子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

HSFユーザーの為のGoogleFusionTables入門(もどき)

HSF(ホットスポットファインダー)はGPSのデーターと線量データ-を結合し簡単にマップを作成出来ますが、Web上でGoogleEarthを使用してマップを公開するにはいくつか難点があります。(閲覧者がソフトをインストールしなくてはならない、古いPCでは実用的な描画速度が得られないなど)
GoogleMapを利用して公開しようとすると「一度に表示できるポイントが200まで」という制限があり広域マップでは尻切れになってしまします。(KMLファイルをDropBoxの共有フォルダーなど外部からアクセス可能なサーバーに置いてその都度呼び出す方法もありますがあまりスマートとはいえません)

GFT(GoogleFusionTables)の利点は
GoogleMapの様に200ポイント以上は一度に表示出来ないなどの制限がなく大量のデーターを取り扱える(12万9千行のデーターの読み込みと表示が可能であることは確認)
GoogleEarthなどソフトのインストールする必要がなくWebを見られる環境なら誰でもマップの閲覧が可能
あと「つくる側」としてはメニューを選択していくだけで基本的にプログラムレスでマップを作成出来るというメリット?があります。大変奥が深いソフトですがとりあえず「線量率データーとGPSデーターからマップを作成」に絞って簡単に説明します。

1)新しいテーブルを作成する
FusionTablesのスタートページから「作成する」をクリック、または既存テーブルの「file」タブのプルダウンメニューから 「NewTable」をクリックします。
FT1S.jpg

2)データーのアップロード

HSFが吐くkmlファイルの場合はそのままGFTにUploadしてマップを生成出来ますが、他のソフトや機器が生成するkmlはうまくいかない場合があります。その場合はkmlに加工する前のタブ区切りテキスト、csvファイルを使用しますがkmlの時より手順が増えます。
FT3S.jpg
アップロードするファイル名を指定した後
・デリミタ(区切り文字)を指定します。カンマ、タブ、コロンなどが選択出来ます。
・文字コードは「AutoDetect」「Shift-Jis」も指定出来ますが、自動認識に失敗して文字化けする場合もあるので可能ならUTF-8にコンバートしておくか日本語を使用しない方が無難です。(文字コード変換をサポートしているEditorやフリーソフトが多数ありますので略)
FT4S.jpg
「Next」をクリックすると上のpreview画面が表示されます。文字化けしていたりデーター構造が正しくないときは「Back」をクリックしてやり直します。(最初の行はコラム(列)の名前で変数として使用されるので省略することはできません)
問題なければ「Finish」でUploadします。

3)マップの生成
データーが正常にUploadされると行(row)、列(colum)の表計算形式のデーターテーブル)が出来ます。

FT00.jpg
「Edit」をクリックしてプルダウンメニューから「Chang columns」をクリックします。

FT7S.jpg
kmlをUploadした場合Location(緯度、経度)情報は自動認識されますが、タブ区切りテキストやCSVファイルの場合columnの属性や表示形式を指定しなければなりません。(逆に言えばどんな配列のデーターでも読み込んでインタラクティブに操作できるということですが...日時はおおむね自動認識されます)
七色プロットツール用のタブ区切りテキストで[latitude],[longitude]の様に緯度経度がカンマで連結されたデーターはそのコラムの属性を「Location」に変更します。
HSFの様なカンマ区切りのcsv形式の場合は上図の様に「Two column Location」にチェックを入れ緯度、経度のコラム名を指定します。
FT01.jpg  
準備ができたら赤(白プラス)タブをクリックプルダウンメニューから「Add map」をクリックします。

4)マーカー色やバルーンの表示内容を編集する

生成されるマップは放射線量率などでクラス分けされていない単色のマーカーが使用されているので必要に応じ変更します。「Map」タブにカーソルを置き↓で表示されるプルダウンメニューから「Change map style」をクリックします。
FT002.jpg

「Change map style」から「marker icons」→「Buchets」タブをクリックして「 [number ]buckets」にチェックを入れ(例えば5段階に区分けするなら「5」を選択します)「Column」で区分けに使用する配列(コラム)を指定します。
「use this range」をクリックすると境界値が「 [number ]buckets」指定したクラスに自動設定されますが、手動で指定することも出来ます。マーカーの色も同様にカスタマイズすることが出来ます。(GoogleMapに比べてマーカーの種類が少ないのが難点です)
FT70.jpg

