子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

千葉市近隣自治体の状況(2)

前回のつづきです。各市のホームページは随時更新されますので新着情報はオリジナルで確認して下さい。

[佐倉市]
佐倉市のホームページに佐倉市、成田市、四街道市、八街市、印西市、白井市、富里市、酒々井町、栄町 の9市町が千葉県に提出した要望書のリンクがあります。
測定結果については以下にまとめられていますが、土壌の測定も行っているのは注目されます。
放射線量の測定について
「下記施設において空間線量(中学校:地上1m、その他:地上50cm)の測定を佐倉市八街市酒々井町消防組合の協力のもとでおこないました。
 また保育園及び幼稚園においては砂場の表面汚染(地上1cm)の測定もおこないましたので、併せて報告します。
 今回の空間線量の測定結果は0.06~0.28μSv/h(マイクロシーベルト/時間)で、文部科学省の「福島県内の学校等の校舎・校庭等の利用判断に おける暫定的考えについて」(平成23年4月19日)で定める空間線量率3.8マイクロシーベルト/時間を下回っています
 なお土壌の安全基準については定められていませんが、参考として保育園及び幼稚園の砂場の表面汚染の測定(セシウム137に換算)をおこないました。」


4地区30ポイントについて測定データが公開されていますが、中学校:地上1m、その他:地上50cmという独自の判断で他の地域と比較する場合に問題が生ずるかもしれません。全データー36点(うち2回目6点)は0.06~0.28μSv/hの範囲で0.2μSv/h以上のデーターが17点あり空間線量は高めという印象を受けます。ただし上記の様に50cmのデーターであること、土壌については簡易型の表面汚染サーベイメーターによるものなので参考と考えた方が良いと思います。
引用部分に下線を引きましたが文科省の暫定基準は被災地(福島県限定)の緊急避難的な夏休みまでの「暫定措置」なので他地域に適用して「安全」の根拠するのは不適当であり、文科省もそんなことは言っていません。なにか勘違いをされているのではないでしょうか。

[四街道市]
隣接する(財)日本分析センターの結果の紹介の他、市独自で5箇所を測定して測定し、今後も継続、範囲の拡大を行うそうです。佐倉市と同様に引用部分に下線を引きましたが文科省の暫定基準については「公準」とまでは言い切っていないようです。
大気中の放射線量に関する測定結果について
「測定場所は市の東西南北と中心部を考慮し、八木原小学校、みそら小学校、鷹の台公園、中央保育所、西中学校の5地点を選定いたしました。今回の測定結果は、文部科学省の「福島県内の学校等の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方について」(平成23年4月19日)で定める空間線量率1時間あたり3.8マイクロシーベルトを下回っています。今後は調査地点を拡大するとともに継続的に調査を行い、公表してまいります。」
測定場所の高さごとに5回測定し、測定値の平均値を測定結果としました。
校庭   5,50,100cm   0.13,0.11,0.09μSv/h
校庭     同上      0.15,0.13,0.12μSv/h
公園     同上      0.15,0.16,0.11μSv/h
校庭     同上      0.18,0.17,0.10μSv/h
園庭     同上      0.13,0.14,0.12μSv/h


6/11追記
5月31日測定の5点(上記)の再測定も含め6月3日~9日が追加されていました。グランド、園庭とあるのは「土」と解釈しました。またオリジナルにも天候の記録はありません。なお、データーの並び(100,50,5cm)はオリジナルと逆になっていますので御注意下さい。

また、今回の測定結果は、文部科学省の「福島県内の学校等の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方について」(平成23年4月19日)で定める空間線量率1時間あたり3.8マイクロシーベルト及び放射線量低減策を実施する場合の指標1時間あたり1マイクロシーベルトを下回っています。今後も、さらに継続的に調査を行い、公表してまいります。

評価として「低減措置1μ」が追加されています。県内の自治体は横並びということでしょうか。

四街道市内小中学校、保育所測定結果あ(まとめ) 単位はμSv/h
測定場所100cm50cm5cmdate
四街道市四街道 四街道小学校0.110.130.156/6
四街道市山梨 旭小学校0.100.100.156/9
四街道市物井 南小学校0.140.140.156/6
四街道市鹿渡 中央小学校0.120.100.146/6
四街道市大日 大日小学校0.110.120.156/6
四街道市千代田 八木原小学校0.080.120.136/7
四街道市和良比 四和小学校0.170.150.126/9
四街道市旭ヶ丘 山梨小学校0.190.160.176/9
四街道市みそら みそら小学校0.160.150.146/7
四街道市つくし座 栗山小学校0.100.170.156/6
四街道市美しが丘 和良比小学校0.070.060.046/9
四街道市鷹の台 吉岡小学校0.120.130.136/9
四街道市めいわ 四街道中学校 0.210.170.146/9
四街道市千代田 千代田中学校0.120.150.156/6
四街道市南波佐間 旭中学校0.130.140.156/9
四街道市大日 四街道西中学校0.130.140.166/7
四街道北中学校 四街道市栗山0.150.190.156/6
四街道市鹿渡 中央保育所0.170.160.166/7
四街道市千代田 千代田保育所0.090.110.176/3
四街道市鷹の台 鷹の台公園0.150.150.166/7


