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HSFによる柏市大津川(手賀沼)周辺の放射線量マップ(2)上沼橋-大津ケ丘

前回調査したの手賀沼河口から南下して大津川下流域の堰堤、護岸周辺をHSFで測定しました。
「放射線量等分布拡大表示サイト」の図版(平性年9月18日換算のセシウム合計沈着量)に赤のハンチで今回の調査範囲を示します。(ピンクの四角は前回調査範囲)
Rmap_tega01.jpg
以下は今回調査範囲の全体図です。(表示の都合で方位を傾けてあります)
OM_00.jpg
マップに表示している数値は検出器を地表50cmの高さに固定し歩行しながら放射線量を連続して記録した5秒間の平均値です。(連続測定の他に任意のポイントで静止し5cm、50cm、100cmでの15秒間の平均値も測定しています。)
GoogleEarth表示用のKMZファイルとWebブラウザでマップを参照するためのGFT版マップを両方を作成しましたのでご参照下さい。

2015年09月28日_柏市大津川下流域.kmz


HSFによる柏市大津川下流域の放射線量マップ(GFT版)

大きい地図でHSFによる柏市大津川下流域の放射線量マップを見る

なお、大津ケ丘中央公園および街路は2014年10~11月に測定したものです。
柏市大津ケ丘中央公園のHSF測定と除染について(しらベルブログ)

連続歩行測定のほかに静止して5cm、50cm、100cm高さでの15秒間の平均値を測定した結果をまとめたマップも作成しました。(フレーム右上の□アイコンをクリックすると拡大表示します)

マーカーをクリックするとポイント毎の測定値をバルーンに表示します。(マーカー脇の数値は地表5cm)

以下測定箇所の詳細です。
観光資源?として整備された手賀沼周辺と比べて上沼橋以南、特に右岸側は堰堤上でも草が背の丈ほど繁茂して通行もままなりませんが、左岸の釣り人の踏み跡や流入口付近の斜面を利用して水辺に降りて線量を確認しました。

①上沼橋周辺
kaminumabashi.jpg
国道16号と大津川が交差する上沼橋上から見た大津ケ丘(上流)方向(GoogleStreetViewより借用)
kaminumabashi01.jpg
右岸河川敷と上沼橋橋脚の間に堆積した土壌を採取して放射能濃度を測定しました。
5cm:0.13μSv/h 50cm:0.10μSv/h 100cm:0.09μSv/h
kaminumabashi_201509300637581ea.jpg
結果はセシウム合算で560Bq/kg (134/137存在比≒0.25)
線量率から想定されるとおり、さほど高濃度ではありませんでした。
ohtsugawa_soil.jpg
採取した土壌はほとんど粘土質や有機物を含まない砂質のためセシウムが沈着しなかったか、比較的最近堆積したものかもしれません。

千葉県HP:手賀沼・印旛沼流域における水質・底質の放射性物質モニタリング調査結果(平成27年度1回目)手賀沼流域結果詳細(PDF:196KB)(県の測定では右岸、左岸、中央の3か所で表層3cmの底質を採取)
(画像をクリックすると拡大します)
teganuma_soil.jpg
前回記事で紹介した千葉県による手賀沼の環境モニタリングの結果でも上沼橋付近で採取した底質は1000Bq/kg程度で砂礫、砂の様です。

②中の橋周辺
ot_2.jpg
中の橋上から見た左岸流入口(GoogleStreetViewより借用)
miyanebashi.jpg  
上沼橋付近と同様に流入口付近で堰堤上でも有意に周辺線量の上昇が認められます。
④の中の橋-宮根橋中間左岸の流入口付近(下画像)
OT_3.jpg

③宮根橋(大津ケ丘)周辺OT_4A.jpg
宮根橋上から見た下流(手賀沼)側 GoogleStreetViewより借用)
miyanebashi_20150930084335ac1.jpg
前述のように左岸側の踏み跡を頼りに水辺に降りて測定しましたが、数値は上がるものの放射性降下物の著しい沈着は認められませんでした。ただし河口付近と比較すると堰堤上でも0.12~0.15μSv/hと線量は高めです。

⑤路上堆積土(柏市大井)
OT_7.jpg
河川とは直接関係ありませんが、上沼橋から下流側の右岸が歩行困難なため迂回した際に宮根橋付近(柏市大井)の車道脇で偶然発見したマイクロスポットです。住宅地(山側)から雨水が流れ下る地形が原因ではないかと推定されます。