「Save」をクリックすると色分けされたマップが再描画されます。
FT71.jpg

さらにマーカーをクリックすると表示されるバルーン(Info Window)の表示を変更するには、同じくMapタブのプルダウンメニューから「Change info window layout」をクリックします。
FT73.jpg
チェックを入れたり外したりすることで表示項目を選べます。「Custom」タブをクリックするとHTMLを直接編集できるようになりフォントや色の指定、画像の読み込みなど高度なカスタマイズが可能になります。
FT74.jpg
最終的にはこんな表示に。

最後に右上の「Share」をクリックして「共有設定」を行います。GoogleMapは「一般公開」がデフォルトになっていますがGFTは限定公開がデフォルトなので、設定を変更しないと自分以外は見れません。(逆にアクセス制限を掛けることもできますが)
 
〈関連情報〉
KURAMAⅡによる福島県内走行サーベイ(GFT版) (12万9千行のデーターテーブル、それなりに重いので注意)

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まもる会7月の学習会のお知らせ

テーマ : 「子どもたちの健康調査実施を求めて」
講 師 : 放射能から子どもを守ろう関東ネット代表
              増田 薫さん
日 時 : 2013年7月10日(水)10時30分から
場 所 : 花見川保健福祉センター3階講習室

原発事故から2年余。茨城、千葉北西部、埼玉南東部などの汚染地域では除染などはすすめられていますが、子どもたちの健康調査はされていません。子ども・被災者支援法が国会で全会一致で制定されて1年以上が経過しましたが、いまだに具体的な施策が決められていない現状をを何とかしようと署名活動に取り組みました。この活動の経過や、これからの課題について話を聞きます。
 ぜひ、ご参加ください。

山の放射線をはかる 軽井沢分水嶺ハイク

(1) 分水嶺放射能ハイク

げんごろう工房(山梨県北杜市)の田中さんが桂川先生(東邦大名誉教授)の協力を得て八ヶ岳周辺の山の放射線を測定しておられる事は以前の記事「山の放射線をはかる」で紹介しましが、その後調査範囲を広げて長野-群馬県境を連続して調査される計画があるとうかがいました。
第1回目である4月5日の「放射能分水嶺ハイク」には地元の登山愛好者の方に加えSWRの山口さん太陽エンジニアリングの早川さん加わりHSF(ホットスポットファインダー)による計測をサポートするという強力な布陣で実施されました。
快諾していただきましたので当日の結果についてHSFによるマップを公開します。

ホットスポットファインダーによる線量マップ(画像をクリックすると拡大します)
軽井沢

GoogleFusionTables版 軽井沢分水嶺放射線調査ハイク

〈大きい地図で軽井沢分水嶺放射線調査ハイクを見る〉

測定条件は高さ1mでの連続歩行です。GoogleEarth用KMZファイルは以下のURL(リンク)からダウンロードできます。
20130405-06-軽井沢.kmz


GPSによる位置確認(写真左端 桂川先生)
P1010663.jpg
もともと地元の方もあまり入らず踏み跡もない山ですが、当日は関東地方も大荒れの天候で全く視界が効かない霧の中をGPS駆使して分水嶺をトレースされたそうです。地形図を見ると軽井沢側は比較的なだらかな斜面ですが、群馬県側は鋭く切れ落ちているので低山とはいえ田中さんの様な熟達者が先導しないと危険な場所です。
矢ケ崎山山頂 1184m
P1010660.jpg
稜線(分水嶺)では今なお0.2μSv/h(1m)を超える範囲が存在していることから、2011年3月にかなりの量の放射性降下物が沈着したと推定されます。(山林-林床のセシウムは土壌、有機物と一緒に雨水で少しづつ削り取られて行きますが、都市部と比較するとはるかに動き難く当時の状況を保存していると思います。)

2013年4月-6月軽井沢分水嶺放射線調査ハイク(GFT版)

大きい地図で2013年4月-6月軽井沢分水嶺マップを見る

以下は個人的な見解だとお断りしておきますが、高度が下がると線量が急激に低下するから「放射性プルームが1000m程度の高度で移動し県境の尾根(分水嶺)でこそげ取られるように沈着した」という仮説が成り立ちます。
(2011年3月の尾根は冠雪しており、雨雪による沈着であれはこれほど強い線状のコントラストは得られない気がします。)
いずれにしろこうした調査が福一からの放射性物質の放出時期や汚染ルートに解明に有効であるとともに将来の環境影響を推し量るのに非常に重要だと思います。

