子どもを放射能からまもる会in千葉
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HSFによる習志野市2公園の放射線量測定とどんぐりの放射能濃度

10月27日に習志野市の実籾自然公園と藤崎森林公園をHSF(ホットスポットファインダー)で調査しました。
同時に千葉市花見川区→2公園→習志野市茜浜の車載測定も行いましたので結果をそれぞれGoogleEarth用のkmzファイルにまとめました。
公園内歩行測定の測定高さは地表50㎝、車載測定は100㎝で、それぞれ5秒間の移動平均に車載測定のみ遮蔽補正の1.3を掛けた数値を測定値として表示しています。

2013年10月27日_習志野市実籾自然公園-藤崎森林公園.kmz

2013年10月27日_HSF車載_習志野-茜浜.kmz

1)実籾自然公園

HSFによる実籾自然公園の放射線マップ(画像をクリックすると拡大します)
20131027HSF.png

GoogleEarthが利用できない環境の場合は以下のGoogleFusionTables版を拡大してご覧ください。(こちらは歩行、車載データーを一つにマップにまとめてあります)

HSFによる実籾自然公園の放射線量マップ(GFT版)

大きい地図でHSFによる実籾自然公園の放射線量マップを見る

実籾自然公園は以前調査した「実籾本郷公園」の北側1kmにある地形を生かした公園ですり鉢状の底の部分に遊具や砂場が配置されています。
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大量のどんぐりが落ちていましたので環境試料として採取し、放射能濃度を測ることにしました。
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持ち帰ったどんぐりは水洗いして土やゴミを取り除き乾燥させます。
CIMG1250.jpg

プライヤーで細かく砕き、マリネリ容器に1リットル充填し3600秒測定しました。
CIMG1251.jpg 

Cs合計で14Bq/kg という結果でした。
どんぐり


2)藤崎森林公園
HSFによる藤崎森林公園の放射線マップ(画像をクリックすると拡大します)
20131027-2HSF.png


HSFによる藤崎森林公園の放射線量マップ(GFT版)

大きい地図でHSFによる藤崎森林公園の放射線量マップを見る

1244.jpg
藤崎森林公園は先ほどの実籾自然公園から西に2kmほどの位置にあり、水辺でかつ場内がよく整備されていることもあって実籾自然公園より低線量のようです。

HSFソフトウエアのマイナーバージョンアップがあり、連続記録中にも画面キャプチャーが出来るようになりました。
S20131027_132715.jpg


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山の放射線をはかる 番外編 群馬産菌床なめこ、そば粉

10月20~21日のHSFによる群馬県内調査では環境試料の採取は行っていませんでしたが、川場村の道の駅で地場の農産物を数点購入しました。

1)菌床なめこ
川場村産ですが一応生産者(個人名)は伏せておきます。
1204.jpg

水洗い後ざるにとって水切りし1リットルをマリネリ容器に充填、EMF211γ線スペクトロメーターで4800秒測定しました。

Cs137:11.7±1.2 Cs134:6.5±1.3  Cs合計:18.2Bq/kg

鉛やビスマスなど自然核種の影響が強く、134/137存在比を見るとややCs134が勝っているので、137規準で考えると実質17Bq/kg程度かもしれません。
nameko.png

2)そば粉

1205.jpg

富士見町産ですが同様に生産者は伏せます。前処理なしで粉体のまま1リットルマリネリ容器に棒で突き固めながら充填、2700秒測定しました。

Cs137<2.2 Cs134<2.7 Cs合計:- 不検出

カリウム(K40) のコンプトンの影響でベースラインが多少上がっていますが、Cs137,134とも明確なピークは見当たりませんでした。
sobako.png

山の放射線をはかる 群馬県川場村・21世紀の森

10月20~21日にかけて行ったHSF(ホットスポットファインダー)による群馬県内調査の最後です。

3)川場村-21世紀の森
HSFによる川場村・21世紀の森周辺の放射線マップ(画像をクリックすると拡大します)
kawabamura2.png

GoogleEarth用のkmzファイルとGFT版を公開します。測定高さは全て100cm、線量表示値は時定数1秒→5秒間の移動平均です。車載測定の場合は車内線量に車体による遮蔽効果の補正値1.3を掛けた数値を車外線量としています。(車外実測値ではありません)

2013年10月21日_川場村-21世紀の森.kmz

HSFによる川場村・21世紀の森の放射線量マップ(GFT版)

