子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

千葉市の流通食品の放射性物質検査について(その2)

前回に続き、千葉市の食品検査についての聞き取り内容です。
3.測定日と職員体制について

「これまで検査日は月・木と週2日でしたが、10月13日より給食食材も対象となったため、月・火・木の週3日となった。
職員体制は、月曜日は市場などの流通食品5検体2人、火曜日は保育所の給食5検体で2.5人(一人外部からの応援で半日)、木曜日は学校給食12検体で3人。」


4.給食の検査について

「それぞれ学校、保育所について、検査は1品目。年度末までにできるだけ全ての所の調査をしたい。品目や産地の選び方などは教育委員会等が決めることであり、ここは調査を依頼されて検査するだけである。」
「教育委員会としては食材はまんべんなくということで事前に選ぶが、産地決定については直前になってしまう。また前日検査なので生鮮のものはやっていない。」
 
*学校給食食材で1カウント出た場合
「翌日使用する食材を前日検査するが、先方の対応のため、夕方までに連絡する。食材を使うかどうかは教育委員会などが決める。」

1カウントが出た場合、67.8ベクレルを推計するといってもどう考えてみたらよいのか分からないのでは。実際何ベクレルのものか保護者がわかれば判断材料になるので調査はしないのか」うかがった所、
あくまでスクリーニング(暫定規制値500ベクレル以下かどうかの判定)であり、ゲルマニウム半導体検出器による検査に出すか出さないかは教育委員会で判断する」ことでした。


5.意見・感想など

①検査体制について
現在の機器では試料が2キロのため、食品(試料)を細かく刻んだりの準備作業が大変で、当日は銀杏の殻を割っているところを見ましたが、あさりなどの貝類は可食部分に分けるだけでもさらに時間がかかるとのことで前処理作業にかなりの時間が取られているとのことでした。

このような準備を全て正規職員がやって時間が取られているのは疑問に思いましたので
子育て中の理系(化学分析、環境計測系)の実務経験のあるお母さんや退職された技術者の方を補助職員を活用するなどして、もっと検体数を増やすようにしたらどうか」と提案しました。
これに対しては「外部の職員の応援も頂いている。まず現状の人数の中で、週22検体をできるところまで頑張ってみる」とのことでした。
試料の準備などはある程度の知識と技能のある人であれば正規職員でなくとも良いようですので、補助職員などで検査体制を強化して、給食の検査品目を増やすなど検討して欲しいものです。


②給食は1cpsでも精密検査を
3cps以上(推定値200Bq/kg)は暫定規制値を超えているかどうか疑いがあるので確認のためゲルマニウム検査に出すとのことですが、当面は2cps以下、1cpsや0でも一部検証のため外部検査に出しているそうです。
これまで1cps出たものがゲルマニウム半導体検出器による検査でどのくらいの数値だったのか」うかがいましたが
不検出あるいは67.8ベクレル以下だったが、公開するにあたっては千葉市の検査はあくまでもスクリーニング検査であり、どのくらいかを推計できる測定結果の1cps」とのことでした。

しかし給食は市が提供する食材を子どもたちが口にするものです。1cpsのものについて、実際どのくらいの数値なのか保護者としては知りたいし、給食空の内部被ばくゼロを目指した安全管理の徹底を行うことといった内容の陳情も採択されています。一般の流通食品と同じ扱いであるのは疑問です。

1cpsの取り扱いは「教育委員会等の判断による」とのことでしたので、教育委員会に問い合わせてその判断についてうかがいました。教育委員会では「2cps以上は精密検査に出すという市の基準に統一してやっており、食材の使用はストップする。」
1cpsの物の精密検査もやるべきではないか」と考えをうかがったところ、
これまで出ていないが公表した結果について要望が出てくれば対応も考えていかなければならない」とのことでした。
やはり市民が声を上げて、現状より少量の食材でも短時間に多くの試料を検査できる精度の良い検査機器の整備を求めていかなければと思いました。


小学生と中学生のお子さんをお持ちの参加者 Nさんの感想

放射線測定の機械についてなどは知識が全くありませんので、千葉市の測定の機械がどうなのかなど私には詳しいことはわかりませんが、検査している品目の少なさや、学校給食に関しては気休め程度の検査でしかないということがはっきりとわかりました。
研究所の方は、委託された食材を検査するのみで、学校給食に関しては教育委員会の指示で全て動いていることに衝撃を受けました。もっといろんな場で、子供たちを守ることを真剣に話し合っていただきたいと思いました。
今回の見学を終えて、店頭に出ている食材が安全ではないなと改めて感じましたので、今後もやはり、産地にこだわり食材を購入していこうと思います。
加工品などは原材料の産地などがわからないため、一刻も早くいろんな食品が安心して購入できるような世の中になることを心より願っています。

(つづく)
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