同じく今回大津ケ丘のバス回転場付近で発見したマイクロスポット
5cm:0.82μSv/h 50cm:0.37μSv/h 100cm:0.24μSv/h
20150928_090303.jpg
数は少なくなっていますが開発度の高い市街地ではまだこうしたスポットが発見される可能性があります。

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HSFによる柏市大津川河口(手賀沼)周辺の放射線量マップ(1)

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HSFによる柏市大津川河口(手賀沼)周辺の放射線量マップ(1)

これまでHSFで手賀沼周辺の大堀川河口のふるさと公園などを調査してきましたが、今回は柏市(旧沼南町)大津川河口(手賀沼)周辺の放射線量を測定しました。以下の「放射線量等分布拡大表示サイト」の図版(平性年9月18日換算のセシウム合計沈着量)に今回の調査範囲を示します。
Rmap_ohtsugawa3.jpg
大津川は鎌ヶ谷市周辺を最上流とする約12kmの1級河川ですが、中流域は6万~10万Bq/m2の高い領域(大津ケ丘、増尾)を通過することが判ります。千葉県(環境省)のモニタリング調査の最新データーによると大津川口付近の底質は現時点で2000~4000Bq/kg程度のようです。
千葉県HP 海水、砂浜、河川等に係る放射性物質調査について
千葉県HP 手賀沼・印旛沼流域における水質・底質の放射性物質モニタリング調査結果(1回目)(平成27年8月28日発表)

大津川は手賀沼に接続する河川で流量が最大のようですが、先日の台風18号による増水で水位がかなり上がったようです。
9月10日10:00頃の大津川河口付近
teganuma_TW.jpg
調査当日の大堀川、河川敷は冠水していませんが通常よりは水位が高いかもしれません。
IMG_0047.jpg
今回調査範囲の全体図
ohtsugawa-nn.jpg
マップの数値は地表50cmの放射線量を歩行しながら連続して記録し、その5秒間の移動平均値をマーカー位置に表示したものです。(連続測定の他に任意のポイントで静止し5cm、50cm、100cmでの15秒間の平均値も測定しています。)
GoogleEarth表示用のKMZファイルとWebブラウザでマップを参照するためのGFT版マップを作成しました

2015年09月22日_柏市大津川河口(手賀沼).kmz

HSFによる柏市大津川河口(手賀沼)の放射線量マップ(GFT版)

大きな地図でHSFによる柏市大津川河口(手賀沼)の放射線量マップを見る

また、静止して5cm、50cm、100cm高さでの15秒間の平均値をまとめたマップも作成しました。(フレーム右上の□アイコンをクリックすると拡大表示します)



①大津川河口(ヒドリ橋付近)

ohtsugawa_01.jpg
ヒドリ橋周辺の水辺で右岸、左岸とも局所的に0.2μSv/h(50cm)を超えるポイントが確認されました。
IMG_0041.jpg
同箇所HSF画面キャプチャー 5cm:0.22μSv/h 50cm:0.20μSv/h 100cm:0.17μSv/h
 20150922_114334.jpg

河口(左岸先端) 写真奥がヒドリ橋
IMG_0059.jpg
密集したヨシの根本を踏んで歩がないと足が沈み込む湿地です。
同箇所HSF画面キャプチャー 5cm:0.13μSv/h 50cm:0.10μSv/h 100cm:0.08μSv/h
20150922_122543.jpg

②ヒドリ橋脇手賀沼駐車場周辺
ohtsugawa_04.jpg
こちらはいくつか人工物との境界で雨水によるマイクロスポットを検出しました。
・車道境界 5cm:0.62μSv/h 50cm:0.26μSv/h 100cm:0.19μSv/h
 IMG_0063.jpg
同箇所遠景
IMG_0065.jpg
駐車場斜面下堆積土 5cm:0.42μSv/h 50cm:0.22μSv/h 100cm:0.16μSv/h
 IMG_0066.jpg
同箇所遠景
IMG_0067.jpg

③大津川下流域(1)
ohtsugawa_02A.jpg
堰堤を歩行しながら踏み跡のある箇所で水辺に降りましたが、草が密集して縦断するのは困難です。斜面を下ると線量がやや上昇しますが水辺直近は低いようです。(画像右が上流側)
左岸側は無舗装ですが路面上は0.1μSv/h前後で右岸と線量率の大きな差異はありません。
IMG_0058.jpg

