子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

ご自宅の土壌調査結果(3)

ご自宅の土壌調査結果の3回目です。
現在43名の方が応募されていますが、受付番号を受領された方はお早めにしらベルで予約をおねがいします。
以下よく寄せられるご質問について説明いたします。

・応募については締めきった時点で案内ページでアナウンスしますので、それまでは「応募中」と考えていただいて結構です。(辞退される方も想定して50名+αまで受け付けます)
・予約した後、ご都合で非公開(全額自費)を望まれる方はその旨しらベル受付で申し出てください。予約が無効になることはありません。
・遠隔地の親類、友人(ただし千葉県内に限らせていただいています)をご紹介、または持ち込みの代行も受け付けていますが、御本人の意志(特に公開について)をよく確認してください。

今回の結果ですが、美浜区の方は昨年の早い段階で表土を剥ぐなど「除染」を行ったとうかがいました。逆に同様に「表土の剥ぎ取りをしたが思ったほど下がらない」というお話もあるので、ご協力いただける方にお願いして詳細な調査を行いたいと考えています。(測定費用はまもる会で負担します)

自宅土壌調査(太字は今回分 Bq/kg)
採取場所 Cs137 Cs134 Cs合計
印旛郡栄町 250 177 427
習志野市谷津 582 485 1067
千葉市花見川区朝日ヶ丘 512 323 835
千葉市花見川区朝日ヶ丘 593 437 1030
千葉市美浜区稲毛海岸 14 8 22
千葉市緑区あすみが丘 109 81 190
千葉市緑区おゆみ野 20 15 35
       
千葉市花見川区長作 76 53 129
千葉市花見川区畑町 296 217 513
千葉市美浜区打瀬 138 101 239
千葉市稲毛区轟町 127 93 220
千葉市稲毛区稲毛 153 99 252
千葉市中央区登戸 128 89 217
市原市国分寺台中央 127 93 220
四街道市鹿渡 183 132 315
四街道市物井 337 261 598
八千代市大和田新田 394 290 684
匝瑳市吉田 112 80 192
       
千葉市花見川区長作 585 436 1021
千葉市稲毛区作草部 179 124 303
千葉市稲毛区宮野木 233 183 416
千葉市若葉区都賀 248 172 420
千葉市緑区おゆみ野 105 86 191
千葉市緑区おゆみ野南 38 35 73
千葉市緑区誉田 109 81 190
八千代市八千代台南 589 432 1021
山武郡大網白里 174 132 306
八街市八街 68 55 123

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7月のまもる会の勉強会のお知らせ

7月のまもる会の勉強会のお知らせです。

6月18日に、森田知事が高線量の焼却灰を手賀沼終末処理場に一時保管施設を設置すると表明しました。現在、柏、松戸、流山、我孫子の4市と印西地区環境整備事業組合では清掃工場で基準値超えの焼却灰が約3600トン保管されており、このままではごみ処分=都市機能の喪失という深刻な問題となっています。

建設予定地の我孫子市や印西市では容認できないとして我孫子市議会では反対決議をしています。
この汚染焼却灰は千葉市にとっても他人事ではなく、高濃度下水汚泥(焼却灰)が行き場がなく南部浄化センターに保管されています。

今回は元松戸市議の武笠紀子さんのお話を聞き、この問題について皆さんと一緒に考えたいと思います。

20120508_2101311.jpg
写真は松戸クリーンセンター駐車場に保管されている焼却灰、隣接する公園で測定した1m空間線量は0.7μSv/h(武笠さん撮影)


日時  7月20日(金)午前10時半から 
場所  千葉市花見川区保健福祉センター3階
内容  高線量の焼却灰について
ゲスト 武笠 紀子さん (元松戸市議)
http://mukasanoriko.jugem.jp/?day=20120508

まもる会の勉強会は会員以外のどなたでも参加できます。(参加費無料) 事前予約は必要ありません。 託児には対応しておりません。 会場には駐車場がありますが、お子さん連れ以外の方は出きるだけ公共交通をご利用ください。

木村真三さん講演会

書きかけのまま投稿してしまいましたので、追記して再UPしました。6/26

福島で活動されている木村真三さんの久しぶりの映像(講演)です。
相変わらず精力的に活動されているようですが、お元気そうでなによりです。



ぼちぼちさんが精力的に文字起こしをされています。いつもながら感謝!です。


6月21日【内容起こし】木村真三氏:「原発事故、住民は守られたのか、住民は守られるのか。-避難と帰還、安全確保を考える-」【その①】@エネシフジャパン

6月21日【内容起こし】木村真三氏:「原発事故、住民は守られたのか、住民は守られるのか。-避難と帰還、安全確保を考える-」【その②】@エネシフジャパン


木村さんの発言の中で特に個人的に気になったトピックを上げてみました。
塗装工時代の作業服と地下足袋で煙突の上に上がるのでしょうか、「過激な実証主義者」木村真三さんの真骨頂です。

