子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

6月以降の測定結果のまとめ

(1)6-10月の測定結果のまとめ
これまでの調査結果を地域別、時期別にまとめるに当って曖昧だった地域区分を調査時期、人口密度、土地利用などを考慮して(アバウトに)決めました。(例えば瑞穂、さつきが丘は範囲は狭いのですが、高層住宅の人口密集地で周囲に緑地が多いなど戸建てが密集し緑地、露地の少ない検見川、花園、畑地が多い武石周辺など、とりあえず区分して比較してみるということです。)
今後データーを見て区割りを統合したり線引きをやり直す可能性は高いので、データーを区分するための目安と考えて下さい。
集計した結果で今後の測定の方向や定点観測ポイントの選定について考えたいと思います。

地域区分

以下は従来マップなどで公表してきたデーターのうち千葉市分だけを抽出して上図の区分に従って地域ごと、月毎の1m線量の平均値をとり並べ直したものです。(地表部も一応平均値を求めてありますがバラつきが大きいのでさらにリコメントです)

データーは私たちの会の測定のほか千葉県、千葉市など公的団体の結果以外に市民ネットワークちば、中村公江議員(日本共産党千葉市議団)、山口隆史氏、およびインターネット上で公開されている測定データーを利用させていただいています。



大きいシートで千葉市空間放射線量率地区別データー(6月-10月)を見る

千葉市が調査を行なっていない7月分については、ある程度埋めることができましたが、やはり限界があり花見川、稲毛とも北部のデーターが薄く、データー数に大きな偏りがあります。平均を求めるのにかなり無理なことをしていますので、あくまでも「それなり」です。また平均値を求めるにあたって民間のデーターも公的機関のデーターも含め全て同列にあつかい加算しています。

地域別線量推移

上のグラフは代表的な地域の1m放射線量の推移をプロットして近似曲線で表したものですが一番下の中央区、若葉区、緑区は1地域としてまとめてあります。この3区については、例外はあると思いますが1m線量はほぼ0.1μSv/h以下に収まっていると推定しています。美浜区はギリギリで千葉市の定点観測のデーターでも8月以降線量が下げ止まっています。それ以外は花見川区のデーターですが、み春野地区については住宅地に対して調整池が占める面積(影響)が大きいので他と比較して特異な傾向が現れています。

千葉市HP 市内における空間放射線量率の測定結果について(定点測定結果

個別の事例で見ると6月に花見川区北部の花島公園で測定した結果と10月にほぼ同じ場所で再測定した結果を比較すると地表部については低下傾向が確認できますが1m線量については横這い状態と言えます。(一部数値が逆転していますが誤差範囲と考えて下さい)

単位はμSv/h
  6月 10月
花見川区花島公園芝生(100cm) 0.14 0.13
花見川区花島公園芝生(1cm) 0.18 0.16
花見川区花島公園あづまや脇(水辺100cm) 0.12 0.13
花見川区花島公園あづまや脇(水辺1cm) 0.19 0.15

以前の 「千葉市が公表している放射線量データーについて検討しました」という記事で千葉市のデーターだけで同じグラフを作りましたので再掲しておきます。

千葉市空間線量推移

全データーの平均で見ると千葉市の測定データーだけのグラフより傾きがゆるやかになる事がわかります。確かに6月のデーターを見ると平均値に対して千葉市のデーターが全体的に高めですが、「どちらが正しい」というような子どもの喧嘩やケチつけをやりたいのではありません。被ばく量はあくまで累積なので、データーの無い3,4,5月の空間線量がある程度の確度で推定できないと「1mSv/年がどうたら」などと今から言っても全く無意味だからです。

(2)今後の調査について
今後千葉市の学校、幼稚園、保育園、公園の調査が進むに従って千葉市全体の線量分布についてほぼ解明されると思います。(惜しむらくはあと3か月早く始めていたら大英断として賞賛に値したのですが)

ただし行政と言えども全てに目が届くわけではなく、特に千葉市は頑強に地表部分を測定を認めていないので、公園などで比較的高い線量が確認された場所の近くについては詳細に調査をする必要があると思っています。(決して粗探しではなく、あくまでデーターの活用です。)

現時点でも公園の測定は中央1mのほかに草地、土(植込み)砂(滑り台下)、落葉の集積などの1cm測定を小規模公園でも3箇所程度、大規模公園なら8~9箇所行なっています。
10月の測定での特異点は宮野木スポーツセンター(公園)の落葉上で0.45μSv/hですが、全般的に北部の公園の草地(芝)が1m線量で0.13~0.15μSv/hをキープしています。逆に放射性降下物が固着して流動し難い状態にあるとも言えます。(花島、宮野木スポーツセンター等)

柏市根戸の57μSv/hの原因は現状では不明ですが、船橋アンデルセン公園の事例などから降下物の濃縮には人工物と水が関与している事はほぼ間違いなく、内陸性の乾燥地帯であったチェルノブイリとは全く異なる事例だと思います。
放射性物質の環境影響については年単位の長期の調査が必要ですが、千葉市が今回の調査で「打ち止め」にするのか、定期観測を続けるのかという点は大きいのですが、今回一応マトリクスを作りましたので、これまで作成したマップに従って測定箇所の巡回(再測定)をしていく予定です。



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