②大津川下流域(2) 二子橋付近
ohtsugawa_03A.jpg  
周囲を切り開いて釣り場として整備してありますが私有地?ではないようです。
IMG_0050.jpg
同箇所 HSF画面キャプチャー 5cm:0.20μSv/h 50cm:0.19μSv/h 100cm:0.14μSv/h
20150922_120428.jpg

台風18号以前のデーターとの比較が出来ませんが、現状では大堀川や松戸市国分川と比較して河川敷周辺での放射性降下物の著しい沈着は確認できませんでした。次回は大津ケ丘、増尾など住宅地に接した中流域を調査する予定です。

なお原発事故当時大津川近隣の戸張地区にお住いだった猫山さんの測定記録は当時の清水公園や都内の線量などと比較されていて大変参考になります。
猫山家の例。柏市からの移住。放射能から退避。


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HSFによる松戸市坂川流域の放射線量マップ(7) 新松戸-小金城趾周辺

以前に新松戸駅から馬橋駅まで新坂川沿いに南下(HSFによる松戸市坂川流域の放射線量マップ(4) 馬橋・新坂川周辺)しましたが、今回は同じく新松戸駅を起点に坂川合流点まで北上し周辺の線量をHSFで測定しマップを作成しました。
下図に今回の調査範囲を赤のハンチで示します。
松戸河川マップ11
今回調査範囲の全体図(表示の都合で北を約45度傾けています)

NN2015年09月15日_松戸市新坂川
マップの数値は地表50cmの放射線量を歩行しながら連続して記録し、その5秒毎の平均値をマーカー位置に表示したものです。(また任意のポイントで静止し5cm、50cm、100cmでの15秒間の平均値を記録しています。)
GoogleEarth表示用のKMZファイルとWebブラウザからマップを参照するためのGFT版マップを作成しました
2015年09月15日_ 松戸市新坂川・小金城趾.kmz

HSFによる新松戸-小金城趾周辺の放射線量マップ(GFT版)

大きな地図で HSFによる新松戸-小金城趾周辺の放射線量マップ を見る

連続歩行のほかに静止して5,50,100cmでの15秒間の平均値を測定したポイントを以前の結果と一緒にGoogleMapにまとめました。
(マーカーをクリックすると5cm、50cm、100cmの線量をバルーン内に表示します)



①坂川親水施設(新松戸駅周辺)
Sk_02.jpg
以前調査した新松戸2丁目付近の親水施設と同じもので水辺に降りられるようになっていますが、泥土が堆積し草が繁茂するなどほとんど利用されていないのも同様です。
国交省江戸川河川事務所HP「江戸川・坂川の主なスポット(新坂川
CIMG3101.jpg
親水施設手前の堆積土
CIMG3099.jpg
5cm;0.78μSv/h 50cm:0.29μSv/h 100cm:0.16μSv/h
CIMG3098.jpg

②JR常磐線高架下(新松戸北1付近)

Sk_03.jpg
JR常磐線高架下、斜面(フェンス際)に沿って線量が上昇しています。
CIMG3109.jpg
同箇所画面キャプチャー 5cm:0.59μSv/h 50cm:0.38μSv/h 100cm:0.31μSv/h
20150914_095205.jpg

③小金城趾(横須賀橋)周辺

Sk_05.jpg
同付近の坂川護岸 市街地と比較して線量はやや高めです。護岸は急傾斜で水辺と歩道は高低差があり、左岸側はフェンスがあり水辺に降りての線量を確認することは出来ませんでした。
CIMG3113.jpg

④坂川合流点(鰭ヶ崎)周辺
Sk_06.jpg
上画像左下の0.2μSv/h(50cm)超えのポイント
CIMG3120.jpg
同箇所画面キャプチャー 5cm:0.36μSv/h 50cm;0.23μSv/h 100cm:0.19μSv/h
20150914_101828.jpg

鰭ヶ崎側(右岸)から見た坂川合流地点(画像左は流山電鉄)
CIMG3121.jpg

鰭ヶ崎側(右岸)の坂川河川敷で検出器を直置きして300秒間の平均値とスペクトルを測定しました。
hiregawaki_Spectra.jpg
同箇所
CIMG3123.jpg
また同測定箇所から土壌を採取し放射能濃度を測定しました。
ただし採取場所は導水保全施設の真上でコンクリート床版の上に数センチ覆土した箇所のようで、いわゆる「5cm(深さ)採取」ではありません。
下画像は国交省江戸川河川事務所HPより引用
000025179.jpg
坂川河川敷(松戸市鰭ヶ崎付近)の土壌放射能濃度(EMF211使用)
Cs137: 1540Bq/kg Cs134:370Bq/kg Cs合算:1900Bq/kg(134/137存在比≒0.24)
Hiregasaki_Soil.jpg
約1900Bq/kgで事後的な濃縮がないものと仮定すると2011年5月時点での放射能濃度は3300Bq/kg程度と推定されます。

