子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

中央区などの公園の土壌採取と線量測定

お知らせしたように中央区3公園の土壌採取と空間線量測定を行いました。(前回と同様に空間線量についてはClearPulse MrGammaとHoriba Radi PA-1000の比較データーも取りました)

(1)中央区
千葉市による中央区内の公園の調査でも昨年10~11月で空間線量が特に高かった3公園(椿森、新町、本町)について土壌採取を行い、同時に採取箇所の空間線量も確認しました。

千葉市HP 空間放射線量率 測定結果(中央区)<公園・緑地、調整池>

採取した土壌は前処理後、ちば市民測定室「しらベル」に測定を依頼しますが、結果の公開は現在の予約状態から5月連休明け以降になる予定です。
なお、今回の調査は千葉市公園管理課に申請を出して許諾されたものなのでコメント欄で要望のあった青葉の森については(千葉県管理の施設)実施できませんでしたのでご了解下さい。(以前測定した青葉の森の空間線量データーについてはこちらをご覧ください)

土壌採取箇所の空間線量[μSv/h]
 A2700 PA-1000 
 100cm1cm100cm1cm
椿森公園(中央)0.100.130.130.17
椿森公園(植込)0.080.110.100.12
本町公園(中央)0.060.060.070.07
本町公園(草地)0.080.080.090.09
新町公園(中央)0.080.090.090.10

CIMG2238.jpgCIMG2240.jpg
中央区本町公園(空間線量)     同草地付近(土壌採取)


より大きな地図で 中央区土壌採取箇所 を表示


(2)花見川区
市民ネット花見川の皆さんと協力して花見川区内の空間線量の定点観測を行なっています。
以下は4月17日に行った区内3公園(緑地)の測定結果で、天戸緑地については土壌の採取もあわせて行いました。
A2700による空間線量測定[μSv/h]
100cm 1cm
長作町公園(中央) 0.09 0.13
花島公園(センター前) 0.08 0.12
花島公園(芝生広場) 0.09 0.13
花島公園(渓流脇) 0.10 0.13
天戸北緑地 0.09 0.11

CIMG2167.jpgCIMG2166.jpg
花見川区花島公園(空間線量)   花見川区天戸北緑地(土壌採取)

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都川上流(加曽利地区)の放射線量を測定しました

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今後の調査予定など

(1)市内公園の土壌調査
お知らせしたように自宅など民有地の土壌調査を公募していますが、従来行なってきた千葉市内公園の土壌調査については要望も多くいただいているので、未調査の地域、公園について引き続き実施していきます。

市内公園土壌調査予定箇所および実施箇所

より大きな地図で 土壌採取予定及び調査結果 を表示


1)中央区
中央区については以下の日程で3公園について空間線量測定と土壌採取を行います。
日時:4月26日 
椿森公園、千葉公園、新町公園
参加希望の方は時間、集合場所などについてはメールでお問い合わせ下さい。

2)花見川区
5月16日に花島公園、大日公園、犢橋公園、長作市民の森など未調査の公園について土壌採取を行います。

3)稲毛区、美浜区
あやめ台調整池、わかばの森(稲毛区)、中瀬緑道、浜田川緑地、こじま公園(美浜区)
(日程は調整中で後日公開します。)

また土壌採取とあわせて採取し測定が完了した公園の土壌は順次元の場所に戻していく予定で、一部については既に実施済みです。(美浜区北磯辺公園、稲毛区宮の谷公園等)
ただしみはる野中央公園、宇那谷緑地など1000Bq/kgを超える土壌については公園管理課に返却するなど処置方法については検討しています。

CIMG2220.jpgCIMG2221.jpg
美浜区北磯辺公園         採取した土壌の返却

CIMG2230.jpg CIMG2231.jpg
稲毛区宮の谷公園         土壌の返却(草地付近)

これらの結果、及びメールで寄せられた要望について新規に公園管理課に土壌採取箇所を新たに申請することも考慮していますが、その場合も5月以降の実施予定になることはご了解下さい。


(2)アースデイちば2012

先日まもる会とSWR(株)の皆さんの協力により、会場の放射線量調査を行ったアースデイちば(4月22日)に参加しました。(アースデイちばのブログでもまもる会の活動について大きく紹介していただきました。)
当日はあいにくの雨模様でしたが多数の方が参加され、私たちも測定に立ち会っていただいた実行委員会の菊地さんにはまもる会やしらベルのリーフを置かせていただいたお礼をいたしました。また、いつもまもる会に協力していただいている「マルハバ、パレスチナ」のブース、勉強会の講師をお願いした小川達也さん(花見川区の農家)がいらっしゃった「生活クラブ虹の街」のブースにもご挨拶にうかがいました。

SIMG2208.jpgSIMG2218.jpg
「マルハバ、パレスチナ」     「生活クラブ虹の街」

坂月川上流域の詳細調査結果(その2)

