子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

CLEARPULSE A2700(会の放射線測定器)について

9/3追記:
はしごをかけて2階屋根まわりの線量を確認しましたが屋根瓦上や、雨樋で0.3~0.35μSv/hと地表部(0.15~0.16μSv/h)の倍です。瓦は表面の水垢や段差部に放射性降下物が固着しているのかもしれません。

以前お知らせしましたが、「まもる会in千葉」で購入した線量計 ClearPulse社のA2700(MrGamma) が昨日納品されました。現在動作チェックを兼ねてデーターを取っていますので経過をお知らせします。

下の写真の左がA2700 右側が比較のために会員の方からお借りしたHORIBAのPA-1000です。「中身はほとんど同じもの」という説もあります。いずれにしても岡野眞治先生が設計された「はかるくん」のコンセプトを継承した「測定器」です。(実用一点張りでオマケなし)
A2700の方が数値が低めに出る傾向がありますがデーターは非常に似ています。あと補償回路とかアナログ出力が追加されたためかA2700はケースが大きく感覚的には倍くらいあります。(重量もほぼ2倍)

A2700、PA-1000


統計量以前の記事で花見川区のOさんから富士電機製サーベイメーターのデーターを分析した資料をいただきましたが今回はそのフォーマットを利用させていただきました。
 
測定条件:
場所:木造家屋 1階床中央(フローリング)
測定間隔:電源投入後5分放置し30秒ごとに読取り(155回)

図表について解説はOさんからのコメントを掲載した以前の記事
「放射線測定装
置について」へのコメント

同一条件での富士電機製サーベイメーターの結果は同様に
「放射線測定装置について」 という記事にあります。

単純に比較はできませんが、数値的には比較的「良い結果」になっています。ちなみに今回2階床中央を測定した結果、空間線量は0.07~0.08で1階より高めであることがわかりました。(再現性あり) 屋根や樹木に付着した降下物の影響かもしれません。

A2700は60秒間の平均(PA-1000は30秒も同じ)、その後10秒ごとに60秒間の移動平均を表示しますので、よく言えば安定している、悪く言えば反応が遅いので、表示がクルクル変わるのを「感度が高い」と喜ぶ人には向きません。(BuzzerをONするとリアルタイムで検出した放射線の数がチチチという音のピッチで直感的にわかりますが、音量が小さいので屋外では使えないと思われます。)

そのかわり読取り時の個人差は非常に少ないと思いますが、少しづつ測定位置を移動しながら連続的に測定すると誤測定の要因になります。その場合は電源を切って立ち上げ直した方が早いかもしれません。

またA2700に限らずシンチレーション検出器はβ線を検知しないので、「地表近くをスキャンしながらスポットを探す」という使い方には不向きです。(文科省、JAEAの「学校等における放射線測定の手引き」でもGM管線量計の使用を推奨しています。)

あとは、実際の屋外や線量が高い箇所でのデーターを集めて評価したいと思います。

参考資料
A2700の検出感度の見積り

福島第一原発事故 放射線量率の個人測定結果の解釈と利用について


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