子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

奥州市の下水道汚泥のI-131と医療被ばく

追記:記事で紹介した宇都宮さんからメールをいただきましたので、内容を追記修正します。PET(ポジトロン断層撮影法PositronEmission Tomography)はフッ素18のβ+崩壊(半減期110分)により放出される陽電子が電子と合体して対消滅する際に放射される511keVの「消滅ガンマ線」を検知して画像化するもので、「精密なCT]という言い方は適切でなかったと思います。当然youtubeの映像で検知しているのはγ線なので人体を突き抜けてメーターオーダで周囲に飛びます。
PET:その概要
あと宇都宮さんから日本核医学会と日本アイソトープ協会が発行している「PET検査Q&A」という冊子についても教えていただきました、感謝します。


メールで奥州市(岩手県)の下水汚泥から高濃度のI-131(ヨウ素131)が検出された件についてご指摘がありまいたので簡単に触れます。Twitterなどで顛末をご存知の方おられると思いますが、いつもどおりですがまず元ネタを確認。

公共下水道施設で発生する汚泥等の放射性物質濃度測定結果について 最終更新日: 2011年 9月 7日    

奥州市
確かに8月25日に突如としてI-131の濃度が上昇しています。半減期8日=再臨界という話も出てきますが、ヨウ素は使用済み核燃料が損傷を受けても(量はともかく)検出される可能性はあります。ところで表を見るとCs-134,137はほとんど変化がないため福島原発由来なのか怪しくなります。

放射線量計を作ろう 番外

以下の映像は「超初心者対応! 5000円で手に入れる ガイガーカウンター制作ワークショップ」 を主催する宇都宮さんがPETという「微細ながん細胞でも検出する高精度CT」を受診したときのものですが、検査の前に放射性物質(半減期2時間のフッ素18)を300MBqから370MBqを糖分と一緒に静脈に注射します。フッ素18ががん細胞に集まってβ線を出すのを外から検知して画像化するというものです。
検査が終わった後ガイガーカウンターに手をかざしただけで激しく反応する様子がわかります。
崎山先生の講演会の質疑で「放射能をあびた人が放射能をだすのか?」という質問があり「中性子があたって放射化する様な線量なら人間が生きていない」というお話がありましたが、医療被ばくについては例外かもしれません。
病院の小洒落たカフェなどでお茶していると知らない間に隣りの人の放射線で被曝してしまうかもしれません。


このガイガーカウンターはCs換算のμSv/h表示ではなくカウント数(CPM)を表示しているのでご注意下さい。装置そのものは十分信頼の置けるものだと考えています。

走り出す人 (ガイガーカウンター製作ワークショップat円盤)
(野尻さんが「人生最初のハンダ付け」と言っているのは別の意味で驚きですが)

もちろんこれはI-131を使った甲状腺治療とは違いますし、宇都宮さんも放射線検査(治療)自体を否定しているわけではありません。ただし本人も自覚しないうち「歩く放射性物質」として病院のベンチで妊産婦や子どもと同席するのはどうよ?入院検査の方が良くない?と言っているだけです。
何が言いたいのかといえば放射性ヨウ素による甲状腺治療では500MBqとか私たちの想像以上に大量の放射性物質が検査、医療に使用されているということです。当然その一部は尿として環境中に排出されるでしょう。

実はこの検査は私の母親も某大学病院で受けていますが、事前の説明はほとんどなかったそうです。治療行為(手術等)のリスクの伴うものはインフォームド・コンセントがありますが検査行為はどうなんでしょうか…詳しい方のフォローに期待します。
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