(3)採取したクレソンの測定結果
土壌採取箇所のクレソンは根を残して採取しましたが流水でよく洗い泥などを除去し、さらに水を張ったバケツの中でゴミや枯れ草などの付着物を取り除き水気を切った状態で市民測定室「しらべル」にて放射能濃度の測定を行いました。

S0418972.jpg SIMG2205.jpg
クレソンの採取状況       1.8Lマリネリ容器に1.0L(476g)充填しEMF211γ線スペクトロメーターで30分計測しました。

以下にクレソンのスペクトル(測定結果)を示します。
クレソン  
Cs137が29Bq/kg Cs134が22Bq/kg 合計51Bq/kgの東電福島原発由来のセシウムが検出されました。(土壌放射能濃度を4000Bq/kg程度と仮定すると移行係数は1%強程度になります)

当然市場流通品ではありませんので、食品の新基準「100Bq/kg」には抵触しませんが厚労省がゲルマニウム半導体検出器による精密(確定)検査が必要と定めたスクリーニングレベル(50Bq/kg)を超える数値だという事は留意しておく必要があります。

(3)水中(土中)放射線量測定
土中放射線量測定器はシンチレーション検出器を防水仕様の堅牢なスリーブに収めて土中(水中)のγ線の1秒当たりのカウント数(計数率=cpm)を表示するもので、直接μSv/hやBq/kgに換算することは出来ませんが、部位ごと、深さ毎のカウント数を比較することは可能です。

土中挿入式フィールドサーベイメーター SSM-1

SSM-1.jpg

上のグラフは今回測定の2地点のカウントレート(縦軸-cpm)と土中挿入深さ(横軸-cm)の関係を図示したものです。レベルは異なりますがいずれも深さ10cmで最大となり20cmでも30~40%程度しか減じていないことから、地表部だけでなく一定の厚みの範囲が汚染されていると推定されます。

(4)広域線量マップ
詳細測定ポイント以外の箇所については谷頭橋~小桜橋の範囲についてはSWR測定チームの皆さんによりRT-30(2×2シンチレーションサーベイメータ)とGPSによるマップを作成していただきました。
RT-30による線量測定マップについては習志野谷津公園みはる野地区などの測定記事で詳しく解説していますのでそちらを参照して下さい。

坂月川左岸線量マップ

より大きな地図で 坂月川左岸(最大値)マップ を表示

なお今回右岸と左岸の測定マップは別々に作成しましたが、傾向について大きな差異はないと考えています。
坂月川右岸(最大値マップ)

なおGoogleEarth(Map)形式のkmlファイルを以下のリンクからダウンロードするか直接GoogleEarthで開けばマップ上で数値を直読できます。

2012年04月18日-坂月川-右岸-平均値.kml
2012年04月18日-坂月川-左岸-平均値.kml

坂月川上流域の詳細調査結果(その1)

雨天で延期になっていた坂月川流域の詳細調査を4月18日に行いました。前回の調査ポイントである谷頭橋~桜木園前付近を中心に下流域の小桜橋までの範囲についてSWR(株)の測定チームのご協力をいただき、ポイント毎の線量測定、表面汚染密度測定のほかに土壌採取(3箇所)と河原に自生しているクレソンを採取して放射能濃度の測定も行いました。
調査には千葉市下水道建設部 都市河川課の職員みなさん、市民ネットワーク若葉の皆さんに同行していただきました。

調査結果の一覧は以下のとおりです。(上流から下流をみて右岸、左岸と表記してあります。この場合だと右岸=西側、左岸=東側になります。)

より大きなシートで坂月川詳細調査結果を見る

詳細調査ポイントマップ

より大きな地図で 坂月川詳細調査ポイント を表示


SIMG2181.jpg
千葉市の測定箇所        土壌採取

(1)空間線量(1m,50cm、5cm)
空間線量の詳細測定と線量マップの作成にあたっては千葉市都市局河川課の職員の方に立ち会っていただき、前回まもる会や3月13日に千葉市が測定したデーターとの比較し確認しました。

今回の測定結果でも1m空間線量が0.3μSv/hを超える地点が確認されましたが、(厳密に同一ポイント)ではありませんが、全体には線量がやや低下している傾向が確認できました。これは前回の写真記録と比較すると判りますが
1)水量が増えセシウムが固着した土壌が遮蔽された
2)植物が繁茂したことによる遮蔽効果
などの理由がが考えられます。

SIMG2195.jpgSIMG2170.jpg
1m空間線量測定(桜木園対岸)  表面汚染密度測定(β線)

SIMG2198.jpgSIMG2175.jpg
土中放射能測定           前回採取した土壌を元の場所に戻しました。


(2)土壌放射能濃度

坂月川上流域(若葉区)
単位は[Bq/kg] 空間線量は[μSv/h]
採取場所セシウム137セシウム134セシウム合計1m線量
桜木園前(左岸)2970214451140.314
旧大須賀家前(左岸)1780134331220.312
千葉市測定箇所(右岸)2630195645860.308

