子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

千葉市長に「高濃度放射性廃棄物の最終処分場受け入れに反対する申入れ書」を提出しました。

4月30日「子どもを放射能からまもる会in千葉」と「甲状腺検診ちばの会」は、千葉市長及び千葉市議会議長あての「高濃度放射性廃棄物の最終処分場受け入れに反対する申入書」をそれぞれ提出してきました。

高濃度放射性廃棄物の最終処分場受け入れに反対する申入書


(市長宛、市議会議長宛は同文)
残念ながら市長および議長には直接お会いできず、市長宛は黒川環境局長、議長宛は福谷副議長と大木議会事務局長にお渡しました。
下写真左端 黒川環境局長
IMG_1523.jpg
下写真右端 福谷副議長
IMG_1529.jpg

申し入れには市内5区から10名が参加、それぞれ処分場に反対の意見を伝えました。その一部ですが紹介します。

*処分場のように、市民がずっと心配し続けなければならないのは大変困る。引き受けてしまったら、後の世代に申し開きが出来ない。市として反対の表明をしてほしい。

*3.11の時、埋め立て地に近い自分のマンションは大丈夫だったが、すぐ近くの国道は亀裂が入り歩道もあるけない所もあった。埋立地に作るのはとても心配。

*これまで千葉市がイメージアップのため努力をしてきたことが無になってしまう。

*気候変動などもあり長期的には想定外とされたことも想定しておかなければならない。海岸部は千葉市にとっても大切なところ、是非反対の意見を表明してほしい。

*市町村長会議の議事録を読んだが、千葉市としての発言が見当たらないが、発言はしなかったのか?市長は出席していたのか?

*建設予定ヶ所は絶対安全とは言えない、それがわかって建設したのでは後の世代から「どうして」と思われる。

*最終処分場があるところには住みたくない、怖い、不安に思うことは止められない。これは千葉市の存亡に関わる問題と思う。

*震災直前に大丈夫と思って埋立地に家を買ってしまい、液状化がありとても後悔している。液状化はあっけなくおきてしまう。安易に決めないで欲しい。

*転勤族だったが、千葉市がいいところと思い家を建てたばかり。せっかく暮らしやすいのに、子どもにも住めと言えないし、さびれてしまうのではないか。千葉市がいいところで在り続けるため反対してほしい。

*候補地は不燃ごみなどの埋め立地で、工場排水やばい煙などの公害を長年背負ってきたところ。また蘇我に負担を押し付けるのは問題。

*原発に対しても何かおかしいと思っていたが、福島原発事故が起きてしまい何もしなかった事を後悔している。このようなところに来るのは初めてだが、おかしいと思った時に声を上げないといけないと思い参加した。

*子どもに対して大人としての責任として建設は認められない。

千葉市地震ハザードマップ 液状化危険予測(青丸が処分場予定地)
h_map.jpg

黒川環境局長から「市長にお届けする、5000ヶ所からの選定や安全性について、議会や住民に対する説明を求める」
また、福谷副議長からは「議会としても説明会を求めているところ、また市民にたいしても説明を求める。この問題にしっかりと対応をしたい」とうかがいました。

〈関連記事〉
放射性廃棄物最終処分場について
千葉市新内陸最終処分場の放射性セシウム対策
3月の学習会のおしらせ 放射性廃棄物処分場問題への取り組みとこれからについて
千葉県の放射性廃棄物最終処分場をめぐって

スポンサーサイト

放射性廃棄物最終処分場について

環境省から千葉県内の指定放射能廃棄物の最終処分場の候補地として千葉市が指定された事を受け、まもる会ちばのメーリングリストで呼びかけ緊急の会合をもちました。
IMG_1518.jpg
まず代表の長谷川弘美から環境省が4月24日に千葉市に提示した選定理由

千葉県における指定廃棄物の長期管理施設の候補地選定手法に基づく詳細調査候補地の選定結果について(概要)
および本文

と環境省から提示されている処分場の形態、輸送計画(新聞報道では約3700トンですが、その後の増加分、農業資材を含め約5000トン)について説明、その後ゲストとしてお招きした「千葉県放射性廃棄物を考える住民連絡会」会長の半澤勝男さんよりこれまでの市町村長会議の経緯と他4県(宮城、茨城、栃木、群馬)の状況について説明していただきました。

住民連絡会会長の半澤さん(下写真左)
IMG_1515.jpg
半澤さんより、「民主党政権時代の失敗から学んで、市町村長会議という場でお互いを牽制させ、モノを言えない雰囲気を作り、技術的な話は有識者会議を通じて決定という二重プロセスで進めるという手法を取った」「環境省に住民団体として申し入れをしても『首長が出席しているのだから住民には周知されている、問題があれば首長が発言する』として受け付けない状況とうかがいました。

