子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

ひきつづき各地の航空機モニタリングの結果です

文部科学省による新潟県及び秋田県の航空機モニタリングの測定結果について

下図は地上1メートルの空間線量表示ですが県央と県南(宮城県境)に0.1-0.2μSv/hの範囲が点在しています。(神奈川県と同様に土壌濃度では1万~3万Bq/m2に相当します。)県央部(田沢湖の西側)の0.1μ超えの範囲は航空写真だと山岳部のように見えます。

秋田県航空モニタリング


食品検査の場合も「検出限界」や「定量下限」が問題になりますが、文科省のマップでも0.1μSv/h以下(1万Bq/m2)の範囲はベタ表示になっています。推測ですがベタになっているのは表示の問題で、測定上の分解能はもっと高いのではないかと思っています。
個人でClearPulse社のA2700(「まもる会」の同機種のシンチレーション線量計)を使用して秋田県内のほぼ全域を測定してGoogleMapで公表されている方がいるので紹介します。
このマップを見ると秋田県のほぼ全域が0.03~0.04μS/h(7月末時点)であることがわかります。
文科省のデーターのまえがきにありますが秋田は「自然放射能」が高い地域とされ、文科省モニタリングではその影響を減じて計算したようですがA2700の測定値はそれも含んだ「実測値」です。(八幡平北西部の玉川温泉での0.7μSv/hについてはご本人も「ラドン?」の影響と考えておられるようです。


より大きな地図で 秋田県内放射線量map(個人測定)(AKITA.pref. Space radiation dose)(Personal measurements) を表示

非常にざっくりと言えば「秋田県のほぼ全域(宮城県境除く)は千葉県で言えば外房海岸の砂浜と同等の線量」ということになります。

よく中高年男性の一部に「自分たちは核実験真っ盛りの頃に成長期だったが、この通りピンピンしている、心配しすぎ」という方がいます。個人の意見表明は自由ですが非科学的な妄言なら批判されても仕方ありません。

京大原子炉実験所の小出先生が「事故前の日本の農地のセシウム量の平均は10ベクレル(1kg当たり)以下」と発言されたのをどこかで聞き資料を探していたのですが、当会のブログでリンクしている 「くらしと放射能/西船橋測定情報」さんのブログに資料がありました。(船橋アンデルセン公園の問題についても当事者として解説されています)

土壌(5~20cm)中のCs-137の調査地点と測定値(2009年度 年間平均値)
このデーターから全国平均と平米換算(Bq/m2)したシートを作りました。


現在の千葉市の稲毛区、花見川区は文科省モニタリングの結果から1万~3万Bq/m2のゾーンに位置しますが、2009年の全国平均で6Bq/kg、文科省方式換算で392Bq/m2 という数値には別の意味で絶句します。

下のグラフは別の記事で紹介しましたが1960年代の放射性降下物の推移と白米、ビール(麦)のセシウム量をまとめたものです。1963年は部分的核実験禁止条約成立前の駆け込み実験のピークですが、この頃に「7万人を超える人々が故郷を失って彷徨っている」地域が日本にあったでしょうか、ご存じの方がいれば教えて下さい。
米、麦汚染度

先ほどの中高年男性(一部)のご本人はともかく、その方のお子さんたちは「気にしなくてもよい」恵まれた環境で成長期を過ごしたわけで、これから成長期もむかえる、あるいはこれから生まれる子どもやその親に対して「気にするな」というのは、ある意味で「他人の子どもなど知った事ではない」と同義で、倫理的にも非常に問題があるだろうと思います。

<参考>
阿武隈(原発30km圏内生活)裏日記
「気にするな」説の根拠?は間違いも含めて産経新聞記事の孫引きのようです。再三書いていますがCs134は原子炉内の核分裂生成物が中性子を再補足することで生成する特殊な核種で原爆実験では生成しません。

余談ですが「プルトニウムは重いから飛ばない」と主張する「物理に詳しい人」がいますが原発敷地外でプルトニウムが検出されると「核実験で中国から飛んできたものだ」とおっしゃるので素人としては理解に苦しみ「不安を煽られて」しまいます。

人工放射性降下物(死の灰のゆくえ)

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