○水元公園のホットスポット
・塩化物として安定的な状態にあるセシウムは水に溶け難い
・溶けにくいけが水の量が多ければ多いほど徐々に溶けていく。
・セシウムが表層にあるならば徐々に溶けだしていく。汚染はまたどこに出てくるか判らない

○放射線の人体への影響
・ICRPもECCRも信じていない
・生物学的・医学的に調べてみても「100ミリシーベルト以下は大丈夫だ」という根拠は何一つない
・(放射性物質は)4年も経てばほとんどは抜けてしまう。原因が掴めなくなってしまった後にガンになる。
・ポリオのワクチンで障害を持つ子供や無くなってしまう人は150万人に一人、1000人に一人の割合でガンで亡くなるのはとてつもなく大きい。

○がれき問題
・長崎市でも4月6日から13日に高濃度の放射能雲が検出されている
・長崎市でも見られたような汚染は、真反対側の釧路市でもある
・いわき市志田名地区の空間線量率で13マイクロシーベルト/時あった。
・志田名地区は未だに全く補償を受けないままに棄民状態
・福島県内でもこういうところは点在してる

・現在木村さんは新潟県三条市のアドバイザー
・木村さん「国に対してきちんと実証実験をさせた上で受け入れたほうがよい。まだ時期尚早」
・三条市長「すいません、先生。実はもう受け入れ表明してしまいました。」
・10万ベクレルでも、水で薄めれば放射性物質とみなされない、それは詭弁
・基準を決めるためには、僕は測る。燃焼実験をせねばならぬ
・バグフィルタが99.99%のセシウムを抑えるという、本当かどうか59mの煙突に上って測ります
・震災の瓦礫は持ち込まないと言って、自分たちの汚染された焼却灰は他県に持っていくのはおかしい


明るく楽しい勉強会@代々木公園

前回の水元公園での明るく楽しい勉強会に引き続き代々木公園で開催された群馬大学早川先生をお招きした「渋谷区 子どもたちを放射線から守る会」主催の勉強会に参加しました。


明るく楽しい勉強会@代々木公園

SIMG2526.jpgSIMG2527.jpg
     中央広場(時計付近)          早川先生の屋外講義

最初に非常に不謹慎な事を言うと@代々木公園は前回の水元公園のような「目玉」がありませんでした。

毎日新聞 水元公園「国基準超える線量」 共産党都議団、都に除染要求


空間線量は0.04~0.07μSv/h(1m)程度で側溝の土も0.1μSv/hを超える「路傍の土」も見当らず、たぶん千葉市緑区より線量は低いと思います。(詳しくは早川先生のツイート参照)
hayakawaTw.jpg
というわけで、もっぱら屋外での座学という趣になりました。

もう一つ不謹慎な事をいうと、まもる会のMrGammaはRadi PA-1000と比較データーを採っていますが「表示値が低め?」という疑問があり、同機種との個体差や他のシンチとの比較してみたいというのも参加した動機の一つです。(購入してまもなく1年ですが「校正にはもう1台買えるくらいの費用がかかる」という噂もあるので)
SIMG2534.jpg
   赤四角が「まもる会」のMrGamma

結論は「低くも高くもなく」で、これまでのRT-30との比較データーからも大きな問題はないだろうと判断しました。(Inspectorの数値は比較対象外)

後は勉強会と関係ない個人的なメモです。

放射性物質の壊変は確率的現象、ただし「暴れている」のでもデタラメでもない。
・γ線の放出はポアソン分布にしたがう。
・任意の時間Tにおけるイベント数がNの時、その標準偏差は√N (N±√N)
・N=100のとき 100±√100 →100±10 (10%)
・N=10000のとき 10000±√10000 →10000±100 (1%)
・感度(計数効率)の高いセンサーほど誤差が早く収束する。
・センサー形式が同じなら計数効率は体積(立体角)に比例する

ソ連軍用ガイガーJUPITER SIM-05(юпитер сим-05)の実測データー
Timeconst.jpg
SoilHist.jpg

・ヒストグラムがガウス分布にフィットしないガイガーは変な平均化処理をしている
・GM管自体は優秀な検出器である。
・GM管の生出力(イベント)をgmcloggerで記録解析すれはシンチと遜色ない結果が得られる
・ただしGM管には「窒息現象」がある。本当に危ない所に行くなら電離箱必携、でないと「死ぬぞ」

