子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

宮野木中央公園の再測定

宮野木中央公園の林床と歩道(舗装)の境にセシウムが雨水で濃縮した最大0.6μSv/hをしめす高い空間線量の場所があることは以前のブログの記事でお知らせしました。
その後採取した土壌を測定し放射能濃度が6,870Bq/kgであることがわかりました。

まもる会ではこうした情報を公開するとともに調査結果を添えて千葉市関係部局や議会に要望書や陳情書の提出などをこの間行って来ました。

宮野木中央公園については公園管理課より「対処した」という連絡があったので5月28日に現地の状態をを確認しました。

SIMG2430.jpg
写真でマークした地点が以前の調査で高濃度汚染土壌を採取した場所です。


宮野木中央公園詳細線量マップ(2月28日測定)
矢印の方向から上の写真を撮影しました。

より大きな地図で 宮野木中央公園(地表)放射線マップ を表示

今回確認した状況ですが
新たに排水溝が3箇所新設され、汚染土壌(表土)が撤去、土が入れ替えられていました。
それに伴い空間線量は
地表部  0.06~0.07μSv/h
1m      0.09~0.11μSv/h


と大幅に低下していました。(1m空間線量は周囲40~80m程度の影響を受けるため、地表より線量が高くなっていると思われます)

SIMG2436.jpgSIMG2435.jpg
新設された排水溝           地表部 0.059μSv/h

千葉市(環境局)の公式見解は、従来通り「周囲と1マイクロ以上差がなければ除染しない」なので今回の場合もあくまでも場内整備工事という見解だと思います。
実際にこの場所は水はけが悪く舗装(歩道)の上に流れ出した泥土を除去し積み重ねる作業を繰り返したことがセシウムが濃縮した原因です。(草地の土壌放射能濃度840Bq/kgから地表のセシウムが雨水で移動しやすい裸地で10倍程度の濃縮が起きたものと考えられます)

私たちは「原因」と「結果」(汚染土壌)が取り除かれれば言葉にはこだわりません。今後も子どもたち活動する環境から少しでも放射能を減らしていくために行政への働きかけなど継続していくつもりです。


市内5公園の土壌放射能濃度(その2)
宮野木中央公園の詳細調査
稲毛区4公園で土壌採取とガイガーミーティングを行いました(1)
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明るく楽しい勉強会@水元公園

5月27日(日)足立区水元公園で開催された「明るく楽しい勉強会@水元公園」に参加しました。
催しの詳細はこちら
「早川マップ」の群馬大学の早川由紀夫先生をお迎えしての「野外学習」です。いつものA2700(MrGamma)は別の調査で使用中なので代役と言ったら怒られますが「ソ連製」のJupiter SIM-05(ナターシア)とエアカウンターを持参しました。

SIMG2385.jpgSIMG2381.jpg
定刻に登場した早川先生     とにかく色んな線量計が...。

最初に早川先生からレクチャーがあり
・2011年3月の状態は、芝生や草地に保存されている。
・半減期で減って、2012年5月現在、当初の74%になっている。
・雨どいや路傍の土にセシウムが濃縮している。
・アスファルトにも浸み込んでいる。

などについてお話をうかがってから移動しながらの測定に入りました。

SIMG2390.jpg SIMG2389.jpg
広場中心付近に移動        SIM-05での1m線量

SIM-05の表示値については「N=20(回)程度の平均値から0.06を引いて1.1倍すると概ねMrGammaの値と一致する」から
(0.33-0.06)×1.1≒0.29μSv/hとザックリ計算できます。(そういう意味では移動しながらの測定は苦手です。この時のエアカウンターSの表示が「0.26μSv/h」で噂に聞いていましたが水元公園は非常に高線量だというのが判りました)

SIMG2380.jpgSMG2393.jpg
エアカウンターSでの1m線量   地表部Radi3台の揃い踏みに参加

地表部と1m空間線量の差が少ないのはこてはし台調整池でも見られましたが高濃度汚染土壌の水平方向と垂直方向(深さ)の広がりが大きいためと推定しています。

SIMG2395.jpgSIMG2400.jpg
「黒い物質」=「路傍の土」の観察  SIM-05地表 0.6μSv/h

いわゆる高濃度の「黒い物質」について早川先生の見解は「藻などの生物濃縮は無関係、自然と人工物の境界での濃縮」というもので実際に植栽との境界にある側溝の「路傍の土」を測定しました。
「路傍の土」真上の1m空間線量は0.2μSv/h程度(といっても普通の場所が非常に高いので「カン」が狂いますが)で「厚みと広がり」が無いため空間線量率への寄与度は少ないと考えられます。

SIMG2403.jpgSIMG2402.jpg
意味不明な看板が...。      柵の外の植栽0.7μSv/h とにかくどこも恐ろしく高い。

林の林床とアスファルト歩道の境界部に移動して測定、参加者の質疑のあとプレス関係向けの会見があり解散となりました。
SIMG2417.jpg SIMG2424.jpg
本日の最高値1μSv/h(林床と歩道の境界) プレス向け会見

あと当日の写真はPicasaWebアルバムにUploadしましたのでよろしければ御覧下さい。

Webアルバム「明るく楽しい勉強会@水元公園」

toggeterまとめ

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花見川区内4公園の土壌調査結果

5月16日に採取した花見川区の3公園(千本桜公園、長作市民の森、花島公園、)と、5月18日再度採取した横戸公園(花見川区)の土壌をちば市民測定室しらべルで放射能濃度を測定したので結果を公開します。


千本桜公園(花見川区瑞穂)
単位は[Bq/kg] 平米換算は[Bq/m2
ヨウ素131セシウム137セシウム134セシウム合計平米換算値
N.D47133081052,650

