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HSFによる茨城県南部の放射線量マップ(20)  茨城町涸沼自然公園・親沢公園

大洗、ひたちなかと4月に連続して行った茨城町涸沼自然公園と親沢公園(親沢鼻)のHSFによる線量測定結果です。それぞれの位置関係については下図(文科省放射線量拡大サイトの図版を使用)でご確認下さい。
hinuma_loc.jpg

1)涸沼自然公園

HSFによる茨城町涸沼自然公園の放射線量マップ(画像をクリックすると拡大します)
涸沼自然公園
マップ上の線量率は検出器の高さを50cmとし、連続歩行して得たデーターの3秒間の平均値をGPSの位置情報と同期して記録表示しています。上の画像がGoogleEarthの画面キャプチャー画像ですが、元データーのKMZファイルは以下のリンクからご利用いただけます。
2014年04月14日_茨城町涸沼自然公園.kmz

GoogleEarthが利用できない場合は、以下のGoogleFusionTables版のマップのフレーム下のリンクをクリックして拡大すると親沢公園のデーターも閲覧することが出来ます。
HSFによる茨城町涸沼自然公園の放射線量マップ

大きな地図でHSFによる茨城町涸沼自然公園の放射線量マップを見る

周辺の路面線量については以下のリンクからGFT版マップをでご確認下さい。
HSF者再測定マップ 千葉・茨城南部

涸沼自然公園は大洗市街から約8km内陸側にある涸沼北岸に広大な敷地を有し「自然公園」と命名されていますが、駐車場、ビジターセンター(下写真)、遊歩道、木道、野鳥観察小屋、キャンプ場などが整備され、いかにも「お金をかけました」的な箱モノ感が漂います。
今回調査したのは主に涸沼側(公園南側)の山林部ですが、一部は切り開かれて草地広場になっています。
涸沼自然公園ガイド
2501.jpg
「太陽の広場」付近から見える涸沼(対岸は「憩いの村涸沼」)
2497.jpg
平均的な線量は0.1マイクロ台前半ですが0.2~0.3μSv/h(50cm)のスポットが公園南西側に偏在しています。
下図はデーターから0.13μSv/h以上のポイントを抽出してHeatMap形式で表示したものですが、方位に関わらず山林内で線量が上昇しているのが判ります。
himumaHM.jpg
展望広場(公園南西角)でのHSF画面キャプチャー 50cm:0.2μSv/h
S20140414_113313.jpg

2)親沢公園(親沢鼻)

HSFによる茨城町親沢公園の放射線量マップ(画像をクリックすると拡大します)
親沢公園
親沢公園は涸沼自然公園から2km西の小公園ですが、涸沼に突き出た岬のような場所です。水辺は線量が低く0.1μSv/hを下回っていますが、松林の周辺でピンポイントで上昇する箇所がありました。
2502.jpg
親沢公園東側松林でのHSF画面キャプチャー 50cm:0.24μSv/h 
S20140414_123354.jpg

自治体による過去の測定データー
茨城町HP 公共施設の放射線測定結果について(平成24年6月15日~)

余談ですが茨城町では初期にHPI-5000というサーベイメーターを使用していた様です。(後期はHORIBA Radi PA-1000)

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HSFによる茨城県南部の放射線量マップ(19) ひたちなか市阿字ヶ浦周辺


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HSFによる茨城県南部の放射線量マップ(19) ひたちなか市阿字ヶ浦周辺

一連のつくば、土浦の調査と時期が前後しますが4月中旬の大洗と同時期に行ったひたちなか市磯前神社、ひたち海浜公園周辺の放射線量をHSFで測定した結果です。

1)ひたちなか市阿字ヶ浦(酒列磯前神社)
HSFによるひたちなか市阿字ヶ浦付近の放射線量マップ(画像をクリックすると拡大します)
阿字ヶ浦
上のGoogleEarthのキャプチャー画像では同じマーカーで路上(ピッチの粗い部分)車載測定と(ピッチの細かい)歩行測定が混在していますがご了承下さい。車載測定は地上1mになるよう固定した検出器の車内線量に車体による遮蔽効果補正1.3倍した数値を車外線量としています。歩行測定では検出器の高さを50cmとして(無補正)3秒毎の平均値をマーカに表示しています。

GoogleEarth表示用KMZファイルは以下のリンクからダウンロード出来ます。
2014年04月14日ひたちなか市阿字ヶ浦周辺.kmz

通常のIEやFirefoxの様なブラウザからマップを閲覧するには以下のフレームを拡大して(フレーム下のリンクをクリック)して下さい。
HSFによるひたちなか市酒列磯前神社周辺の放射線量マップ(GFT版)