JUPITER SIM-05 VS A2700(MrGamma)
A2700vsSIM05_2.jpg
Cs137は元々β核種、β崩壊してできる娘核種Ba-137mがγ線を出す
・Cs137がある所でβ線が出ているのはあたいまえ。
測りにくい(プラスチックで止まる)β線をわざわざ図る意味は?
・普通のガイガーは「地上1mのβ線」を拾わないし拾えない。
・「スイッチを押して出た数字を信じるだけ」の人はGM管はやめたほうが無難
・「床を擦り切れるほど掃除しても部屋の線量が0.1から下がらない」というのでMrGammaの表示値を見せて「0.04ですよ」と伝えたら泣きだしたRadex使いのお母さんがいた。
・GM管が悪いのではない、ろくに説明もしないで売る奴が悪い。

アロカのGMサーベイメーターが測定室に納入されました
ガイガーカウンターの低線量時の動作について(5)

ガイガーカウンターの低線量時の動作について(1)
ガイガーカウンター(β線)についてのご質問について

シーベルトからベクレルへ

ごみ(がれき)焼却と環境モニタリング(その2)

(1)空間線量率と表面汚染密度(土壌放射能濃度)の微妙な関係

前回の記事でも紹介した学習院大田崎先生の資料にある

100m四方の土地がもれなくセシウム134、137により1Bq/m2の汚染状態にあるとした場合、その中心における1m空間線量は3.4×10-6[μSv/h](0.0000034)


から汚染密度が1万倍である 10000[Bq/m2]の場合1m空間線量は
                3.4 × 1 × 10-6+4 ≒ 0.034[μSv/h]

となりますが、条件としては「セシウムが均一厚みの層が地表面に一様に広がっている」状態を仮定しているので、実測値とは必ずずれが生じます。

この辺については信州ラボの一ノ瀬さんがまもる会の測定データーも含めてまとめていただいているので参照してください。

信州ラボ 放射性セシウム 425 Bq/kg の土壌汚染で空間線量率は、0.1μSv/h上昇する。

とりあえず1m空間線量が0.034μSv/h時の土壌放射能濃度を「文科省換算値」65倍から計算すると  
                      10000   ÷   65   ≒   154[Bq/kg]

になります。

以前の記事での後閑知子さんのレポートにある
「空間線量が上昇しない=セシウムは出ていない」という千葉市当局の仰天主張ですが
どのくらい空間線量が変化すると「明らかに上昇」といえるのかは主観がはいりますが、仮に1m空間線量が0.1μSv/h上昇したとすると

0.034 × 3 ≒ 0.1[μSv/h] からザックリ3倍すると
                         30000[Bq/m2

の土壌汚染が新たに生じたことになります。

上記と同様に「65倍換算値」での土壌濃度は以下の数値です。
                  154 × 3 ≒ 462[Bq/kg]

田崎先生の資料にありますが放射線障害防止規則などにある「放射線管理区域」4万Bq/m2 の場合は
40000 × 3.4 × 10-2 ≒ 0.14[μSv/h]になります。


この計算は100m四方が均一に汚染された場合の話なので放出されたセシウムの「総量」は
      30000×100×100=300,000,000
[Bq](3億ベクレル)

程度になります。(単純比例計算なので0.01μSv/h上昇するなら少なくとも1/10がその地点の100m四方に「総量」として降り注いだことになります)

「多少出ているかもしれないが健康に影響のないレベル」という言い訳ならまだ話はわかりますが「空間線量が上がらないから出ていない」というのは非科学的な妄言です。


(2)土壌放射能の深さ方向分布

まもる会の土壌調査結果と空間線量の比較データー(実測値)から求めた0.1μSv/h時の土壌放射能濃度は
  599[Bq/kg]
で上記の計算値から求めた462Bq/kgと「近くも遠くもない」微妙な数値です。
前に書ましたが計算値と実測値のずれは、地形、地表の凹凸、土地利用形態、土質あるいは裸地か草地かなどによりますが、深さ方向の分布の影響が大きいと考えています。

現時点で土壌中のセシウムは0~3cm程度の深さにあると「言われています」
まもる会では土壌調査にあたって採土器(移植器)を使用してできるだけ正確に深さ5cmの範囲をスポット的に採取していますが、深さ方向の分布を自分たちで精査したわけではありません。

深さ方向の順列を見出さず採取した円筒系の土壌を深さ方向で「輪切り」にしてγ線スペクトロメーターでセシウム濃度を深さ方向に分けて定量すれば良いのですが、実際に行うにはそれなりの道具が必要です。

ライナー採土器の例(大起理化工業HPより 写真は DIK-11C ) 
110as3.jpg 110as5.jpg

パイプなどを地中に打ち込めば似たような事は出来ますが、実際やってみると取り出すときに崩れてしまいます。

取り敢えず次回の土壌調査では同一箇所(裸地)で
1)地表~1cmをスコップの刃で削りとった資料
2)従来通り採土器で5cmまで採取した土壌
の2試料を採取して放射能濃度の比較を行う予定です。

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花見川区3公園の土壌放射能濃度測定結果
6月の勉強会(ごみ焼却問題)の報告

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