子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

まもる会による保育所の放射線量調査について

まもる会in千葉ではこれまで公園河川約50箇所、小中学校15校の土壌調査と放射線量の測定を行って来ましたが、保育所の土壌調査について千葉市保育支援課より「保育所の土壌調査は不許可」という回答がありました。

その後の話し合いの中で空間線量のみの詳細調査の可否について検討を依頼していましたが、一昨日千葉市の担当課より「空間測定については協力をしたい」との連絡が入りました。

つきましては1月末から順次調査を行いますので、現在お子さんが入所している方や、これから入所を予定する方で、保育所の調査をご希望の方など1月15日 までに問い合わせメールフォームからご連絡ください。

まもる会による保育所の放射線量調査について
対象    千葉市立の保育所 約10箇所(民間保育園は対象外となります)
調査期間  2013年1月末から2月上旬 
調査内容  所内の空間測定 1メートル、50センチ、地表近く
      SWR(株)の協力により、高性能放射能測定器で測定します。

  HSF.jpg      
    歩く速度で放射線量を測定できます。

*調査希望保育所の募集は1月15日まで
 当ブログメールフォーム  へご連絡下さい。

皆さまからの調査依頼を参考に約10箇所を選定し、担当課を通した後、保育所の担当者と一緒に計測します。
行政も各施設を1回計測していますが、かなり時間も経過していますし、地表近くもきちんと測りマイクロスポットなど無いか確認したいと思います。
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2013年1月の学習会

1月の学習会が決まりましたのでお知らせします。

今回はグリーンタートルズ(市民出資発電所のプロヂュースと省エネ機器の開発を活動の主軸にした市民団体)の東光弘さんを囲んでお話を伺います。
ブログはこちらです。
GreenTurtles

東さんと将来のエネルギーを囲んで

日時 2013年1月22日(火)午前10時半から12時
場所 花見川区保健福祉センター 3階ボランティア活動室
参加費 100円

ご参加お待ちしています。
東さんのプロフィール
image.jpg  

㈱がいあプロジェクト代表取締役/1996年退任
㈲アース・マーケット・プレイス代表取締役/2009年退任
㈲ぐらするーつ 監査役就任中
自然エネルギー千葉の会発起人(当会設立の為、2012年退会)
<NGO>アースデイちば発起人 (実行委員就任中)


ロシア製2.5インチCsIγ線検出器(その2)

ロシア製2.5インチCsI検出器の実験の続きです。

(1)磁気シールドについて

光電子増倍管(PMT)はシンチレーターからの発光を電流に変換し、バケツリレー的に増幅していきますが外部磁界の影響を強く受けます。メーカー品の場合は下図の様なシールドケースが組み込まれた状態でシンチレーションプローブとして販売されていますが、自作やロシア製2.5インチCsI検出器のようなアッセンブリで供給されているものについては自力で対処しなくてはなりません。

PMT_MgSh2.jpg
浜ホトの資料によるとヘッドオン型の場合、パーマロイを使用したシールドケースの厚さは0.8mm程度必要な様で、その材料ですがシート状に加工されたものは高価です。
思案していた所、宇都宮泰氏のご好意で珪素鋼板をゆずっていただきました。(ジャンクのアンプについていたトロイダルトランスから取り出したものだそうです)

CIMG3432.jpg CIMG3433.jpg
ガムテープで本体を保護してから(左)、珪素鋼板(帯鋼)を巻きつけテープで固定します(右)

珪素鋼板による磁気シールドは0.3mm厚の6重巻きという、いささか過剰なものですが実験で効果を確認し最終的には鋏で切断して適当な厚み(0.9mm)にする予定です。

(2)ThereminoMCAによる測定結果
今回はベクモニではなくThereminoMCAというソフトを使用してデーターを取りました。
(CSVファイルを吐かせてFitzPeaks NaIなど外部ソフトを利用しなくてもFWHMを直読できるというのは便利です)
thremino01.jpg
 
前回半値幅(FWHM)が10%という結果に意気消沈しましたが、今回は8.3%といばれるほどの数値ではありませんが常識的な値に落ち着いたので一安心です。
上図右側枠内は入力パルスモニター用のデジタル・オシロスコープですが、入力パルスの波高値(エネルギーの上下限)やベースラインの検出範囲を調整できるなど、PRA=ベクモニ系とは異なるパルスシェーピングを行なっているようなので多少分解能に影響しているかもしれません。

ThereminoMCA_2012_12_23_07_40_09_S.jpg

前回と同じ土壌試料を測定してみると605KeVのCs134と662KeV のCs137 がかろうじて分離しています。この辺は測定条件によって「くびれ」がでたりでなかったりするので一喜一憂してもしかたありません。それより数値に直接現れない安定性、再現性は磁気遮蔽によって向上しているのが体感出来ました。
たぶんこのユニットを磁気遮蔽なしのオリジナルの状態で使用し定量的なデーターを取るのは無理だろう、というのが今回の実験の結論です。(計数管モードのフィールドサーベイ用途でも苦しいかも)

ThereminoMCAは縦軸のLOG表示が未実装など発展途上のソフトですが、そのかわり?に「エネルギー補償」モードというのがあります。(どう補償しているか不明)
 ThereminoMCA_2012_12_23_16_08_58.png
塩化カリウム(K40)のスペクトルの「エネルギー補償」モードでの表示

これひとつでなんでも出来るわけではありませんが、スクリーンショットやCSV出力機能もあるので、スペクトルを取ってデーターを他のソフトで処理しようという用途には十分だと思います。
 

