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印西市北総花の丘公園のどんぐりの放射能濃度

先日の北総花の丘公園の調査の際Eゾーン「陽だまりの広場」で採取したどんぐりの放射能濃度を測定しました。
下写真は採取場所 50cmでの線量率は0.12μSv/h程度。
IMG_1349.jpg
年を越したどんぐりは割れていたり虫食いで中身がスカスカのものが多く何度も水洗した後状態の良いものだけを選びました。
IMG_1381.jpg
測定結果は以下の通り(1L  602g 3600秒)
Cs137:47±2 Cs134:14±2 Cs合計61Bq/kg
(134/137存在比≒0.3)
dongri_hokusou.jpg

品川区八潮(大井ふ頭)と今回の結果を追加して「どんぐり放射能マップ2014年度(3D最終版)」を作成しました。
donguri_1.jpg
GoogleEarth表示用kmzファイルは以下のリンクからご利用下さい。

どんぐりマップ2014年度(最終).kmz


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HSFによる印西市県立北総花の丘公園の放射線量マップ(2)

印西市北総花の丘公園の結果の続報です。公園全体マップ、測定条件などについては前回記事をご参照下さい。

3)北総花の丘公園Bゾーンの放射線量マップ
 画像をクリックすると拡大します
北総-B
上図左側の建物が管理事務所を兼ねた「花と緑の文化館」で園芸、ガーデニングに関する展示がメインのようですが、正直言って箱モノ感は拭えません。北総花の丘公園はEゾーンのドッグラン施設など、どちらかというと大人向けの園地のようで子供向けの遊具やアスレチックなど運動設備はありません。(上図右側の山林は立入り不可)

周辺線量は前回のEゾーンとほぼ同等ですが、同じく一部局所的な濃縮によるマイクロスポットが確認されました。
歩道-植栽境界①
IMG_1358.jpg
同箇所 HSF画面キャプチャー
5cm:0.46μSv/h 50cm:0.23μSv/h  100cm:0.20μSv/h
114722.jpg
歩道-植栽境界 ②
IMG_1365.jpg
同箇所 HSF画面キャプチャー
5cm:0.30μSv/h 50cm:0.20μSv/h 100cm:0.15μSv/h
120143.jpg

4)北総花の丘公園Cゾーン(北側)の放射線量マップ 画像をクリックすると拡大します
北総-C1a
北総花の丘公園Cゾーン(南側)の放射線量マップ 画像をクリックすると拡大します
北総-C2

Cゾーンは大半が調整池にそった通路で一部は一般車道を通行しています。
調整池は野鳥観察舎付近の水辺を除き柵(下写真左)があり立入りできません。hokusou_fhpk.jpg
上画像はGoogleStreetViewから借用した(画像取得は2012年)線量が周辺の1/2~1/3程度となっている範囲ですが、あらたに車道の舗装工事が行われた部分です。
hokusou_fhpk2.jpg

千葉県HP 県が測定した県立都市公園の空間放射線量について(平成26年3月17日)

〈関連記事〉
HSFによる印西市県立北総花の丘公園の放射線量マップ(1)


HSFによる印西市県立北総花の丘公園の放射線量マップ(1)

以前調査した千葉ニュータウンと北総線をはさんで対称の位置にある印西市「県立北総花の丘公園」をHSFで測定し、マップを作成しました。
これまでの調査地点と北総花の丘公園の位置関係を「放射線量等分布マップ拡大サイト」(平成23年09月18日時点の値に換算 セシウム134/137合計沈着量)の図版に示します。
Rmap_inzai_A.jpg
印西市北総花の丘公園は主要な2つの区画とそれらを結ぶ歩廊で構成された広大な公園です。
hokusou_pk.jpg
GoogleEarthによるHSF線量マップは下図の様に分割して詳細を表示しています。(今回Aゾーンは時間の関係で未測定)
北総花の丘公園00a
測定条件はいずれも地上50cm高さで、連続データーの5秒ごとの平均値を表示しています。
全体のGoogleEarth用kmzは以下のリンクから利用可能です。

2015年03月14日_北総花の丘公園.kmz


GoogleEarthを使用せずマップ全体を俯瞰する場合は以下のFusionTables版を拡大してご覧下さい。

大きな地図で 印西市北総花の丘公園の放射線量マップ を表示

1)HSFによるEゾーンの放射線量マップ 画像をクリックすると拡大します
北総E
事故直後よりは確実に低下していると推定されますが、平均的な線量は0.13μSv/h(50cm)前後と千葉市中心部の2倍程度あります。ただしよく手入れされているためか極端な濃縮が生じている場所はエントランス付近に限定されています。逆に自然生態園(とんぼ池)付近は湧水のためか周辺より低線量のようです。
とんぼ池付近のウッドデッキ
IMG_1350.jpg
草地に検出器を直置きして300秒間の平均値とスペクトルを測定しました。
IMG_1348.jpg
同箇所 画面キャプチャー 直置き:0.13μSv/h  50cm:0.12μSv/h  100cm:0.11μSv/h
20150314_102634.jpg
スペクトルの拡大図(片対数)
 Ezone_spectra.jpg
半減期2年のCs134のピークも明瞭に確認できますが、自然核種の影響は小さく周辺線量への寄与は主にセシウムに依るものと思われます。