採取時の1m空間線量 0.09μSv/h


長作市民の森(花見川区長作台)
単位は[Bq/kg] 平米換算は[Bq/m2
ヨウ素131セシウム137セシウム134セシウム合計平米換算値
N.D20114134222,230

採取時の1m空間線量 0.07μSv/h

花島公園草地広場(花見川区花島町)
単位は[Bq/kg] 平米換算は[Bq/m2
ヨウ素131セシウム137セシウム134セシウム合計平米換算値
N.D8445881,43293,080

採取時の1m空間線量 0.09μSv/h

花島公園水辺(花見川区花島町)
単位は[Bq/kg] 平米換算は[Bq/m2
ヨウ素131セシウム137セシウム134セシウム合計平米換算値
N.D15311827117,615

採取時の1m空間線量 0.09μSv/h


横戸公園中央(花見川区横戸町)
単位は[Bq/kg] 平米換算は[Bq/m2
ヨウ素131セシウム137セシウム134セシウム合計平米換算値
N.D6054481,05368,445

採取時の1m空間線量 0.12μSv/h

予定した花見川区内公園の土壌調査箇所の残り3公園の結果は後日公開します。
次回は6月4日に美浜区内の公園、緑地の調査を行う予定です。
今回分を含む測定結果は
土壌調査結果一覧を参照して下さい。


より大きな地図で 土壌採取予定及び調査結果 を表示

花見川区3公園の土壌採取をおこないました

5月18日、23日にかけて市民ネット花見川の皆さんと花見川区の4公園(横戸市民の森、柏井第2公園、鷹の台弁天公園、横戸公園)の空間線量測定を行い、同時に土壌採取を行いました。(横戸公園は再採取)
空間線量の過去の(昨年)データーのまとめは以下を参照して下さい。

2012年10月31日 横戸・柏井地区放射線量測定結果

(1)横戸市民の森
横戸市民の森は昨年6月と10月にまもる会で空間線量の測定を行なっていますが同時期に千葉市の調査も行われています。

空間線量測定結果(μSv/h)
測定場所 測定高さ 6 10 千葉市10月 5
横戸市民の森 100cm 0.12 0.15 0.15 0.11
50cm 0.13   0.16  
1cm 0.22 0.18   0.12


SIMG2374.jpg SIMG2377.jpg

今回市民の方からの要望があり土壌採取を行ったほかに林床の落葉も採取し測定する予定です。

(2)柏井第2公園
横戸市民の森と同じく昨年10月にまもる会、千葉市が独自に空間線量を測定しています。

空間線量測定結果(μSv/h)
測定場所 測定高さ 10 千葉市10月 5
柏井第2公園 100cm 0.16 0.13 0.14
50cm   0.14 0.15
1cm 0.18   0.22

SIMG2367.jpg SIMG2368.jpg
柏井第2公園 1m 0.14μSv/h    同 1cm 0.22μSv/h
 

(3)
鷹の台弁天公園
昨年7月に隣接する国有地(グランドゴルフ場)の空間線量の測定を行いましたが、今回も参考に測定しています。

空間線量測定結果(μSv/h)
測定場所 測定高さ 7月 千葉市
10月
5月
鷹の台弁天公園 100cm - 0.16 0.09
50cm - 0.16 -
1cm - - 0.12
国有地
(グランドゴルフ場)
100cm 0.16 - 0.12
50cm - - -
1cm 0.19 - 0.17


2012.5.18鷹の台弁天公園 SIMG2372.jpg
鷹の台弁天公園(遊具脇)    横戸緑地(土壌の返却)

こうした測定と並行して以前採取して横戸公園、横戸緑地など測定の完了した土壌を元の場所に戻しています。(右上写真)


(4)
横戸公園
横戸公園は以下の様に定期的に空間線量の測定を行って来ました。

空間線量測定結果(μSv/h)
測定場所 測定高さ 6月 7月 10月 千葉市
12月
千葉市
2月
1月 5月
横戸公園 100cm 0.19 0.20 0.19 0.20 0.19 0.16 0.12
(中央) 50cm 0.23 -  0.20 0.23 0.21 0.16  -
1cm 0.37 0.20 0.24  - -  0.20 0.20

1m空間線量は高止まり傾向からようやく低下しつつありますが、地表部分はそれほど下がっておらず変化が少ない様です。
今年1月23日に公園周辺部(裸地)で土壌を採取して放射能濃度を測定しましたが、昨年11月の調査の結果でも周囲の側溝などに放射性降下物が流出した可能性が高く、今回は比較のために草地の中央から再度土壌を採取しました。

土壌調査結果一覧(GoogleDoc)

これらの土壌採取に並行して行った今年3月以降の空間線量測定結果は土壌測定と別のMapにまとめてあります。


より大きな地図で 土壌採取箇所など2012年3月以降の空間線量 を表示


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6月の勉強会のお知らせ 

 今回はゲストにチェルノブイリ被災地への支援活動に長年に渡り取り組み、現地
にも何度も訪問された吉沢弘志さんをお呼びし、低線量被曝についてお話してい
ただきます。
また「放射能が気になるママの集い」の主催者である後閑さんが千葉市の廃棄物
問題について行政に聞き取りなどしてきたことを報告します。

日時 6月12日(火)午前10時半から12時
場所 花見川区保健福祉センター3階 (花見川区役所隣)

   駐車場あり

内容 低線量被曝の影響・・・・吉沢弘志さん(埼玉大講師)
   千葉市の廃棄物問題について・・・後閑知子さん

是非ご参加下さい。
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