子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

放射線測定装置について

以前告知しましたが8月9日、10日の2日間千葉市内(一部市外)の放射線測定を行いました。現在データーを取りまとめていますので数日中には公開できると思います。
両日とも大変な猛暑と日差しでしたが、今回参加していただいたOさんは私たちの大先輩にあたる退職した元技術者の方で、大変参考になるお話を伺うことが出来ました。

1つは測定器の「ばらつき」の話です。

今までの放射線測定では10秒間隔10回の平均を測定値としていますが、実際の線量計の表示は不定期に変動しています。放射性物質が崩壊して放射線を出すようなランダムな確率的現象はポワソン分布に従うはずなので長期間観察してみたいというのがOさんの考えで、測定の合間の昼食時に屋外で10秒間隔で150回? 120回データーを採られたそうです。
私も前から興味があったので、作業後測定器をお借りして自宅の床に測定器を置いてデーターを採ってみました。
測定条件は風などの影響の少ない室内(窓際などは避ける)で外部からの遮蔽効果の大きいコンクリート住宅の方が適しているような気がします。
  • 場所:木造住宅一階のフローリング床中央
  • 測定間隔:30秒(カタログ記載の富士電機サーベイメーターの時定数)
  • 測定回数:100回
  • 測定結果 平均: 0.0815 標準偏差: 0.0325
ヒストグラム
 
時系列データー
例えば10秒間に100個放射線をカウントしたとしても10個/秒とは限らず最初の1秒は3個、次の1秒は12個、次は5個....となるかもしれません。上のグラフは表示値の時間変化を表示したものですが、一見デタラメに見える数値も上の様にヒストグラムで出現頻度を数えると、ある範囲に収束して中心がある事が判ります。
ガイガーカウンターを個人でお持ちの方は時間があるときに試して装置の特性を確認してみてください。(その際はアルミ板などを敷いてβ線の遮蔽が必要)
Oさんの結果はどうだったのでしょうか?この記事をご覧になっていたら是非教えてください。

ちなみに私たちの会で購入予定のA2700についてはデーターを採られた方がいるので紹介します。
A2700検出感度の見積もりについて

条件が違うのであくまで参考ですが標準偏差が富士電機より一桁低いのには驚きました。装置が来たら是非追試してみたいと思います。
参考資料:
できるだけ正確な放射線計測のために 福島大学放射線測定チーム
射線測定器(ガイガーカウンター)の一定誤差での測定値のぶれシミュレーション

2つ目は測定と記録の話です。

現在は人間が表示を読み取り紙に記録し、再度パソコンに入力している、ある意味で非常にローテクですが、Oさんは「3回ヒューマンエラーが介在する可能性がある」とのお話でした。
ただ残念なことに個人もちの線量計でデーターロガー(記録装置)のついているものは「はかるくんメモリー」など少ない様です。(A2700にはアナログ出力があるので仕様が公開されれば可能かもしれません)
さらにはこういうKITも発売予定だそうです。
....と言っていたら以前の記事で紹介したradiation-watch.orgの市販器がいよいよ登場したようです。

RWO

しかし、これを買うためにはまずスマートフォンを入手しなければなりませんね...。
















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