子どもを放射能からまもる会in千葉
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千葉県土壌マップの追加の説明

8/25追記:
白井市 土壌中放射能精密核種分析結果
白井市 土壌核種分析結果 PDF形式

白井市 市内の大気中放射線量の測定結果

白井市土壌放射能調査結果のまとめ 単位(Bq/Kg)
Cs-134Cs-137Cs合計Cs-134砂場Cs-137 砂場Cs砂場合計
最小424694271616
最大86891117798309321754
平均328364691290318603


話が前後して申し訳ありませんが、土壌マップに船橋市、習志野市、袖ヶ浦市、木更津市の土壌測定結果を追加しました。それぞれのオリジナルデーターは以下の通りです。

船橋市 土壌中の放射性物質の測定結果をお知らせします
土壌放射能の測定結果一覧 PDFファイル

習志野市 市内7か所で空間放射線量及び土壌分析調査を実施しました。
土壌分析の結果 PDF : 101KB

袖ヶ浦市 市内各地の放射線量を測定しました
袖ヶ浦市が公開している調査結果はCs134,137の合計値だけですが、空間線量の実測値と併記してあります。

木更津市 放射線量等について(8月24日更新)
土壌中の放射能量の測定結果(平成23年6月22日) [74KB pdfファイル]

ところで船橋市、習志野市とも資料には妙な事が書いてあります。

注3) 注2)の測定結果を平成23年5月12日付で文部科学省が示した『「暫定的考え方」の取りまとめに際し検討した内部被ばくに関する算定結果と根拠』の式により汚染密度を計算した。
汚染密度(Bq/m2)=採取深さ0.05m(5cm)×土壌密度(kg/m3)×土壌の濃度(Bq/kg) (文部科学省に準じ土壌密度は1300 kg/m3 として計算)
放射線量は、計算にて得た汚染密度を放射線医学総合研究所が公表している「放射性沈降物の量から放射線量への換算について」にて換算したものである。
沈着した放射性核種による1時間あたりの実効線量(nSv/h)=放射性核種の降下量(汚染密度)×換算係数
換算係数  セシウム137  1.76×10-3 
      セシウム134  4.96×10-3

funabashipdf

要は上記のデーターにある「放射線量」は実測値ではなく計算値だという事のようです。ではなぜそんな妙な事をするのか、まず上記引用部にある『「暫定的考え方」の取りまとめに際し検討した内部被ばくに関する算定結果と根拠』というのは文科省が原子力安全委員会に「示した」資料のことです。

第31 回原子力安全委員会臨時会議の資料の3-1項資料
『「暫定的考え方」の取りまとめに際し検討した内部被ばくに関する算定結果と根拠』
なお同日の速記録では文科省の坪井審議官が詳細な説明(7ページから)を行っていますが、さすがにそこまで読む必要は無いでしょう。
内容をかいつまんで引用すると

■外部被ばく
[計算式]
実効線量(Sv)=空間線量率(Sv/s)×核種の寄与×滞在時間(s)×減衰補正[補正する場合]
(1)
それぞれの核種に対して(1)式から線量を求めて、合算する。
[パラメータ条件]
・空間線量率
グラウンドにおける実測値(小学校、幼稚園は高さ50cm、中学校は高さ1m の空間線量率から評価)
サーベイメータの読み値(生の実測値)である1cm 線量当量を安全側に実効線量として使用する。
空気カーマK と1cm 線量当量H の換算は各エネルギーで同一と仮定し、空気カーマの線量寄与率=1cm 線量当量の線量寄与率とした。
エネルギー0.3MeV-0.8MeV の範囲でH/K は1.3-1.2 の範囲にあり、乳児のE/K は全エネルギー範囲で最大でも1.2 倍程度(照射条件:地表面線源からの照射)である。実効線量にH(1cm 線量当量)を使用すれば安全側。
・核種の寄与
土壌の核種はすべて最表面にあると仮定し、半無限平面からのそれぞれの核種の空間線
量率を求めてそれぞれの核種の空間線量率の寄与を算出