大きい地図でひたちなか市酒列磯前神社周辺の放射線量マップを見る

酒列神社の表参道付近 0.2μSv/h台(50cm)
2488.jpg
海岸線は0.1μSv/h前後と比較的低線量→山林内に入ると急激に上昇しますが、大洗周辺の測定結果と同様に高線量スポットの極端な偏在が確認されました。やはり事後的な濃縮というより、事故直後の放射性降下物の沈着分布の偏りを保持しているのではないかと考えています。

2)車載測定による周辺路面線量
HSF車載測定マップ 千葉・茨城南部

大きい地図でHSF車載測定マップ 千葉・茨城南部を見る

車載測定においても酒列神社、ひたち海浜公園周辺について路面線量の局所的な上昇が認められました。
HSFによるひたちなか市ひたち海浜公園付近の放射線量マップ(画像をクリックすると拡大します)
ひたち海浜公園
今回はひたち海浜公園内の調査は行っていませんが、なかめのいぐだま@igudamaさんが2013年5月に測定した結果を公開されています。貴重なデーターなので是非ご参照ください。

また、DaysJapanの測定チームがHSFで測定した結果が5月20日発売の6月号に掲載されていますので、出来ればDaysJapanへの支援も兼ねて御購入の上確認いただければと思います。(6月号はちば市民測定室しらベル内でも閲覧できます)
その後5月23日に国交省から一部立入禁止と除染の発表がありました。(下はNKHニュースのキャプチャー画像)
NHK.jpg

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HSFによる茨城県南部の放射線量マップ(18) かすみがうら市崎浜公園・歩崎園地

歩崎園地に接する歩崎森林公園は以前調査した事がありますが、平地との比較も兼ねて簡単に測定しました。改めてこの間行った一連の測定(公園)の位置関係を文科省放射線量分布マップ(航空モニタリング)に示します。
kasumi_zone.jpg

1)かすみがうら市崎浜公園
崎浜(農村)公園はGoogleMapでも表示されていて、他の公園との位置関係から対象としましたが、実際訪れると拍子抜けするくらいの小さい公園で園内は雑草が生い茂り遊具もメンテされたいないのかサビだらけでほとんど利用されていないように見えました。
2694.jpg
HSFによるかすみがうら市崎浜農村公園の放射線量マップ(画像をクリックすると拡大します)
sakihama_park.jpg
全体は0.1μSv/h(50cm)前後ですが一部上昇している箇所があり、周辺をスキャンしました。
HSF画面キャプチャー 5cm:0.4μSv/h 50cm:0.189μSv/h
S20140507_120549.jpg
ピンポイントで線量が上昇していますが、地表は草だらけで地表の状況は確認できず原因は判りませんでした。

2)歩崎園地
歩崎園地はかすみがうら水族館周辺の何の変哲もない草地(平地)ですが前述のように隣接する森林公園との比較の為測定しました。
2696.jpg
HSFによるかすみがうら市歩崎園地の放射線量マップ(画像をクリックすると拡大します)
ayuzaki_ehchi.jpg
測定条件は地上50cmでの連続歩行、3秒間の平均値をマップに表示しています。崎浜公園も含めたGoogleEarth表示用KMZファイルを作成しました。
2014年05月07日歩崎園地.kmz

併せてGoogleFusionTables版のマップも作成しました。フレーム下のリンクをクリックして拡大すると崎浜公園や以前の歩崎森林公園のデーターも見ることが出来ます。
HSFによる歩崎園地の放射線量マップ(GFT版)

大きい地図でHSFによる歩崎園地の放射線量マップ(GFT版)を見る

同じく全体的には0.1μSv/h前後(50cm)ですが局所的に0.2超えのポイントが散在しています。そのうち水族館裏手(北側)は雨水によって移動した放射性降下物が堆積土で濃縮したと考えて良いと思います。
水族館脇、斜面下の土溜まり
2699.jpg
上写真箇所でのHSF画面キャプチャ- 5cm:0.417μSv/hS20140507_124700.jpg
斜面下以外の部位で線量が上昇している原因ですが、汚染度の高い泥土が人為的に拡散された可能性があります。
下写真 植栽上の色違いの土塊
2701.jpg

3)車載サーベイによる周辺路面線量
つくば、土浦、かすみがうら市の一連の公園内歩行測定と併せて車載測定による周辺路面線量も測定しました。

大きな地図でHSF車載測定マップ 千葉・茨城南部 を見る

霞ヶ浦北岸は文科省放射線量分布マップでは南岸の阿見、美浦と同じ色分けですが、状況が異なるようで、今後354号線沿いやさらに北部を調査して確認したいと思います。

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 HSFによる茨城県南部の放射線量マップ(8)かすみがうら市 歩崎森林公園