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HSFによる松戸市坂川流域の放射線量マップ(6) 横六間川・坂川親水プロムナード周辺

前回の江戸川河川敷・まこも池緑地の西側、横六間川周辺をHSFで測定しました。(データーには8月13日測定分が含まれます)これまで松戸市内の調査区域と今回(赤枠)の位置関係を下図に示します。
松戸河川マップ9As
今回の全体図、画像右の南北方向の坂川と直行する横六間川周辺
Yoko-Rokuma_large.jpg
マップの数値は地表50cmの放射線量を歩行しながら連続して記録し、その5秒毎の平均値をマーカー位置に表示しています。(また任意のポイントで静止し5cm、50cm、100cmでの15秒間の平均値を記録しています。)
前回分と統合したGoogleEarth表示用のKMZファイルとWebブラウザからマップを参照するためのGFT版マップを作成しましたので以下のリンクからご利用下さい。

2015年09月05日_ 松戸市坂川放水路-_まこも池緑地.kmz

HSFによる横六間川・坂川プロムナード周辺の放射線量マップ(GFT版)

大きな地図でHSFによる坂川・横六間川の放射線量マップを見る

また前回、前々回分と合わせて静止して4,50,100㎝の平均値を測定したポイントをまとめたマップを作成しました。(マーカー脇の表示値は5cm) マーカーをクリックするとそれぞれの測定高さでの線量率をバルーンに表示します。


①坂川親水プロムナード
S-01.jpg
坂川の仁号護岸に沿った桜並木で遊歩道やベンチが設置されています。
松戸市HP 坂川親水プロムナード
IMG_2322_20150912230843d9d.jpg
それほど高いわけではありませんが、線量が下がらないのは植栽や側溝に滞留した放射性降下物の影響ではないかと思います。
側溝堆積土 5cm:0.27μSv/h 50cm:0.17μSv/h 100cm:0.12μSv/h
IMG_2323_201509122318544af.jpg


②横六間川周辺(松戸馬橋高校脇水路)
R_50.jpg
坂川-横六間川合流付近、川というより濠のようで流れはほとんどありません。自然護岸部分での地表5㎝で0.13μSv/h程度。
IMG_2316_20150914061222809.jpg

旭町小学校と松戸馬橋高校間には六間川と連結した自然護岸の水路があり、2ヶ所ほど以下写真のような自然観察用?の親水施設があり水辺に降りられる様になっています。
松戸市HP 横六間側桜並木
IMG_2320.jpg
車道よりは若干線量が上昇し濃縮が生じていますが、水流により運ばれたのか周辺からの雨水の流入が原因かは不明。
同箇所 5cm:0.16μSv/h 50cm:0.14μSv/h  100cm:0.14μSv/h
20150818_124805.jpg
松戸馬橋高校の西側には同様の水路がありますが水辺付近の線量率はほぼ0.1μSv/h以下で周辺道路上と大差ありませんでした。。
IMG_2381.jpg

③横六間川周辺(水辺)
R-51.jpg
横六間川の水辺に降りてみましたが、線量は周辺道路と大差ありません。(図上側は松戸馬橋高校グランド)

④横六間川周辺(堰堤)
R-52.jpg
六間川-横六間川合流付近 人工護岸に土砂が堆積して草が繁茂しています。
IMG_2380.jpg
当日も腰の高さまで草が繁茂し人があまり立ち入らない範囲のためか一部0.2μSv/h超え(50cm)のポイントがあり、やや高めです。

⑤六間川沿い車道脇
R-06_20150912223456ef7.jpg
日大歯学部に隣接した六間側沿いの倉庫?脇、開放式の雨樋や軒下からの雨水による濃縮によると考えられます。
IMG_2378.jpg
5cm:1.684μSv/h  50cm: 0.87μSv/h      100cm :0.60μSv/h
20150905_124426_20150912224057d72.jpg  
建屋に近づくと更に線量が上昇しますが、公道か(フェンス、塀などはありません)私有地内か微妙です。