また、選定理由についても埋立地であることから当然懸念される液状化、高浪、津波についても基準は東日本大震災であり、今後予想される直下型地震は考慮されていない事、「これまで大丈夫だから今後も大丈夫」という帰納的推論は科学と呼ぶにはお粗末で原発事故の反省が全く生かされていないと思います。

処分場建設は国の直轄事業であり、千葉市に許認可権はなく、新たに予算を確保したり条例を制定する議会の議案事項ではないため、極論すれば自治体の意向を無視しても建設は可能です。「まだ候補地だから」「市長や議会が」と考えて住民が声を上げないと早々に決定してしまいます。

まもる会ちばでも微力ながら市長、議会への要望書提出、他団体や住民への呼びかけを6月議会前に行うことを決めましたが、市民の一人ひとりの方が市長、市役所、地元選出の市会議員に電話、FAX、手紙など、どんな方法でも構いませんが「リアル」な声を届けることが大切だと思います。

熊谷千葉市長:平成27年4月23日の市長定例記者会見

環境省HP: 指定廃棄物処分等有識者会議
環境省HP: 第1回千葉県指定廃棄物処理促進市町村長会議 平成25年4月10日
環境省HP: 第2回千葉県指定廃棄物処理促進市町村長会議 平成25年6月3日
環境省HP: 第3回千葉県指定廃棄物処理促進市町村長会議 平成26年1月9日
環境省HP: 第4回千葉県指定廃棄物処理促進市町村長会議 平成26年4月17日

HSFによる三郷市周辺の放射線量マップ(1)葛飾区東金町運動場(水元公園)

三郷市については以前みさと公園、三郷駅(江戸川運動公園)をHSFで測定していますが、今後不定期で三郷市周辺を継続して測定し結果を公開していく予定です。
今回対象としたのは三郷市南限に接する葛飾区東金町運動場(水元公園東金町八地区)です。
東金町運動場(水元公園)の位置を下図(「放射線量等分布マップ拡大サイト」平成23年09月18日時点のセシウム合算値に換算)に示します。
mizumoto-katsushika00.jpg
上図から東金町運動場は土壌放射能濃度が6万~10万Bq/平米と近隣のみさと公園や松戸市より高い特異点である事がわかります。

測定範囲は運動場とそれに接する江戸川河川敷の一部ですが、下図の様に分割してGoogleEarthのキャプチャー画像を表示しています。
mizumoto_NN1.jpg
①公園北側-西 画像をクリックすると拡大します
kanamachi_01a-W.jpg
①公園北側-東 画像をクリックすると拡大します
kanamachi_01-E.jpg
②公園南側(駐車場、修景池、野球場) 画像をクリックすると拡大します
kanamachi_02a.jpg
③江戸川河川敷 画像をクリックすると拡大します
kanamachi_03a.jpg
測定条件は検出器の高さを地上50cmで固定、歩行連続で得られたデーターの5秒ごとの平均値を表示しています。

運動場と河川敷のデーターをまとめたGoogleEarth用kmzファイルは以下のリンクからダウンロードできます。
2015年04月19日_葛飾区東金町運動場(水元公園).kmz

ウエブブラウザで直接マップを閲覧する場合は以下のFusionTables版を拡大してご覧下さい。(フレーム下のリンクをクリックすると拡大します)
HSFによる葛飾区東金町運動場(水元公園)の放射線量マップ(GFT版)

大きな地図でHSFによる葛飾区東金町運動公園(水元公園)の放射線量マップを見る

場内のほぼ全域の平均的な線量は0.15μSv/h(50cm)前後で先日調査した千葉市花島公園の倍程度あり、0.2μSv/hを超えるポイントも点在しています。そうしたスポットは舗装歩道と草地の境界、斜面下の堆積土などに見受けられ、地表部分では0.3~0.8μSv/hなど強い濃縮が認められました。
江戸川河川敷も上記と同等ですが、特に荒川、江戸川など他の河川敷にもあったコンクリート法面下のスポットが確認されました。

1)北側入口舗装歩道
CIMG2871.jpg
舗装歩道に沿って0.2μSv/hを超える範囲が連続しています。
katsushika_N0.png
測定ポイント
1482a.jpg
同箇所HSF画面キャプチャー
5cm:0.84μSv/h 50cm:0.30μSv/h  100cm:0.20μSv/h
20150419_094557.jpg  

2)サッカー場雨水桝周辺
katsushika_N2.png
局所的な濃縮と言っても周辺のベースライン自体が高めです。
1480a.jpg
同箇所 5cm:0.51μSv/h   50cm:0.24μSv/h  100cm:0.16μSv/h
1480_20150421081548ac0.jpg

