子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

千葉市内での放射性降下物の増加(日本分析センターの観測データー)について

「まもる会」や「ママの集い」のメーリングリストなどですでにご存じの方もおられると思いますが、年末から年始にかけて千葉市内(稲毛区)にある日本分析センターが公開している降下量が従来の「不検出」からセシウム合計で54M(メガ)Bq/km2となっています。

日本分析センター 大気浮遊じん、降下物、水道水の測定結果について

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2011/12/26 ~ 2012/1/4にかけてセシウム合計で54M(メガ)Bq/km2の降下物があったようですが、同じく日本分析センターの公開している同期間の空間線量データーでは有意な変化は認められませんでした。
過去にさかのぼると12月9日の早朝から空間線量が急増(30%以上)していますが時期が合いません。
(γ線において1Gy≒1Sv)

日本分析センター 空間放射線量率について(日別データー)

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メールで教えていただきましたがアメダスによると12月8,9日とも降雨はなく前日は比較的温暖、9日早朝は放射冷却で気温が急降下したようです。

文科省の降下物モニタリングデーター
環境放射能水準調査結果(定時降下物)(平成23年12月9日9時~12月10日9時採取

右欄からI131 Cs134 Cs137 で福島市、ひたちなか市で13[MBq/km2]の放射性降下物が観測されています。

mext1209-10fo.jpg

12月25~26日については福島市で4[MBq/km2](Cs137のみ)26~27日にはセシウム合計で26[MBq/km2]観測されています。

mext1225-26fo.jpg

単位に馴染みがなくつかみ所がないので13MBq/km2→ 1300万ベクレル/平方キロ をm2(平米)に換算すると
13,000,000÷10002 =13Bq/m2
無理矢理ですが文科省方式で土壌の重量単位に直すと 
13÷65=0.2[Bq/kg] になります。

同様に日本分析センターで観測された54MBq/km2は
54Bq/m2
0.83[Bq/kg]
で、かつ1週間の積算なので空間線量への直接の寄与度は非常に小さいと思われます。

年末、年始の福島第一原発でのイベントを拾うと
1)年末、年始に使用済み核燃料プールの循環ポンプを停止させた。
2)元旦の地震で4号機使用済み核燃料プールの水漏れ?が起きた

AREVA.jpg

上図はAREVA社のレポートからの抜粋ですが定期点検中で「使用核燃料」がプールのなかにある4号機の概念図です。
核燃料は猛烈な崩壊熱と放射線(中性子線)を出し続けるので原子炉圧力容器を満水にしてプールとの間のゲートを開いて水中で核燃料を移動させています。当初原子炉との障壁(のシール)が破損したという情報がありましたが、循環ポンプの不具合という事になっているようです。


現時点で、降下物の原因は原発からの放出ではなく風による「舞上がり」ではないかという説が一番説得力があるように思います。(やはりメールで教えていただきましたが日本分析センター周辺の土壌は火山灰土だそうです)

群馬大の早川先生(火山学)によると「冬は温度が低いので地表面はあまり動かない」そうですが、逆に言えば温度が上がった時は要注意かもしれません。
春先は花粉だけでなく地表の温度が上がって、まだ草が生えない頃に大風が吹くと砂塵が舞上がりますから、その頃どの程度影響がでるのか注目しています。

今回の例が今年限りなら良いのですが「年中行事」になると思うと憂鬱になります。
正月早々会のブログでガイガーカウンターの「測定オタク」記事に嫌気のさした方もおられるかもしれませんが、言いたいのは余程の粗悪品でない限り表示の絶対値はともかく微小な変化は検出できているはず、という事です。

ガイガーや線量計をお持ちの方は室内などを測定して「平時」の値を記録しておいていただき、そうした情報を市民が共有すれば「政府による情報隠蔽」などありえないと思っています。

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