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HSFによる松戸市坂川流域の放射線量マップ(1) 坂川広場周辺

HSFによる松戸市坂川流域の放射線量マップ(5) 坂川放水路・まこも池緑地周辺

松戸市内の河川周辺を継続してHSFで測定していますが今回は坂川放水路付近の江戸川河川敷(スポーツ広場、サイクリングロード)とまこも緑地周辺の結果です。
下図にこれまでの調査区域と今回(赤枠)の位置関係を示します。
松戸河川マップ6AS
以下は今回測定範囲の全体図(GoogleEarth)ですが、表示の都合で北(上)を右側に90度時計回りで回転しています。
e-00.jpg  
マップの数値は地表50cmの放射線量を歩行しながら連続して記録し、その5秒毎の平均値をマーカー位置に表示しています。(また任意のポイントで静止し5cm、50cm、100cmでの15秒間の平均値を記録しています。)
GoogleEarth表示用のKMZファイルとWebブラウザからマップを参照するためのGFT版マップを作成しましたので以下のリンクからご利用下さい。
2015年09月05日_ 松戸市坂川放水路-_まこも池緑地.kmz


HSFによる松戸市坂川放水路・まこも池緑地の放射線量マップ(GFT版)

大きな地図でHSFによる松戸市坂川放水路・まこも池緑地の放射線量マップを見る

①坂川放水路北(坂川水門)法面下
E-01a.jpg
0.3~1マイクロ(50cm)の範囲が法(のり)面下に線的に連続していますが、面的な広がりはありません。これまでの江戸川下流(矢切)や荒川でも同様の箇所が確認されていますが、コンクリート法面上のの放射性降下物が雨水で流され草地境界で強い濃縮が生じた事が原因と推定されます。
IMG_2348.jpg
最も線量が高いポイントの地表5cmは2μSv/h以上あります。
IMG_2349.jpg
残念ですが柏市大堀川の例でも現状では河川敷(国交省・千葉県所管)は高さ1mで1μSv/h程度ないと看板の設置もしないので、利用者が注意するしかありません。

②坂川放水路北(スポーツ広場)法面下
E-02a.jpg
当日は少年サッカーの試合があり、多くの家族連れが駐車スペースとして利用されていました。
 IMG_2352.jpg
上記箇所と同様ですが、やや線量率は低めで地表5cmは1μSv/h程度
IMG_2354.jpg

③坂川松戸排水機場水門周辺
e-03a.jpg
同箇所(対岸より) 人工物との境界で強い濃縮が認められますが、この辺りは釣り人しか立ち入らないようです。
IMG_2356.jpg
最も線量が高いポイントの地表5cm:0.96μSv/h
20150905_110148.jpg

④まこも池緑地と川の一里塚周辺

e-04a.jpg
堰堤上の川の一里塚(主水新田)
IMG_2360.jpg
草地周辺にHSF検出器を直置きし300秒間の平均値とスペクトルを採取しました。
(直置きでの線量率は0.12μSv/h 50cm:0.11μSv/h 100cm:0.11μSv/h)
edogawa-mondo_Spectra.jpg
同箇所から5cm深さで土壌を採取してEMF211γ線スペクトロメーターで放射能濃度を測定しました。
edogawa_kawanoichirizuka.jpg
Cs合算で約700Bq/kg(134/137存在比≒0.24)
堰堤最上段の草付きの平坦部であることから放射性降下物がほとんど移動していないと仮定すると原発事故直後(2011年5月)時点では1200Bq/kg程度の放射能濃度だと推定できます。

川の一里塚から俯瞰した「まこも池緑地」
IMG_2364.jpg
川の一里塚裏からまこも池に降りるの斜路の線量は堰堤上のサイクリングロードの2~3倍程度あり、斜面からの影響を強く受けているのではないかと推定しています。まこも池自体は中高年の釣り人しか見かけませんでしたが、人工物との境界以外の敷地や水辺の線量はさほど高くはありません。

⑤江戸川河川敷-栄町5付近(横六間川)

E-05.jpg
コンクリート階段の下部の草地との境界で局所的に濃縮が生じています。
IMG_2370.jpg
地表5cmの線量率は0.84μSv/h程度、50cmでは0.26~0.36μSv/hですが非常に局所的です。
IMG_2367.jpg

次回の記事は江戸川に合流する横六間川と坂川プロムナード周辺の測定結果のまとめを予定しています。

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