと。

2,千葉市がこの間測定した学校・保育所・公園などの空間放射線量のうち、少なくとも0.23μSv/h以上の所については軽減対策を行い、結果を公表すること。

3,事故から1年近く経過し放射性物質が風雨により集積し、思わぬところで高放射線量が計測されるいわゆるマイクロスポットが問題となっています。横浜市ではマイクロスポットがないかどうかを順次計測していますが、千葉市においても子どもの使う施設や道路等を中心に地表近くを細やかに測定し、必要に応じ対処すること。

4,市民からのマイクロスポット等の通報があったときには、再計測や軽減対策など迅速に行い公開すること。


(2)理由
 昨年12月段階でも首都圏の自治体の35%で、国の除染基準より厳しい基準で対応していることが報道されています。例えば市川市では放射線量低減の取り組みに係る基本方針を策定し、放射能対策担当室を設け、目安値を0.23μSv/h以下とし、0.19μSv/h以上の施設にも取り組むとしています。また横浜市では地表1センチの線量も計測し、いわゆるマイクロスポットについて施設の緊急調査をし、市民からの情報提供に対しても測定、清掃、撤去の結果報告を公開しています。
 このように千葉市と同じように基本的に市町村単位での面的な除染が必要な線量の水準ではない地域であっても、市民目線での対策に取り組む自治体が数多くある中で、千葉市の1μSv/hを目安とする方針は現場での低減対策の遅れに繋がるものと考えます。早急に対策を強化していただきたいと考え、陳情いたしました。
添付資料 東京新聞記事


   放射能濃縮が生じている調整池・河川への迅速な対応を求める陳情書


(1) 趣旨
 横浜市の小学校近くの排水路付近から空間線量6.85μSv/h、土壌からセシウム合計で62900Bq/Kgというホットスポットが見つかっています。文部科学省による上空からの放射能モニタリング測定結果では広いエリアでの汚染度は判っても、私達の生活圏での汚染はまだらであり、特に子ども達が利用する施設等では50センチから1メートルでの空間線量の高い箇所については、きめ細かな調査をし、きちんと対処することが必要です。
 昨年9月議会で採択された、「放射能から子ども達を守るため放射能測定の充実を求める陳情書」の中には、周辺のいくつかの自治体で取り組まれている「地表近くの放射能測定を実施」することや「放射線量の高い箇所や地域については、土壌の調査もすること」という内容がもりこまれていましたが、行政の判断で実施されませんでした。
 私達は、昨年より住民の依頼に応じて、身近な所での空間線量や土壌の調査をしてきました。その中で、人工構造物が多く裸地の少ない都市特有の濃縮によって、雨水が流れこむ調整池や河川から高濃度な土壌汚染や高い空間線量が計測されました。文部科学省による航空機によるモニタリング測定結果では千葉市のセシウム134、137の沈着量の合計は高い地域で10000 Bq/㎡~30000Bq/㎡(約150~460Bq/Kg)となっていますが、花見川区の調整池から非常に高濃度な汚染が測定されました。

1, 花見川区みはる野調整池
 花見川区北部は空間線量が他区より比較的高く、調整池が心配であるとの住民からの声がありました。調整池の地表1センチで0.6μSv/hが測定され、当会が千葉県環境財団のゲルマニウム半導体検出器による分析を依頼したみはる野調整池の土壌の結果は、セシウム合計で36000Bq/kgでした。
これは事故以降、周囲からの雨水が流れこみ、放射性セシウムが濃縮したものによると思われます。市が実施した空間線量調査では地上1メートルで0.24μSv/hで、空間線量から土壌の汚染密度を推定するのが困難であることがわかります。現状ではフェンスで囲まれて一般市民が立ち入る事はありませんが、飛散防止措置がとられているわけではありませんので、対策を求めるものです。

2, 花見川区こてはし台調整池
 こてはし台調整池は、当会が実施した1メートルの空間線量調査では1μSv/hを超える箇所があったため土壌検査をした所、セシウム合計で17700Bq/kgでした。千葉市の再調査でも0.8μSv/hあったと伺っています。
ここは子ども達のデザインを生かし地域住民の憩いの場として整備され、草刈りなど市民協働での維持管理がなされ、自由に散策できる調整池として親しまれてきただけに極めて残念です。2つの調整池いずれの場合も、一般の処分場での埋め立て可能な上限値8000Bq/kgすら超えており、しっかりとした管理を求めるものです。

3, 坂月川
 住民からの通報により当会が放射線量を測定した坂月川上流域モノレール下付近で、1メートルで最大約0.4μSv/h、地表近くでは最大0.8μSv/hという極めて高い数値が計測されました。土壌調査結果はセシウム合計で2400Bq/Kgです。高線量が計測されたのは住宅地からの雨水流入口周辺及び下流の一部区域です。高校もあり生徒がランニングしたり、市民も散歩している場所の近くでもあり、対策が必要と考えます。

 上記の箇所について、子ども達や市民が放射性物質の堆積物に接触したり、吸入したりすることがないように、的確な対策を実施していただきたく以下の項目について陳情をいたします。

                 記

1, 花見川区みはる野調整池については、乾燥した土壌が強風などにより近隣の住宅、公園などに飛散し、住民が高濃度の放射性物質を吸入する可能性があることから早急に飛散防止対策を講じ、周辺への環境影響も調査すること。

2, 花見川区こてはし台調整池について、市はより詳細な調査を実施し、住民への周知と立ち入りの制限、線量の軽減対策等を早期に講じること。また維持管理に関わる地元住民と協議しているとのことですが、市として、市民や草刈りなどをする事業者や職員が被ばくしないようきちんとした方針を持って対応すること。

3, 坂月川について、市としても早急に調査し市民への周知、部分的には立ち入りの制限をするなど対策を講じること。また流域で同様の箇所がないかどうか調査すること。

4, これらの都市特有の濃縮では対処しても再び雨水や風雨によって同じ所に放射能が集まる事が想定されますので定期的に計測し対処すること。

(理由)
 今回、市民が出資して実施した土壌調査の測定結果では、極めて高濃度であることが判明しています。千葉市は対応する目安を周辺と1μSv/h以上の差としているとの説明を受けていますが、これでは市民の健康を守り、市民の不安にしっかりと応えるものとはなりません。行政として再調査をし、効果的な対処をしていただきたいと考えます。
環境財団の土壌調査結果の資料1.2.3添付





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