子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

千葉市の放射線対策と10月4日の学習会の参考資料

10月4日の勉強会は多数のご参加いただき、ありがとうございました。
当日は「食の安全」に関して安田節子さんの「わが子からはじまる食べものと放射能のはなし」(クレヨンハウス)を参考にしたレポートと除染問題についての報告、その後フリートークで意見や情報の交換を行いました。
当日の議題と「まもる会in千葉」の提出した要望書に対する千葉市の説明会(10月13日)についての資料リンク集)をまとめました。

(1)9月12日千葉市議会環境経済委員会審議内容詳細

先日の9月22日の報告会のプレゼン資料として放射線対策を求める請願1陳情6に対する環境経済委員会での審議内容の要点を公開しましたが、その詳細についても公開します。
本 文の注意書きにもありますが、当日はメモのみで録音禁止のため後日議会事務局に伺って録音テープを聞きながら作成したものです。(持ち帰り、コピー禁止) 内容については公式なものではありませんが、この間の千葉市当局の方針を知る上で重要な資料だと思いますのでご理解の上参照して下さい。

9月12日環境経済委員会審議内容詳細(GoogleDoc)

議会への陳情以外に千葉市長宛提出した要望書に対する回答文書が13日の説明会に先立って今週中に出るようなので、内容については分かり次第掲載いたします。


(2)千葉市の放射線対策について
昨日、千葉市のHPに今後の放射線対策の取り組みについて発表があり、新聞各紙の記事でご覧になった方も多いと思います。
千葉市HP 市内における放射能調査について

以下はその要点です。
1 空間放射線量率の測定
 10月11日より市立小学校、保育所及び幼稚園のすべてと公園等で測定を行う。
 従来の1m、50cmのほか「放射性物質がたまりやすいとされている場所」を対象とするとありますが詳細は不明。
2 給食食材のスクリーニング検査
  10月13日より、すべての市立小・中・特別支援学校及び保育所を対象に週12検体、給食食材のスクリーニング検査を実施
3 給食食材産地の公表
 市立小・中・特別支援学校、保育所の予定献立表の裏面に前月の産地確認結果を表示


この間の地方自治体と国を動きを見ると国から系統的な指導や情報提供があったとは思えません。除染問題資料でも触れますが、この間の国や国会の動きを見ると千葉市が他の自治体と比べ出遅れた感は否めません。10月13日に行われる、当会の要望書に対しての当局の説明会で、4日に公表された対応以外のものについても詳しく聞いてきます。

毎日 放射性物質除染:1~5ミリシーベルトでも国負担




(3)除染問題資料
当日配布された資料その他です。

8/26 除染推進に向けた基本方針策定

除染に関する緊急実施基本方針(原子力災害対策本部)(PDF形式:249KB)

基本方針の要点
  • 推定年間被ばく線量が20ミリシーベルトを超えている地域を中心に、国が直接的に除染を推進することで、推定年間被ばく線量が20ミリシーベルトを下回ることを目指す。
  • 推定年間被ばく線量が20ミリシーベルトを下回っている地域においても、市町村、住民の協力を得つつ、効果的な除染を実施し、推定年間被ばく線量が1ミリシーベルトに近づくことを目指す。
  • とりわけ、子どもの生活圏(学校、公園等)の徹底的な除染を優先し、子どもの推定年間被ばく線量が一日も早く1ミリシーベルトに近づき、さらにそれを下回ることを目指す。
8/30 放射性物質汚染対処特措法成立

福島第一原子力発電所の事故により放出された放射性物質による汚染の対処に関する特別措置法案
  • 除染については地域指定や技術基準の策定等に時間を要するため、来年1月1日施行。
  • 著しい汚染地域を「除染特別地域」と環境相が指定し、国が直轄で除染するとしている→特別地域は原発から20キロ圏内の警戒区域や計画的避難区域を想定
  • 一定の汚染地域を「汚染状況重点調査地域」に指定し、自治体が汚染状況を調べ、除染区域や計画を定め除染する。→放射線量が局地的に高いホットスポットや特定避難勧奨地点など、特別地域以外で汚染が懸念される地域

放射性汚染物質対処特措法施行に当たっての会長声明 日弁連



9/10 福島12市町村で除染の実証事業

年間被ばく量が20ミリシーベルトを超えるとみられる福島県内12市町村で、除染の実証事業を始める。実証事業では計12事業を行う予定。各市町村で、田畑や住居など別々の対象で除染し、その効果を確かめる。
9月中に各市町村が 行う事業を決め、10月から本格的に開始。12月までに結果をまとめる。

生活空間 における放射線量低減化対策に係る手引き 福島県災害対策本部

保育園・幼稚園等における放射線量低減化対策に係る手引き 茨城県


9/14 環境省 環境回復検討会

専門家による環境回復検討会が開催される。特措法が来年1月に全面施行されるのに間に合うよう、運用の詳細を話し合うもの年内に省令として決定する。

9/27 環境省 環境回復(除染)検討会

除染の対象地域:被ばく量が年5ミリシーベルト以上の地域を対象とする方針を示す
理由:5ミリシーベルト以下なら、時間経過による減量や風雨による拡散で、政府目標の追加被ばく量の年間1ミリシーベルト以下になる

汚染土壌などの量は福島、宮城、山形、茨城、栃木の5県で、最大2878万立方㍍
山林除染

除染についての問題点

放射能汚染レベル調査結果報告書 渡利地域における除染の限界 
  山 内 知 也  神戸大学大学院海事科学研究科 教授


高汚染地区として知られている福島市渡利地区における除染活動の実態を調査した神戸大学の山内教授によるレポートです。放射性降下物(セシウム化合物)の地表部分での振る舞いについては不明な点も多く「山林のセシウムが雨水で流れて濃縮している」という指摘は重要です。