2)HSFによるDゾーンの放射線量マップ(北側) 画像をクリックすると拡大します
 D-1.jpg
HSFによるDゾーンの放射線量マップ(南側) 画像をクリックすると拡大します
D-2a.jpg
 
DゾーンはE-A間を結ぶ南北に長い歩廊(上図表示では左=北)で、線量はEゾーンとほぼ同傾向です。
IMG_1356.jpg
北側植栽脇(雨水桝付近)で小さなスポットが確認されました。
IMG_1357.jpg
同箇所 5cm:0.29μSv/h 50cm:0.18μSv/h 100cm:0.15μSv/h
20150314_113748.jpg

B,Cゾーンの結果は次回とします。

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物置の土ぼこりの放射能濃度を測定しました(千葉市花見川区)

これまで環境測定の一環として掃除機パックの放射能能濃度を測定してきましたが、掃除機の使用頻度やゴミの内容物による影響が大きいため、軽便でより定量的な方法を探してきました。
そこで以前から拝読しているmita tuneyoshi@hanaharuok さんのツイートを参考にペーパータオルによる「拭取り法」を試行してみました。
ただしホコリを粉体として分離するのではなく簡易的にペーパータオルごと測定するという「ゴミパック方式」の延長なので、過程や結果に問題があればすべて当方の責任であることはご理解下さい。

最初に使用するペーパータオルの重量を測定します。20枚の束が87.5gなので1枚は
87.5÷20≒4.4g
IMG_1099.jpg

毎年春先には自宅物置内にドア、サッシ、換気口のすきまから入り込んだ細かい土埃が堆積しますが、今年はかなり量が多い気がします。
本棚に降り積もった土埃(ほこり)
IMG_0946.jpg
なにせ濃度が不明なので作業にあたってマスク、ゴーグル、ゴム手袋と使い捨てレインコートを着用し、ほこりを舞いあがらせないように慎重に行います。
水を含ませたペーパータオルでほこりを拭き取っていきますが、目視でも判るくらいの比較的粒径の大きい土ほこりであることがわかります。
IMG_0947.jpg
拭き取ったペーパータオルは回収し付着物が飛び散らないように乾燥させます。
IMG_1096.jpg
ダメ押しで測定直前に試料を紙袋に移し電子レンジで加熱、乾燥させました。
IMG_1103.jpg
繰り返し加熱すると紙袋の表面が湿気を帯びてくるので試料を取り出して常温に戻します。
IMG_1105.jpg

ペーパータオル25枚(191g)を900mlポリ容器(V11相当)に詰め込み1800秒測定しました。
Cs137:314±24 Cs134:106±18  Cs合計420Bq/kg
(134/137存在比≒0.34)
以前測定した障子紙と同じくK40(カリウム40)が非常に少ないのが特徴です。
dust_spectra.jpg
上記結果から試料重量が191gなので含まれる放射能量は
420×0.191≒80Bq 

ペーパータオル(4.4g×25枚)を引いたほこりの正味重量は
191-(4.4×25)≒80g

ほこりだけのの放射能濃度は
80÷0.080≒1000Bq/kg

という結果で、周辺の土壌放射能濃度の2~4倍程度あり、粒子径(比重?)の小さい土壌粒子はモビリティが高く、風や雨水による「ふるい効果」により集積するとより放射能濃度が高くなるのではないかと推定しています。

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HSFによる千葉市周辺(2015年)の放射線量マップ(4)若葉区坂月川

千葉市若葉区坂月川上流域は継続的に測定していますが、前回(2014年6月)未測定の範囲について(かなり遅くなりましたが)追加調査を行いました。

HSFによる千葉市若葉区坂月川上流域の放射線量再測定と土壌測定結果


2014年6月の坂月川
CIMG2856.jpg
2014年6月測定範囲 画像をクリックすると拡大します
sakaduki_2014.jpg
上図に今回(2015年3月)測定分を追加しました 画像をクリックすると拡大します
sakaduki_2015.jpg
測定条件(地上50cm)は同一で、前回草が繁茂して足下を確認できなかった水辺や草刈り作業中だった範囲を測定し結果をまとめたkmzファイルを作成しました。(以下のリンクからダウンロード可能です)

2015年03月02日_千葉市若葉区坂月川.kmz


過去のデーターと比較すると
・全体に線量は低下傾向
・水辺直近よりやや土手寄りの増水時に冠水する河川敷の線量が高め
・河川敷の線量は現時点でも土手上の2倍から最大5倍程度
・河川敷の汚染範囲も下流側上流側とも広がっているように見える

今回水辺に自生しているクレソンを発見したので2012年4月時点の放射能濃度(55Bq/kg)と比較するためにに採取しました。
坂月川上流域の詳細調査結果(その2)

クレソン自生箇所(上流側)
IMG_1312.jpg
 採取したクレソンは水洗いして泥、有機物を落とし乾燥させました。
IMG_1321.jpg
EMF211による放射能濃度測定結果は以下の通りです。
Cs137:8.0±1.7 Cs134:2.6±1.9  Cs合計10.6Bq/kg
kureson_wakabaku.jpg
2012年と比較すると放射能濃度は1/5程度に低下していますが、要因として物理的半減以外に底質の放射性セシウムの拡散、希釈と考えるのが妥当だろうと思います。

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坂月川上流域(若葉区)の放射能汚染

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