前回(1月25日)土壌を採取した谷頭橋下流入口付近は2500Bq/kg でしたが、礫混じりの粗い砂地であったのに対して今回採取した土壌はいずれも有機物(腐植)を多く含む粘土質であるというのが結果の差となって現れていると思います。
今回の結果は「土壌調査結果一覧」にも追記してあります。

写真にもありますが、汚染の拡大を防止するために放射能濃度を測定した土壌は基本的に元の場所に戻していく予定です。
(つづく)

5月の勉強会の予定のがれき問題資料

(1)5月の勉強会予定

日時 5月8日(火)午前10時半から
場所 花見川区保健福祉センタ-3階
ゲストは、チェルノブイリ原発事故をきっかけに柏市に放射線測定器の購入を求め、市民がボランティアで測定を行っていた放射能測定器運営協議会のメンバーであり、現在柏市の「食の安全と環境を考える会」代表の柳沢典子さんをお迎えします。
お話は「ホットスポットのホットな話」です。

チェルノブイリの放射能と向かい合った市民の活動


この他、直近の話題や報告も準備中です。
是非ご参加下さい。

(2) がれき問題資料

4月の勉強会での「がれき問題」のレポートをWeb向けに加筆しました。

子どもを放射能からまもる会in千葉学習会      2012.4.13

震災がれき広域処理について

  経緯
2011.4.8
 環境省、被災地東北3県、沖縄県を除く全国自治体に災害廃棄物の受け入れ可否を問い合わせ→5.11時点で41都道府県の522市町村及び一部事務組合が受け入れ可能と回答。


2011.5.16  環境省「東日本大震災に係る災害廃棄物の処理指針(マスタープラン)」策定。広域処理の必要性をうたう。H26.3月末までに中間処理、最終処分完了。

 2011.8.11 「東日本大震災により生じた災害廃棄物の広域処理の推進に係るガイドライン」策定。

 2011.8.12 「東日本大震災により生じた災害廃棄物の処理に関する特別措置法(平成23年法律第99号)」成立。8.18公布・施行→法第6条第1項に「広域処理」の根拠規定。

 2011.9.28 東京都が岩手県の災害廃棄物の受け入れを表明。9.30処理基本協定締結。

 2011.10.7 環境省、全国の自治体に受け入れの要請。 

 2011.11.24 東京都が宮城県の災害廃棄物の受け入れを発表。

 2011.12.16 環境省、災害廃棄物の広域処理パンフを全国自治体に配布

 2012.3.6  環境省が新聞に「みんなの力でがれき処理、災害廃棄物の広域処理をすすめよう」との全面広告を出す

 2012.3.13 「災害廃棄物の処理の推進に関する関係閣僚会合」を開催。→3.19に第1弾文書発出、3.232
弾、3.30に第3弾発出。

  2012.4.13 「放射性物質汚染対処特措法施行規則の一部を改正する省令」 の公布

  広域処理反対の意見

山内智也さん(神戸大学大学院)

  放射能を拡散・移動させない

  復旧・復興の予算は被災地が使う

  放射能が焼却施設に濃縮し、外部にも飛散する

  施設の汚染

 岩出市議会議員・尾和弘一さんのブログ ガレキの全国拡散はすべきでない。



池田こみちさん(環境総合研究所)

  人口密度の高い都心部で焼却すれば、周辺へのリスクをさらに高める

  焼却後のバグフィルターの交換、炉のメンテナンス、作業員の放射線防護対策等維持管理のコスト増

  最終処分の問題

  がれきの放射能測定はごく一部にすぎない

  排ガスの測定もごく一部にすぎない。測定法も確立・統一されていない

  薬品、有害物質を吸収、吸着しているがれきの焼却の問題

  マスコミの問題

災害廃棄物広域処理の環境面からの妥当性について(震災がれきの広域処理を考えるシンポ・パワーポイント資料)

藤原寿和さん(元東京都職員、全国廃棄物処分ネットワーク事務局長)

  アスベスト、砒素、カドミウム、クロムなど重金属が含まれている可能性

  放射性物質を含んだ廃棄物は移動、拡散、混合、希釈させてはならないとの国際合意に反する

  放射能汚染検査は不備があり、安全性を担保できない

  放射性物質はバグフィルター等で除去できない

  事故の起きない焼却炉はない

  埋め立て基準の8000B/㎏は原子炉等規制法のクリアランスレベル100B/㎏と矛盾したダブルスタンダード(二重基準)である

  管理型最終処分場の遮水シートの破れ等で汚水が漏えいしている事例が多い

  人体への影響

  広域処理が進まないことは、がれき処理の遅れの主な原因ではない

  廃棄物処理法に定める自区内処理に反する

                           
資料
東京新聞 
2012年4月5日朝刊「こちら特報部」
東京新聞 
2012年3月20日朝刊 がれき処理はなぜ進まない
浦部法穂の憲法時評「 『がれき』の広域処理」
Fotgazet通信・瓦礫に群がる震災ビジネス〜広域処理の裏側


早川教授の「焼却灰放射能濃度マップ」

より大きな地図で 焼却灰のベクレル を表示
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