[成田市]
市のホームページのトップからは学校、公共施設での空間線量についての情報は見つけられませんでした。「東日本震災関連情報」から
市内小中学校及び幼稚園,保育園(校庭,園庭)の放射線量測定結果について でデーターが公開されています。
小学校38ヶ所、幼稚園、保育園30ヶ所について行っていますが、ポイント数としては最大かもしれません。それぞれの校庭、園庭の中央の50cm,100cmについて測定を行っていますが5cmのデーターはなく砂場とか測定ポイントに留意はしていないようです。データーも30秒間の「最大値」「最小値」を記録するという独自の方法です。
注目されるのは保育園園庭50cmの最大値で0.3,0.35,0.38μSv/hと比較的高い値が出ていることです。
同じく「東日本震災関連情報」以下にある項目ですが
福島第一原子力発電所の事故に伴う放射線の影響は心配ありません
「千葉県の大気環境中の放射線量については、3月15日の午後5時に、地震発生後の測定結果では最大値である0.313マイクロシーベルト/時を観測しましたが、この値は、胸部レントゲン撮影時(50マイクロシーベルト)の160分の1程度のレベルであり、この最大値を含めて、現在まで、健康に影響を与えるレベルではありませんので、ご安心ください。」
とありますが
判断の基準としては「おなじみ」ですが以下の説明がありました。
「成田市内小中学校,幼稚園,保育園の空気中の放射線量(校庭,園庭中央の地表から1m及び50cm地点)の測定を実施しました。その結果,文部科学省が子どもの屋外活動を制限する暫定的な目安と定める空間線量率3.8μSV/h(マイクロシーベルト/時間)を下回っています。このことから市内小中学校,幼稚園,保育園の校(園)庭を平常通り利用して差し支えないと考えています。」
放射線関係は農政課で牧草、生茶葉、ほうれんそうの測定結果が公表されています。
牧草の放射性物質検査結果について
農産物の放射性物質検査結果について
生茶葉についてはセシウム134+セシウム137合計で622Bq/kgで暫定基準値(500Bq/kg)をこえています。「影響がない」というのは早計というか少し強引な結論ではないでしょうか。

[木更津市]
市内の保育園13箇所について独自に測定して、今後も継続するようです。ただし「自然放射能」云々は「一般公衆1mSv/年は自然放射線を除く」という習志野市の見解が妥当なもので、バックグラウンドと比較しないと、いきなり世界の平均値を持ち出しても無意味です。
放射線量等について(6月1日更新)
保育園・小中学校での放射線量の測定結果
大気中の放射線量について
「測定した結果、保育園及び小中学校で一番高い数値はともに、1時間当たり0.12マイクロシーベルトでしたので、24時間×365日として計算すると年間1.05ミリシーベルトとなります。なお、独立行政法人放射線医学総合研究所の「放射線被ばくの早見図」では日本における平均年間自然放射線は1.5ミリシーベルト、また、世界平均では2.4ミリシーベルトとされています。」
大気中放射線量の測定は、今後も予定しています。
 放射線量等の測定結果 [84KB pdfファイル]
市の福祉部児童家庭課職員が13箇所の市内保育園を測定されていますが測定場所(園庭、砂場)等はわかりません。園児に配慮したのかデーターは5cm,50cmで100cmのデーターがありません。
5cm  0.09~0.11μSv/h
50cm 0.09~0.12μSv/h

[市原市]
市のホームページのTOPにはリンクがなく「東日本大震災関連情報」または「人生のできごとから探す」→「教育」に以下の情報がありました。
市内小中学校での放射線量の測定について
6月3日に市内の小、中学校13箇所について外部業者への委託で空間線量を測定するようです。各ポイント5,50,100cmの3データーですが結果と対応は「随時公開」だそうです。

