子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

ガイガーミーティングin千葉

ちょっと標題が大げさだったかと思いますが、そもそも「ガイガーミーティングって何?」という疑問もあると思います。ガイガーミーティングは個人で放射線量計を持って周囲の線量を測定している人たちが集まり、同じ場所を測定しながら機種ごとの数値の違い(傾向)を確認したり、ノウハウや情報を交換しあう集まりのことですが、別にガイガーカウンターだけが参加資格があるわけではありません。

SCIMG1102.jpg

今回集合した線量計は
clearpulse MrGamma A2700(シンチレーション検出器)「まもる会in千葉」

Horiba Radi PA-1000 (シンチレーション検出器) 個人

ECOTEST TERRA MKS-05(ガイガーミュラー管)個人

全員女性というのがなにげにすごいのですが、参加者の希望により実施した場所や日時については公開しませんのでご了解下さい。まずA2700の大きさが目を引きます。最近は慣れましたが最初人前で出して測定するにはちょっと度胸がいります。

3機種比較

皆さん線量計はビニールに入れ大事に使用してているのと、素人写真なので3台とも向きが揃って液晶表示がはっきり写っている写真が意外と少なかったのが残念ですが、特徴がよくわかるものを貼っておきます。

写真のようにRadiは3機種の中で線量を一番高く表示します。その次がA2700、TERRAですが、2倍も3倍も違うわけではありません。よく「ガイガーカウンターは高めに出る」と言いますが、TERRA-Pで特に高めに出るのは0.1μSv/h以下の線量の場合のようです。今回の企画も「自宅内の線量が高くて心配」という相談があり実現したものですが、TERRA-Pの場合RadiやA2700に比べて約1.5倍程度高めということがわかり納得されたようです。

これは装置の仕様(目的)にもよるもので測定範囲の上限が3桁違います。

Horiba Radi PA-1000 0.001~9.999μSv/h
ClearPulse A2700   0.001~9.999μSv/h
TERRA MKS-05    0.001~9.999mSv/h


例えば現在でも福島県双葉町の駅前では空間線量が9μSv/hありますが、シンチの2機種では表示が振り切る可能性があるので怖くて使えません。堀場製作所のHPでも「環境放射線の測定のための装置で安全危険の判断には使えない」とはっきりことわっています。 つまり1m線量が10μSv/h以上のような高線領域での直線性と低線量域の直線性を両立させるのは難しい(日立アロカのTCS-172Bも上限は30μSV/h)ので、以前「まもる会」で使用していた富士電機のサーベイメーターの様な高線量用の装置は特性を理解した上で使用すれば良いと思います。
そう考えるとTERRAは(そういう傾向さえ理解しておけば)かなり出来の良い線量計だと思います。

以前紹介しましたが、少しマニアックですが611ガイガーミーティングでの比較資料がありますので参考に。
少なくともこの結果ではRadiはアロカのTCS-171と遜色のないデーターです。

Horiba Radi とClearPulse A2700との差については群馬大の早川先生のブログに参考になるデーターがありました。
シンチ2種の比較

さらにマニアックですが
様々な線量計に対する検出器感度の見積り方法について
両機種ともγ線感度の公称値は1000[cpm/μSv/h]ですがCs137での実測値は3000~のようです。

シンチレーション式放射線測定器の一覧・価格
ただしCsI(ヨウ化セシウム)検出器のサイズがRadi 5.4cm3 A2700 3.1cm3 というのが地表部での測定の場合、検出部との幾何的な位置関係(ジオメトリ)で効いてくるのかもしれません。
(by otto)
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