子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

放射線測定結果のまとめ(みはる野、こてはし、畑、宮野木)

7月28日~29日に実施した千葉市内花見川区のみはる野、こてはし、畑町、宮野木、西小中台、瑞穂、横戸の放射線測定の結果をまとめました。(瑞穂、横戸は前回測定部の再測定含む)
今回も瑞穂やみはる野地区の住民の方に協力、支援をただきました。また個人でロシア製ガイガーカウンター(SOEKS)を持って測定に参加していただいた花見川区在住の方から比較のために貴重なデーターを提供していただきました。この場をかりてお礼いたします。また測定にあたっては市民ネットワーク花見川の方と協力して行いました。

結果は以下のまとめをご覧いただきたいと思いますが、今後カンパを募って線量の高い地域での土壌測定を実施していきたいと考えています。また今後の測定予定などについても適時お知らせいたします。


より大きな地図で 花見川区、千葉市放射線測定マップ を表示

結果は前回(6月20日~24日)とまとめて、参照、ダウンロードできる様にしました。(データーの参照、印刷だけならHTMLl形式をおすすめします)
HTMLファイル形式
MS-Excelファイル形式
GoogleDocument形式



1.放射線測定についての考え方
市民活動として限られたリソースを使って測定を進めるにあたっていくつか方針を書きました。
  • 行政や個人が公開しているデーターを最大限利用して予想を立てた(千葉県全域マップを作成
  • 協力していただける住民の皆さんの要望を最優先にする。
  • データーの公開、非公開は当事者である住民の皆さんの意志に従う(測定の条件にしない)
私たちの公開している情報は「ただちに」危険であるとか安全であるとかの判断を提供するものではありません私たちは現在国や自治体が明確な基準を示し、十分な情報公開や放射線対策を行っていない以上、測定結果を判断し、その事実と向き合い、行政に向かって精密な測定を要求し、対処を求めて声を上げるのは当事者である住民の皆さんだと考えています。

2.測定結果の分類、評価

地域の区分について
事前の調査と前回の測定結果から区内を
  • 南部(幕張、瑞穂、さつきが丘、花園、畑、宮野木)
  • 北部(横戸、柏井、作新台、みはる野、こてはし)
と大まかに区分しました。放射性降下物の影響は「広く薄く」ではなく地域の中でも「まだら」である事はこの間の測定でも判りましたので、今後データーが増えていけば見直しすることもありますので御承知ください。

また別の記事で紹介しましたが測定中の29日に関東全域で空間線量が増加(現状では降雨の影響と思われる)があるため時系列の異なるデーターはさらに分けて4系統について評価しました。

このデーターの評価については千葉市が6月7日に行った空間線量測定結果、および周辺自治体の結果をマップにまとめていますのであわせて参照してください。
ちなみに千葉市が行った調査結果では100cm、50cmとも20箇所の平均は0.15μSv/hでした。(1cmは千葉市では測定していません。)

0728graph

上のグラフは今回(7月28日~29日)と前回(6月20日~24日) に行った測定結果(100,50,1cmの平均値)の地域ごと、測定時期ごとに比較できるようにしたものです。(使用した線量計は同一)
赤系統は北部 青系統は南部 実線は今回分、点線は前回分を示します。(約1ヶ月の間隔)
  • 南部については測定時期に関わらず1cm、100cmの差が少なく空間線量は0.14~0.16μSv/hの範囲に収束している。(上記の千葉市データーを参照)
  • 南部、北部とも今回測定分は地表部(1cm)で前回と比較し線量の上昇傾向が見られる。
  • 北部でもみはる野、こてはし地区以外の空間線量の平均は0.14μSv/hに収束している。
  • 南部、北部とも測定時期が異なるグラフの傾きはほぼ同じである。
  • 今回のみはる野、こてはし、横戸地区は空間線量(100cm)そのものが他より高い傾向である。
  • 前回の記事で紹介した7月29日における関東全域での空間線量増加の影響は不明だが100cmの結果を見ると限定的なものと思われる。
  • 同一地域内でも空間線量には偏りが見られた。

特記すべき事項
  • こてはし調整池の空間線量(100cm)で0.3μSv/h、ロシア製線量計では0.36μSv/h(最大値)
  • 上記調整池では100cmの空間線量は1cm(木道上)と同等かそれ以上
  • みはる野公園グランド(1cm)で0.35μSv/h,ロシア製線量計では0.36μSv/h(最大値)
  • 横戸公園について6月20日に測定された(1cm 芝)0.37μについて再測定を行い(1cm 土)0.47μSv/hを確認
  • 横戸北公園について6月20日の測定における(1cm 砕石)0.37μSv/h は今回では0.2μSv/hに低下。
  • 個人宅の雨樋、側溝はこのデーター以外にも測定し部分的に高い線量が確認されたが他と著しく異なる傾向は認められなかった。
  • 同様に公園の砂場についても他との比較で明確な傾向は確認されなかった。
  • 公園などで平坦部より斜面(草付き)で線量の高い箇所が確認された。

考察
  • 調整池は周囲より低く流れ込んだ雨水が滞留している可能性があり、それ自体は活動の大部分を過ごす生活圏ではありませんが(公園として利用)周辺について再度調査する必要があると考えます。
  • 側溝、雨樋下、砂場、腐葉土など一般に「線量が高い」とされる箇所について前回と同様、明確な傾向は確認できまませんでした。
  • 公園について線量が平均を上回る箇所市の担当部署に対処を求めていきますが、住民の不安に答えるために独自の土壌の測定(外部機関への分析依頼)も考えています。

3.地表部の測定について
  • 目的     地表部分(1cm)の測定にあたって100cmとの比較のためにβ線の影響を確認するために行った。
  • 測定箇所  花園町個人住宅雨樋下で1μSv/hを検出、その後土を入れ替え0.25μSv/hに低下
  • 遮蔽方法  線量計の位置を固定、2mmのアルミ板を地表との間で抜き差し数値の変化を見た。
  • 結果     遮蔽(β線)の影響は認められなかった。
  • 考察     サーベイメーターの筐体がアルミダイキャスト、検出部(CsI(Ti))は潮解性のためアルミケースに封入されている事を考えると表示される数値はβ線の影響はほとんど受けていないと思われる。
遮蔽なし 遮蔽あり
遮蔽なし(0.3μSv/h)           遮蔽(2mmアルミ板)あり(0.31μSv/h)


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