千葉市若葉区のモミジの落葉は40ベクレル

ちば市民測定室しらベルでは会員、非会員を問わず持ち込まれた木の葉、木の実(非食用)を無料で測定しています。(測定結果は御本人にお知らせするとともにしらベル会員MLやブログで公開しています。)
今回のモミジの葉は落葉したものを掃き集めたものなので、そのままで測定した後、水洗い→乾燥させた結果と比較しました。

CIMG3408.jpg CIMG3416.jpg  
水に浸漬し砂が沈殿するまで放置   新聞紙に広げ室内で乾燥

そのままの状態でマリネリ容器に充填、測定した結果は69Bq/kg(セシウム合計)ですが、水を張ったバケツに漬け撹拌して砂が沈殿するのを待ちます。その後ザルにとって流水で洗い流し室内で乾燥させます。(屋外で風に当てたら元も子もありません)水洗後はモミジ以外の葉を除去したので重量が減っています。

いずれの場合も低密度(0.2~0.3)の為2時間~4時間測定していますがもともと誤差が大きい点はご了解下さい。水洗いした結果約4割減の41Bq/kgになりましたが素直に喜べない数値です。

品目 採取場所 Cs137 Cs134 Cs
合計
測定
下限値
モミジ(落葉) 千葉市若葉区 43 26 69 12.5
〃 (水洗後)  〃 27 14 41 17.2
夏みかんの葉 千葉市若葉区 30 22 52 10.0
月桂樹の葉 佐倉市 25 17 42 10.0
スギの葉 大網白里 町 168 106 274 9.3

あと、やはり常緑針葉樹(スギ)の数値が高いのが目立ちます。

〈関連記事〉
千葉市中央区のイチョウの落葉は14ベクレル
千葉市の剪定枝、刈草等(植物性ゴミ)の放射能濃度について

山の放射線をはかる

「人のいない山の放射能とはなんと悠長な」とお怒りになる方もおられるかもしれませんが、原発事故による長期にわたる環境影響、放射能雲による汚染ルートの解明には非常に重要です。

1)日光・放射能汚染地図
栃木県の山の放射線量を測定している方のサイトです。山道を踏破しながらの線量マップの作成には驚嘆します。測定機器やソフトの使いこなしを見ても非常にスキルの高い方だとお見受けしました。
gassan.jpg

福島原発事故では、チェルノブイリ原発事故(原子炉格納容器本体の爆発、炎上による放射性物質の拡散)とは異なり放射能雲が「地を這うように」に拡散した痕跡が山岳部の稜線に標高差による放射能の濃度差として現れていると思います。
gassan_hight.jpg

2)早川由紀夫先生(群馬大学)による山の放射能汚染地図

より大きな地図で 山の放射能汚染地図 を表示

3)静岡県の地上放射線量地図 
厳密には「山の放射能」ではありませんが小山真人先生(うさ博士)静岡県の地上放射線量地図も大変参考になります。

災害情報学会「福島原発事故にともなう静岡県周辺の放射能汚染の詳細地図化とその意義」
科学通信「静岡県周辺で詳細放射線量マップを描く意味」
togetterまとめ「スペクトルを測ると汚染がわかる」

4)「山と渓谷2013年1月号
にまもる会Twitterでもフォローしている小豆川先生が監修されている特集記事「原発事故から2年、山の放射能汚染を追跡する」が掲載されていると聞きさっそく購入しました。
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さすがに商業誌(最新号)を「自炊」して公開する度胸はありませんので内容を簡単に紹介します。
・奥多摩三頭山の測定記録(RD1503とRadi PA1000使用)
・小豆川先生による「山の放射能Q&A」
・日本勤労者山岳連盟斉藤理事長インタビュー
是非書店でご覧になってみてください。

インタビュー記事で紹介されている福島登高会による
福島県山岳環境放射線モニタリング

上記の基になった調査活動については以下のURLを参照
日本勤労者山岳連盟による
放射能汚染「山と登山道の実態は」東北・関東、山の放射線測定と分析結果についての講演会 報告

5)八ヶ岳(山梨県)の放射線量
しらベルの学習会の講師をお願いした東邦大学名誉教授の桂川先生もげんごろう工房の田中智氏に協力して八ヶ岳稜線の放射線量をTN100を使用して測定されています。

たたら

現在山梨県では「いのち・むすびば~放射能からいのちを守る山梨ネットワーク~」の皆さんによる県内土壌調査プロジェクトが立ち上がりました。募集は締め切られましたが、現在「ちば市民測定室しらベル」で検体の測定を行なっています。(Ge半導体検出器によるクロスチェックも行い結果は来年2月以降に公開されるとのことです)

いのち・むすびば公式ブログ 土壌汚染マップをつくろう!

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〈関連情報〉
林野庁 質ペレット及びストーブ燃焼灰の放射性セシウム濃度の調査結果及び木質ペレットの当面の指標値の設定等について

電中研 環境中に拡散した放射性物質対策に関する基礎的検討(その2) 木本性植物近傍の空間線量率と植物体の放射性セシウム濃度

今、森林にある放射性セシウムは、これからどこへいくのか?  東大農学生命科学研究科

放射性物質の包括的移行状況調査


土壌-植物系における放射性セシウムの挙動とその変動要因

風に乗って長い距離を運ばれる放射性セシウムの存在形態

測定レポート3 森林の汚染は、循環と食文化に影響しています



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