3)芝部広場歩道脇(水元公園)
katsushika_N1.png
 5cm:0.51μSv/h    (50cm:0.18μSv/h  100cm:0.16μSv/h)
20150419_093105.jpg
三郷市(第一製パン)側との境界には濠?がありますが柵の直前は草地より線量は低いようです。
1499.jpg

4)修景池周辺堆積土
CIMG2878.jpg
同箇所HSF画面キャプチャ
5cm:0.46μSv/h  50cm:0.24μSv/h  100cm:0.16μSv/h
20150419_101355.jpg

5)江戸川河川敷コンクリート法面下
katsushika_N3.png
同箇所 5cm:0.94μSv/h   50cm:0.50μSv/h  100cm:0.40μSv/h
1484.jpg

6)江戸川河川敷斜路終端

1490a.jpg
同箇所 5cm:1.14μSv/h   50cm:0.40μSv/h  100cm:0.26μSv/h
20150419_104218.jpg

7)芝生広場のγ線スペクトル
芝生広場の平坦な箇所にHSFの検出器を直置きし300秒間の平均値とスペクトルを測定しました。
IMG_1493.jpg
HSF画面キャプチャ 直置き:0.16μSv/h 50cm:0.14μSv/h 100cm:0.13μSv/h
20150419_110508.jpg
同箇所のγ線スペクトル
mizumoto_Spectra.jpg
自然核種(K40) の影響は小さく周辺線量に対する放射性セシウムの影響が支配的だとわかります。

東金町運動場については今中哲二氏(京都大学原子炉実験所)らが2013年3月23日に多目的広場周辺、および水元公園から土壌を採取し放射能濃度を測定した結果があります。

東京都葛飾区周辺での放射能汚染測定報告 今中哲二 京大原子炉実験所

下図はその結果をGoogleマップに表示したものですが、広場北側と南側で放射能濃度に大きな差異があります。(数値の単位はBq/kg)
katsushika_soil.jpg
多目的広場外縁は現時点で線量率に大きな偏りは見られませんが、下写真の様に幅広い歩道と緩い下り勾配というロケーションから雨水で流された放射性降下物が草地境界でトラップされた可能性が高いと思われます。
CIMG2880.jpg


その他三郷市関連の情報リスト

Index of /~tkimura6502/  (2011年11月26日2012年1月3日2012年2月26日
@tkimura6502さんによるGammaRAE2徒歩モニタリング

http://hakatte.jp/spot/38000 http://hakatte.jp/spot/38002  http://hakatte.jp/spot/38005 http://hakatte.jp/spot/50064
@Yusuke_tokumeiさんによる2012年~の「測ってガイガー」三郷測定

sontag_F.jpg

「測ってガイガー!」 @Sonntag-F

さんによる2012年~2014年の東金町8付近の測定記録

埼玉県三郷市における放射能汚染レベルと放射性セシウムの局所的濃縮 山内知也 神戸大学
(2011年7月4日)

早川由紀夫の火山ブログ 放射能散歩4:三郷
(2011年9月24日)

ホットスポットみさと
三郷在住の方が立ち上げたブログ。リンク切れがありますが、SCR(三郷の守る会)HPの閉鎖にともない貴重なデーターが失われてしまいました。

〈関連記事〉
HSFによるJR三郷駅周辺と江戸川運動公園の放射線量マップ(1)
HSFによるJR三郷駅周辺と江戸川運動公園の放射線量マップ(2)
HSFによる三郷市みさと公園周辺の放射線量マップ(1)
HSFによる三郷市みさと公園周辺の放射線量マップ(2)

映画「日本と原発」八千代市上映会のおしらせ

八千代市で原発事故以来継続して活動されておられる「脱原発八千代ネットワーク」の川井さんにはまもる会勉強会の講師をお願いしたり、逆に定例会でまもる会の活動を紹介させて頂いています。川井さん達が中心になり八千代市で映画「日本と原発」の上映会が開催されます。ご近所の方は是非ご参加下さい。

■上映日:5月9日(土)
■会場:勝田台文化センター3F ホール
                 京成勝田台駅南口徒歩5分
■上映時間 第1回 10時~12時15分
         第2回 13時30分~15時45分
                 *第1回のみ保育あり(4/23までにお申込みください)
■入場券(前売り,当日とも)
一般:800円 高校生以下;無料
■主催:映画「日本と原発Jを八千代でみる会
■共催:脱原発八千代ネットワーク

genpatu.jpg

〈関連記事〉
「脱原発八千代ネットワーク定例会」に参加しました
4月の学習会

HSFによる千葉市周辺(2015年)の放射線量マップ(7)千葉市花見川区2公園

2012年に土壌測定(採取)を行った千葉市北部花見川区の2公園(花島公園、幕張台公園)をHSFで測定しマップを作成しました。(土壌調査結果のあらましは「土壌調査結果まとめページ」をご参照下さい)