上記の測定結果が6月7日付けで公表されています。

平成23年6月3日(金曜日)に、市原市内小中学校12地点の空気中の放射線量(校庭の地表から100cm、50cm、5cmの高さ)の測定を、財団法人千葉県環境財団に委託し実施しました。その結果、各地の放射線量は、1時間当たり0.089~0.188マイクロシーベルトで、文部科学省が示している校舎・校庭等の利用判断における暫定的な目安(1時間当たり3.8マイクロシーベルト)を下回りました。

今後の対応についての文言は見当たりません。「これで十分」との意向なのでしょうか。
使用した放射線測定装置は検出部にNaI (Tl)(ヨウ化ナトリウム-タリウム結晶)を用いたものでこれまで話題になりましたがGM菅を用いた簡易型携帯測定器より高感度であると思われますが、メーカー、仕様は不明です。(詳しく測定原理など知りたい方はこの解説を読んでみて下さい)
市原市のデーターは小数点以下3位まで記録されていますが、このまとめでは2位以下切捨てした数値を用いています。議論はあるかもしれませんが、一言で言えば「四捨五入」する根拠がないからです。
また測定箇所の状態はj明示されていませんが「校庭の中央」との事から「土」と仮定しています。また測定時間や天候も省略しましたのでオリジナルのデーターを参照してください。


i市原市 市内小中学校放射線測定結果(まとめ)  単位はμSv/h
測定場所100cm50cm5cmdate
市原市平野 加茂中学校0.080.080.096/3
市原市安久谷 南総中学校0.120.120.126/3
 市原市松崎  養老小学校0.140.140.156/3
市原市有秋台西 有秋西小学校0.170.180.186/3
市原市青葉台 青葉台小学校0.160.170.186/3
市原市青柳 千種小学校0.160.170.186/3
市原市五井 五井小学校0.140.140.156/3
市原市南国分 国分寺台小学校0.130.130.146/3
市原市八幡 八幡小学校0.140.150.156/3
市原市辰巳台東4 巳台東小学校0.140.140.156/3
市原市潤井戸 湿津小学校0.150.160.166/3
市原市ちはら台 清水谷小学校 0.130.140.146/3


市内保育所での放射線量の測定結果について(千葉県測定)  更新日:2011年6月10日
上記の測定とは別個に千葉県が市内の保育所2ヶ所について測定していますが5cmの記録がないことや測定を別個に行った経緯などが良く判りません。
市原市 市内保育園測定結果(まとめ)    単位はμSv/h
測定場所100cm50cmdate
市原市馬立 馬立保育所0.080.086/8
市原市大久保 白鳥保育所0.070.086/8

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心配性?
千葉市(緑区)の隣、大網白里町では、町平均0.13
http://www.town.oamishirasato.chiba.jp/contents_detail.php?co=cat&frmId=2306&frmCd=49-1-2-0-0
沖合2キロの海水からは不検出と言うのですが、
http://www.town.oamishirasato.chiba.jp/contents_detail.php?co=cat&frmId=2319&frmCd=49-1-1-0-0
これから海水浴シーズンなので、波打ち際や砂浜や海底砂が気になります。漂着物も。
雨水なんかも、庭先の鉢皿に溜ったのを猫が飲んだりするので心配になります。
また、当初は不検出で安心と言われていた地下水は、今でも安心なのか、これまた気になります。
更に更に、野焼きをしている畑で放射性物質が飛散しないのだろうか?とか、木の下が高いと言うことは。掃除の行き届かない家具やソファ下など、実は室内も案外高いんじゃないかとか、いちいち自分で計れるわけじゃないので、不安に思う事があります。
と、言いつつも見えない臭わない放射能に注意を向け続ける根気は尽き、「もうなんでもいいか」と思い始めてもいます。
携帯電話にあったらいい次の機能はガイガーカウンターですね。
2011.06.15 21:00 | URL | アミ #- [edit]
たくさん情報ありがとうございます。
こんにちは。私の娘はサーファーなのですが、原発事故以来茨城や千葉の海へ行く事もなくなりました。親が意見をしたのではなく本人として考えるところがあったのかと思います。
私も大網や八街、佐倉がお茶の産地だというのは今回初めて知りました。教えていただいたデーターを加えてお茶の問題は続けて考えてみたいと思います。
ありがとうございます、助かります。
大網はこれから「市」になるようですが、まだまだ良くも悪くも田舎で、この放射線問題を扱っている個人やグループは殆ど見つける事ができません。
ネット上では毎日測定値を公表している
マキパパさんと言う方と
http://ameblo.jp/homeschool/
町議員の黒須さんと言う方を
http://www.geocities.jp/ooamicross/housyasen.html
見つける事ができるくらいでした。
2011.06.16 13:22 | URL | アミ #- [edit]

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