しらベル講演会のおしらせ

しらベルブログではすでに告知されていますが今週末(24日)に開催される講演会のお知らせです。

講師のお一人である河田さんの追加情報です。
ばちぼちいこか 11月13日 【内容起こし】木村真三氏+河田昌東氏の講演会「放射能汚染時代を生き抜くために~チェルノブイリから福島へ~」【その③】

河田昌東さん勉強会@北杜市3/3



日時 5月24日(土) 午後2時から4時
場所 千葉市きぼーる 13階ビジネス支援センター会議室1
講師と内容 
  「有機農業と放射能汚染」
  林 重孝さん (佐倉市の有機栽培農園「林農園」を主宰)

  「チェルノブイリと福島」
  河田 昌東さん (NPO法人「チェルノブイリ支援・中部」理事)

・資料代 300円
・託児あり(事前予約)

講師のプロフィールについては以下のページをご参照下さい。
林農園ホームページ

チェルノブイリ救援中部 菜の花プロジェクト

shirabell-kouenkai.jpg

HSFによる茨城県南部の放射線量マップ(17) 土浦市霞ヶ浦総合公園

霞ヶ浦総合公園は霞ヶ浦西岸(土浦市)にある総合公園で茨城県内の幼稚園、小学校の遠足などによく利用されているそうです。
HSFによる土浦市霞ヶ浦総合公園(北側)の放射線量マップ(画像をクリックすると拡大します)
kasumi-2.jpg
HSFによる土浦市霞ヶ浦総合公園(南側)の放射線量マップ(画像をクリックすると拡大します)
kasumi-1.jpg
測定条件は地表50cm(歩行)、マップには線量率の3秒毎の平均値を表示しています
GoogleEarth表示用マップデーターは以下のリンクから御利用下さい。
2014年05月07日_土浦市霞ヶ浦総合公園.kmz

GoogleEarthを利用できない環境の方はGoogleFusionTables版のマップを拡大して御覧ください。(フレーム下のリンクをクリックすると全画面表示に切り替わります)
HSFによる土浦市霞ヶ浦総合公園の放射線量マップ(GFT版)

大きな地図でHSFによる土浦市霞ヶ浦総合公園の放射線量マップを見る

また併せて車載走行による周辺路面線量も測定したので以下のリンクからご参照ください。
HSF車載測定マップ(暫定版) 千葉・茨城南部
kasumi-5.jpg

霞ヶ浦総合公園は西側の草地広場、グランド、児童公園、東側の湖畔ゾーン(木道)、南西のプール、体育館等の運動施設に区分できますが、広大で半日程度では全域を調査することは出来ませんでした。
西側草地広場付近
2672.jpg
園内の線量率の平均(50cm)は0.146μSv/h(データー数1425)と土浦市による過去のデーターと比較すると「順当」に低下している事がわかりますが、南東側の湖畔草地でなど0.2μSv/hを連続して超える範囲が確認されたほか、一部雨水によるものと思われる強い濃縮が検出されました。逆に水辺(木道)付近は0.1μSv/h以下と比較的線量が低いのが特徴です。

南東部草地付近
kasumi-3.jpg
上図の0.2μSv/h超えの範囲は平坦な草地で雨水の集まる要素はなく事後的な濃縮の可能性は低い気がします。。
2678.jpg

以下の例は人工物と雨水による濃縮の典型的な例にあたります。
北駐車場→北入口付近の側溝グレーチング上 5cm:0.448μSv/h
2660.jpg
上写真箇所(5cm)でのHSF画面キャプチャー
S20140507_092834.jpg
北入口付近歩道の土溜まり 5cm:0.664μSv/h
2662.jpg
上写真箇所(5cm)でのHSF画面キャプチャー
S20140507_093004.jpg

レストハウス直近駐車場付近
kasumi-4.jpg
同箇所でのHSF画面キャプチャー 5cm:0.628μSv/h
S20140507_111245.jpg
レストハウスから駐車場に向かってゆるやかな斜面になっているため雨水によって流された放射性降下物が路肩の土に捕捉され濃縮したと推定されます。

霞ヶ浦総合公園の線量率の推移については土浦市HPに過去の記録がありますが、残念ながら1ポイントの測定結果のようです。
土浦市HP 主要公園の放射線測定結果
土浦市HP 土浦市空間放射線量率実態調査結果(メッシュ平均)

周辺の線量分布については さんが2013年1月に測定された結果が参考になります。
茨城県つくば市周辺の空間線量(PA-1100 )

kasumi-6.jpg

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