大きい地図でHSFによる川場村・21世紀の森の放射線量マップを見る

沼田市内は前回の中之条町と同等の線量ですが、川場村に入ると0.1μSv/h超えのポイントが現れます。21世紀の森には川場村門前付近で県道263を左折、沢沿いの道を北上しますが、山林に入ると車内線量も徐々に上昇していきます。
下写真の例では 0.163×1.3≒0.21μSv/h がおおよその車外線量(100cm)です。
1178.jpg

HSFによる21世紀の森周辺の放射線マップ(画像をクリックすると拡大します)
21cent.png

21世紀の森「森の広場」全景、GoogleMapではステージにテントらしき構造物が見ますが写真の様に何もありません。全国植樹祭の記念碑がありましたが、そもそも何のための施設なのかよく判りません。
1180.jpg

(下に掲げましたが)「群馬県放射線量実測マップの管理人さんの昨年度のデーターとの比較、また広場中央(草地)は周辺部に比べ線量が低下しているなど自然減というより下写真のように「高原千葉村」と同様に砂利(採石)を投入して「低減化」を図った様に見えます。
1182.jpg

ただし山林との境界部や植栽、チップ舗装の歩道など未措置の部位には100cmで0.2μSv/hを超える箇所が点在していました。
木材チップ舗装歩道 50cm 0.218μSv/h
1194.jpg

上記箇所(50cm)でのHSF画面キャプチャー
 S20131021_135715 (2)

駐車場隅の堆積土 5cm 0.341μSv/h
1196.jpg

上記箇所(5cm)でのHSF画面キャプチャー
S20131021_135950.jpg

言い訳モードですが、初日の雨で大幅に予定が狂い、かなり雑駁な調査になったことは残念です。またお子さんが学校行事で「高原千葉村」を利用予定のお母さんから依頼された調査ポイントまでたどり着けませんでした。機会を見て再度調査してみたいと思います。


4)関連情報
①「群馬県放射線量実測マップ」
これまでも紹介している「群馬県放射線量実測マップの管理人さんが昨年12月に周辺を測定されています。動画資料も多数ありますので、是非ご参照下さい。

「群馬県放射線量実測マップ」の川場村21世紀の森周辺

より大きな地図で 群馬県放射線量実測マップ を表示

②みんさん(@donbemin)による武尊山登山サーベイ

栃木県内をはじめGammaRAEⅡとバイクによる走行サーベイを東北地方で行われている みんさん(@donbemin)による武尊山登山道の測定マップです。
山頂は低く、中腹で線量が上昇する傾向は日光や軽井沢でも見受けられますが両者のピークが標高1000m程度と推定されるのに対しかなり高めの様です。
(追記:みんさんより補足情報をいただきました。マップの0.1μSv/h超えの範囲はゲレンデ草地のリフト上(1m)で計測したものだという事です)

日光の放射能 プルームについて


みんさんの往路・復路のデーターをまとめたkmzファイルを作成しました。

みんさん(@donbemin)による武尊山登山サーベイ.kmz

あわせて土壌試料を採取、測定されています。

③文科省第5次航空モニタリング

今回のHSFによる調査箇所とみんさんによる武尊山の位置関係と@tkimura6502さん作成の文科省第5次航空モニタリング結果のレイヤーを重ねあわせてみました。
図のウグイス色の範囲はセシウム134,137合計沈着量が3万~6万Bq/m2、青紫の範囲が6万~10万Bq/m2の範囲を示します。
gunma_monitoring.png

④行政情報
世田谷区HP 川場区民健康村施設における放射線量等について

川場村HP 川場村内各施設等における土壌中セシウム濃度について

上 記川場村による土壌データーは1cm深さ採取で、採取場所と数値の対応、セシウム合算が明示的に記載されていないので判断に苦しみますが、おおよそCs合計は 1000Bq/kg~10000Bq/kgの範囲のようです(参考ですが5cm採取の場合、1cm採取の1/7程度と仮定して換算すると150~1500Bq/kgくらい?)