両公園の位置を下図(「放射線量等分布マップ拡大サイト」平成23年09月18日時点のセシウム合算値に換算)に示します。
chiba_radMapE.jpg

1)花島公園
花島公園はおおまかに中央の野球場+草地広場、南側の人工渓流周りの低地、東側花見川沿いの緑地の3ブロックから構成されますが、GoogleEarthによる拡大画像も下図の様に3分割しています。
hanashima_a00.jpg
①花島公園 野球場、草地
 hanashima_a01.jpg 
②人工渓流周辺
hanashima_a02.jpg
③花島公園花見川沿い緑地
hanashima_a03.jpg
測定条件は地上50cm高さで、歩行連続データーの5秒ごとの平均値を表示しています。

2公園のデーターをまとめたGoogleEarth用kmzファイルは以下のリンクからダウンロードできます。
2015年04月06日_千葉市花島公園.kmz

ウエブブラウザで直接マップを閲覧する場合は以下のFusionTables版を拡大してご覧下さい。(フレーム下のリンクをクリックすると拡大します)
HSFによる千葉市花見川区花島公園の放射線量マップ(GFT版)

大きな地図でHSFによる千葉市花島公園の放射線量マップを見る

花島公園は現在全域がほぼ0.1μSv/h以下(50cm)ですが、周辺線量については2011年から継続して測定しています。使用機器が異なるので厳密な一意性はありませんが、物理的半減による減衰以上のスピードで線量が低下したのが判ります。
単位(μSv/h)
  芝生広場 水辺
100cm 1cm 100cm 1cm
2011年6月24日 0.14 0.18 0.12 0.19
2011年10月17日 0.13 0.15 0.13 0.15
2012年4月17日 0.09 0.13 0.1 0.13
2012年5月16日 0.06 0.1 0.09 0.12

2011年6月 富士電機NHE(半導体方式)やTERA(GM管方式)を使用
CIMG0837.jpg
2011年当時は地表でこのくらいの数値は珍しくありませんでした。
CIMG0849.jpg
2012年4月 Mr.Gamma(シンチレーション方式)を使用
0173-1000.jpg
2012年には線量測定の他に土壌採取を行い放射能濃度を測定しました。
0175-1000.jpg  
 採取した土壌の放射能濃度(2012年)は以下の通りです。(深さ5cm採取)
単位(Bq/kg)
Cs137Cs134Cs合計
花島公園草地8445881432
花島公園水辺153118271






今回、2012年に土壌を採取した付近にHSFの検出器を直置きにして300秒間の平均値とスペクトルを測定しました。
hanashima_AVG.jpg
下図の赤線は0.064μSv/hの草地、青線は0.098μSv/hの水辺ですが、水辺はCs134(796keV)のピークも判然としませんが1MeV以上の計数率が高く自然核種による周辺線量のかさ上げ分(K40のコンプトンとBi214等)が大きいことがわかります。
hanashima_spectra.jpg

2)幕張台公園
makuharidai.jpg
測定条件等は花島公園と同一です。
HSFによる千葉市花見川区幕張台公園の放射線量マップ(GFT版)

幕張台公園は住宅地域内の中規模公園ですが、花島公園と同様に2012年に調査しています。
 下写真は現在(2015年) 遊具や歩道が整備されています。
IMG_1388.jpg
2012年当時はただの草地広場で現在とは様子が 異なります。
CIMG2009.jpg
出入口の舗装部分の土溜まり付近で若干線量が上がる箇所がありましたが、現在の園内の平均的な線量は0.05μSv/h程度と花島公園より一段低いレベルです。(上記の園内整備工事の影響もあるかもしれません)
2012年に土壌を採取した公園中央草地の線量は以下の値です。
採取箇所の放射線量単位[μSv/h]
場所状態100cm1cm
幕張台公園草地0.10.16

土壌放射能濃度はちば市民測定室のEMF211で測定しています。(深さ5cm採取)
2012年測定の土壌放射能濃度(Bq/kg)
Cs137Cs134Cs合計
幕張台公園12081201






〈関連記事〉
花見川区3公園で土壌採取を行いました
花見川区内4公園の土壌調査結果
市内公園の空間線量測定と土壌返却
土壌調査結果まとめページ
測定データーとマップのまとめページ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。