分水嶺ハイクはあと5回程度予定されているそうですが、かなりハードな山行なのでで初心者としては躊躇しますが足腰を鍛えて?是非一度は参加してみたいと思います。
ちば市民測定室しらベルの7月の学習会では桂川先生をお招きして軽井沢の調査活動についてもお話ししていただく予定です。興味をお持ちの方は是非ご参加下さい。

しらベル学習会
桂川秀嗣先生を囲んでお話をうかがいます。
内容 福島の子どもたちの状況-放射線被ばくの視点から」
   トピックス;軽井沢周辺の山の空間線量について
講師 桂川秀嗣先生(核分光学 理学博士)
日時 7月12日(金) 午後2時から4時
場所 しらベル事務所(千葉市中央区中央3-13-17)
参加費 100円


(2) しなの・ぷっちょさんによる軽井沢放射線量測定

軽井沢在住?の@shinanopuccho さんが長野、新潟の放射線量を測定してTwitterで発信されています。
過去のデーターは しなの・ぷっちょさんツイログ から参照できます。
1m空間放射線量は分水嶺に比較すると低いものの市街地では土地利用形態の差から相当の濃縮が発生しているようで驚かされます。 
Sp.jpg
しなの・ぷっちょさんによる「新潟中越(十日町、魚沼)の雨樋・雨落ちの線量」マップ

より大きな地図で 新潟中越(十日町、魚沼)の雨樋・雨落ちの線量 を表示

印旛沼の調査記事で紹介した続研究日誌モンテカルロ」ブログでも信州での放射線量測定結果が公開されています。あわせて御覧下さい。

信州のセシウム汚染の度合い:佐久平測定の旅(御牧原など)
信州のセシウム汚染の度合い:佐久平測定の旅(平尾富士)
信州のセシウム汚染の度合い:立科への延長
信州のセシウム汚染の度合い:佐久盆地
軽井沢の放射能汚染:ついに町の測定で高線量

〈関連記事〉
山の放射線をはかる
HSFによる山梨県の放射線量測定
山梨県・北杜市の土壌調査報告会
「山梨県放射能土壌検査報告会」に参加しました。(しらベルブログ)

一歩の会の映画とお話会(前双葉町長井戸川克隆氏)に参加しました

6月22日(土)大網白里市保健文化センターで開催された「子どもと一歩の会」主催の「フタバから遠く離れて」映画とお話の会に参加しました。
約200席の会場ですがほぼ満席になりました。
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井戸川さんのお話の前に上映された映画「フタバから遠く離れて」の中で個人的に全原協(原発を抱える自治体の集まり)で敦賀市の代表が「政府が浜岡原発を止めたのはけしからん。国に協力してきた自治体をないがしろにしている」と演説しているのをうなだれて聞いている井戸川さんと、双葉町民が避難している旧騎西高校校舎での町民の方たちにの生活が特に印象に残りました(配布されている食事はいわゆるコンビニ弁当で厨房設備が撤去されていても煮炊きくらいは出来るはずですが...)
井戸川さんのお話の中でも
「仮説ではなく本設を」原発災害は基盤を失ない長期間自宅に戻れない人々を大量に生み出します。仮設住宅はあくまでも一時避難のためのもの。
「補償は良くてプラマイゼロでありプラスではない」築百年以上の家屋を手を入れながら(お金をかけて)維持していた広いお宅も補償算定では二束三文で「加害者がいくら保証するかを決めるのは理不尽」で被害と加害の非対称性を棚上げにした議論はおかしいおかしいと強調されていました。
井戸川さんが「帰る家があるのは幸せなこと」とおっしゃっていたのには言葉がありません。

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会場からの質問にメモを取りながら答える井戸川さん。

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ホールには地元の協力団体のブースが開設され多くの方がご覧になっていました。

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参加された方が思いを書いた短冊を七夕の笹に

一歩の会の「フタバから遠く離れて」上映会とお話会が東京新聞で紹介されました

明日(22日)に迫った「子どもと一歩の会」の上映会ですが東京新聞(千葉版)で紹介されました。

東京新聞千葉版:双葉町民の避難生活追う ドキュメンタリー映画 大網白里市で22日上映


お近くの方は是非ご参加下さい。

Scan10001.jpg

〈関連記事〉
フタバから遠く離れて 上映会とお話会

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