山の放射線をはかる 群馬県四万・中之条町

前回に引き続きHSFによる群馬県内の調査結果です。

2)四万・中之条町
今回(10月21日分)の四万湖周辺→中之条町市街地→道の駅たけやま(嵩山)の歩行、車載測定結果をまとめたGoogleEarth用kmzは以下のリンクから参照できます。(測定高さは全て100cm、線量表示値は時定数1秒→5秒間の移動平均です。車載測定の場合は車内での移動平均値に車体による遮蔽効果の補正値1.3を掛けた数値を車外線量としています)

2013年10月21日_四万-中之条町.kmz

例のごとくGoogleFusionTables版の中之条測定箇所の全域マップも作成しました。以下のframeの下のリンクをクリックすると別ウインドウが開いて拡大したマップを閲覧できます。

大きい地図でHSFによる四万/中之条町の放射線量マップを見る

HSFによる四万湖、日向見公園付近の放射線マップ(画像をクリックすると拡大します)
四万湖_日向見公園

四万ダム人造湖には一方通行の周遊道路があり途中に公園、展望台などが設置されています。
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①日向見公園

四万-日向見(ひなたみ)公園はダムの足元にある小さな公園で、下写真奥の四万ダムを見上げ場所にあります。放射線量は全域で0.15μSv/h以上と高めですがダム側公園奥手では1mで0.2μSv/hを超えるポイントが連続しています。
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日向見公園奥管理事務所?脇 測定高さ50cm 0.318μSv/h
S20131021_084433.jpg

 ②稲包さざなみ公園
HSFによる稲包さざなみ公園付近の放射線マップ(画像をクリックすると拡大します)
稲包さざなみ公園

稲包さざなみ公園は人造湖東側の斜面を造成した公園で、遊歩道やビオトープ、すべり台などの遊具も設置されています。放射線量の平均値は日向見公園と同等ですが湖畔側の遊歩道付近に1mで0.2~0.3μSv/hのスポットが存在しています。
ダムの満水によって冠水するとは考えにくい場所なので斜面から雨水で流れ落ちブロック舗装した歩道に分厚く堆積した土壌が要因(線源)だと思います。

さざなみ公園湖畔側遊歩道 100cm 0.332μSv/h
1167.jpg

上記箇所所の地表5cm 0.459μSv/h
S20131021_094820.jpg

中之条町市街地-ふるさと公園(道の駅たけやま)
HSFによる中之条町市街地の放射線マップ(画像をクリックすると拡大します)
 nakanojou.png

四万から南下し中之条町市街地を横断再び北上して嵩山(たけやま)の足下にあるふるさと公園(道の駅たけやま)付近を歩行測定しました。中之条町市街の幹線道路周辺の放射線量は千葉市と同等以下ですが、山間部の山林、公園の植栽付近では四万の2公園よりやや低いものの線量が上昇するようです。

HSFによるふるさと公園付近の放射線マップ(画像をクリックすると拡大します)
takeyama.png

道の駅から見える嵩山(たけやま)
1172.jpg

100cmでは0.12μSv/h程度ですが地表5cmでは0.435μSv/hのマイクロスポットをたまたま発見しました。丹念に探せばこうした箇所は多数あるかもしれません。
 S20131021_104456.jpg

上図の測定位置 舗装歩道(側溝)と植栽の境界
1174.jpg 

〈関連記事〉
山の放射線をはかる 群馬県赤城大沼のホットスポット
「しらベル」によるみなかみ町高原千葉村調査結果について
HSF(ホットスポットファインダー)測定結果まとめページ

千葉市花見川区のゆずは17ベクレル(2013年度産)

千葉市花見川区個人宅のゆずを昨年に引き続き測定しました。今年は昨年ほどの「当たり年」ではなく実も小さく数も少ないのですが1リットルの試料を採取するには充分です。
昨年の結果は以下のリンクの記事を参照して下さい。(今年のザクロは出来が悪く試料にするほど取れませんでした)

千葉市花見川区の「ゆず」は43ベクレル

採取したゆず、台風の影響か傷が多く見てくれは良くありません。
CIMG1207.jpg

水洗いしてからフードプロセッサで粉砕、皮、実、タネの全てをマリネリ容器に1リットル充填しEMF211γ線スペクトロメーターで2700秒測定しました。
CIMG1208.jpg

結果は
Cs137:10.8 Cs134:6.3 Cs合計:17.1Bq/kg
hanamigawa_yuzu.png

134/137存在比はCs134がやや過大に見えますが、不確かさ(3σ)の範囲でしょう。先日測定した柿と同様濃度は低下していますが、減り方はなだらかで常緑広葉樹はなかなか「しぶとい」ようです。

〈関連記事〉
千葉市花見川区の柿の放射能濃度を測定しました。
千葉市花見川区のカリンの実の放射能濃度を測定しました。

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