■吸入摂取による被ばく
[計算式]
実効線量(Sv)=表面汚染密度(Bq/m2)×再浮遊率(1/m)×屋外ダスト侵入係数×実効線量
換算係数(Sv/Bq)×呼吸率(m3/s)×滞在時間(s)×減衰補正[補正する場合]
(2)
それぞれの核種に対して(2)式から線量を求めて、合算する。
[パラメータ条件]
・表面汚染密度
土壌中の核種がすべて最表面にあると仮定して、土壌濃度濃度から算出
汚染密度(Bq/m2)=採取深さ(0.05m(今回5cm))×土壌密度(kg/m3)×土壌の濃度(Bq/kg)


ではさきほどの船橋市のデーターの法典小学校の例で計算すると
Cs134
0.05[m]x1300[kg/m3]x141[Bq/kg]=9165[Bq/m2]
9165[Bq/m2]x4.96E-3=45[nSv/h]

Cs137
0.05[m]x1300[kg/m3]x167[Bq/kg]=10855[Bq/m2]
10855[Bq/m2]x1.76E-3=19[nSv/h]


要するにBq/kgを65倍して平米に換算するという話を小難しく書いてあるだけで内部被曝もなにも関係ありません。

45[nSv/h]+19[nSv/h]=64[nSv/h]≒0.06μSv/h

ちなみに花見川区の土壌測定データーで紹介した簡易的な方法を用いると
308x65÷282000≒0.07μSv/h となりほとんど誤差範囲です。

変換係数が セシウム137  1.76×10-3:セシウム134  4.96×10-3 ≒1:2.7
というのは先日の記事で紹介した学習院大の田崎先生の
放射線と原子力発電所事故についてのできるだけ短くてわかりやすくて正確な解説
セシウム 137 とセシウム 134
で触れた内容と同じ話です。

船橋市の土壌サンプルの採取日が6月3日ですが、その時の実測データーを見ると 法典小学校の同箇所の空間線量率は 100cm 0.21 50cm 0.23 1cm 0.22 です。

そもそも文科省の資料を素直に読めば「サーベイメータの読み値(生の実測値)である1cm 線量当量を安全側に実効線量として使用」とあるのですから時間と手間を掛けて計算して一体何を証明しようとしているのかサッパリわかりません。
私のようなド素人は「計算値と合わないのは別の要因があるのではないか」と考えるのすが、なにか計り知れない深遠な意図があるのかもしれません。

船橋市、習志野市(白井市も)の言っている「放射線量」とは一体何のことなのか、それぞれの地域の方は市役所に電話して聞いてみてください。

などと書いていると肝心の話が全く進まず申し訳ありません。
あと、自治体、個人を問わず土壌測定の情報があればお寄せください。

関連記事:
1センチメートル線量当量とは

土壌汚染地図とCs-134
3月15日になにが起きたのか(核種について
花見川区の土壌測定データー
関連記事

Comment

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2011.08.29 14:10 | | # [edit]
----船橋市 土壌中の放射性物質の測定結果をお知らせします
土壌放射能の測定結果一覧 PDFファイル-------

このリンクをたどると、以下のメッセージが出ます。
----ご指定のページのアドレスは変更されているか、更新作業中です---
それでデータが全く見えません。

アホなので、どうしたら元データに辿れるのかわかりません。
元データをお持ちでしたなら、どこかにアップしてください.
2012.06.04 02:08 | URL | panda #- [edit]
船橋市の土壌調査結果
pandaさん、コメントありがとうございます。
元データーは削除されたようです。

> 元データをお持ちでしたなら、どこかにアップしてください.
以下のリンクの場所にUPしました。

http://dl.dropbox.com/u/58681499/%E5%9C%9F%E5%A3%8C%E6%B8%AC%E5%AE%9A/110622.pdf

あとまもる会でExcel(表計算)形式に変換したものはこちらです。
https://docs.google.com/spreadsheet/ccc?key=0As46uhKVvfOodEZNUzBDdW1zN3BIUTNyOFFQNXEwLUE#gid=3
2012.06.04 04:59 | URL | プロチル311 #- [edit]

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