原子力安全委員会資料 現在の 空間線量率 から将来の空間 線量 率を予測 する 考え方 について

ウエザリング効果(気象条件などによる線量の自然低下)については「数年後で平衡状態となり変化しなくなる」という説もあります。

森林の汚染を見逃してはいけない。杉、檜の除染をせねばならない。

山林の除染については「居住地区近辺」のみで全体計画には含まれていません。長期の環境影響を考える上では除外することはできませんが、方法や予算的な裏付けは全く未知数です。

毎日 福島第1原発:45キロ離れた飯舘でプルトニウム検出

プルトニウム・ストロンチウムを検出(9.30文科省検討会)

除染の基準としている空間線量率とは単純に言えばγ線が多いか少ないかであって土壌調査による核種の調査が住民の帰住には不可欠です。
 長谷川弘美
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Comment

給食スクリーニングですが、ただ計測するだけでは安心できないので
今、役所に問い合わせ中です。HPには詳しく書いてありませんでした。
どういう機械か、どういう計測の仕方か、週12件体ということは、毎日2〜3種類のみ計測するのか、などです。回答ありましたら、こちらにも投稿しますね。
2011.10.06 07:27 | URL | brightearth #- [edit]
市の食品検査について
コメントありがとうございます。
> どういう機械か、どういう計測の仕方か、週12件体ということは、毎日2〜3種類のみ計測するのか、などです。回答ありましたら、こちらにも投稿しますね。

ぜひお願いします。
装置は空間線量をはかるNaIシンチレーションサーベイメータ-を流用したもののようです。(検出限界が67.8Bq/kg)見学が出来ないか市に問い合わせていますので、日程が決まったら告知します。
2011.10.06 08:12 | URL | プロチル311 #- [edit]
千葉市給食放射能測定について問い合わせました。やはり使用するのは、日立アロカNalシンチレーションサーベイメータTCS-172B。http://www.city.chiba.jp/kyoiku/gakkokyoiku/hokentaiiku/kyuushokushokuzaikensa.html
計測するのは1日食材1点くらい。しかも千葉市独自基準でなく「暫定基準」採用。ダメだめですよーー。

しかし検出限界(検出限界が67.8Bq/kg)なんですね!高いと感じます。
シンチレーションサーベイメータって、食材計れるのですか?空間線量をどう遮蔽するのかしら。
ただのパフォーマンスに思えます。

2011.10.06 13:43 | URL | brightearth #- [edit]
千葉市のホームページを参照しました。NaIシンチレーションはザックリですが、物体線量も測定できます。
が、本来の使用方法としては空間線量・物体表面線量測定向きなので、食料品の測定には向きません。
逆に言うと、この程度の機器で測定できるなら誰も苦労しないということなのですが・・・。
本当に市民・子供の安全を考えて測定する気があるのなら、シンチレーション式でも食品測定専用品(食品を細かく砕きバックグラウンド線量を遮蔽するために分厚い鉛ケースに入れて測定する装置)を使用するべきです。
この装置であれば10Bq/Kgと言う検出限界が出せる性能なので安心です。
ただし、性能が良いだけに価格の問題(500万円程度)や測定に時間がかかるなどの問題もあります。
また、ようやく千葉市も全ての市営幼稚園や小学校の測定を開始するのですね。
そんな事をするのなら、各学校や幼稚園にサーベイメーターを配って各自で毎日測定させれば良いと思うのですが・・・。
2011.10.06 23:59 | URL | ミヤギマサユキ #- [edit]
千葉市の食品検査は、当初国や県の管轄である出荷段階での検査が不十分であるため、流通段階の食品を市が独自に調査しはじめたものです。この段階では財政も厳しい中では安価な機材の選定となり、結果検出限界も高いものとなってしまったのかなと思います。

500ベクレル/kgと極めて高い暫定基準値以下かどうかをチェックする程度ならこれでも仕方ないかもしれませんが、今後は子どもたちの口に入る給食食材をはかるわけですから、より精度の良いもので計測することが必要ですよね。
他の自治体で、どのように簡易な測定をしているのか、測定器はどのようなものを選定しているのか、課題はなにかなど情報があったらお寄せ下さい。
2011.10.07 00:47 | URL | プロチル311 #.8F7RpF2 [edit]
「牛の時みたいに表面だけを測るわけではない」
「ミキサーにかけて測る」
「1カウント 67.8ベクレル/kg 測れる簡易式だが、それで
 2カウント出ると、精密検査に出す。
 国は250ベクレル以上の場合精密機械にかけるよう指示しているが
 140ベクレル以下で出すことになる。
 食材はこれまで暫定基準値を超えたものを中心に、上からの
 指導のもと、選んで測る」

2カウント以上でないと、精密機械にかけない。


((千葉市に電話した方が得た情報です))
2011.10.07 09:10 | URL | brightearth #- [edit]
Re: タイトルなし
情報有り難うございます。

> 「1カウント 67.8ベクレル/kg 測れる簡易式だが、それで
>  2カウント出ると、精密検査に出す。

線量計を流用するのはあくまで「緊急避難」なので、いつ、何を測っても67.8ベクレル/kg検出できる精度があると考えるのは間違いだという事を市の担当の方にはご理解願いたいと思います。ミヤギさんから紹介がありましたがもっと精度が良く測定時間が短い(検体数を増やせる)装置は現実にあるのですが.....。
2011.10.07 21:11 | URL | otto #- [edit]

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