子どもを放射能からまもる会in千葉
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宮野木中央公園の詳細調査

2月27日の土壌調査の際に地表部で高い線量が確認された歩道脇の植栽(境界部)についてポイント数を増やして詳細なデーターを取りました。右上の水色のマーカーが千葉市が空間線量を測定した箇所で、まもる会でも27日時点の1m空間線量を確認し周辺から土壌を採取しました。


より大きな地図で 宮野木中央公園(地表)放射線マップ を表示

水色のマーカーは0.3μSv/h未満 赤は0.3以上0.4μSv/h未満 黄色は0.4μSv/h以上を示します。(いずれも地表1cmの線量)

前回の記事では細かく触れられませんでしたが、千葉市公園課の作業者の方、周囲にいた子ども達の話を総合すると、この付近は水はけが悪くいつも泥が堆積して歩道分に流れだしてくるので、そのたびにスコップなどで取り除き清掃していた場所の様です。
降雨で放射性セシウムを含んだ表土が削られ水はけの悪い歩道部分で濃縮、その泥を除去して積み上げた為に更に濃縮したものと思われます。(前日に採取した土壌は本来の調査と別に外部機関での分析を依頼する予定ですが、簡易的な換算方法では約5000ベクレル/㎏程度と推定しています)

舗装部分との境界の奥にそうした土(泥)を積み上げた盛土があり、盛土付近では0.6μSv/h(地表1cm)と部位も確認されました(上のマップで青線で囲んだ部分が盛土)
測定時に周囲にいた子ども達には
盛土付近には近づかないこと
家に帰る前に靴底をよく洗うように説明しました。
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稲毛区4公園で土壌採取とガイガーミーティングを行いました(2)

(4)穴川中央公園
穴川中公公園は千葉市が昨年11月に空間線量の測定を行い、広場中央で0.14μSv/h 、側溝50cmで0.23μSv/hという数値が公開されています。

穴川中央

まもる会も以前ママの集いと連動して児童公園(複合遊具)の空間線量の測定を行いましたが、今回も地元のお母さんたちがお子さんをつれて参加してされました。

SIMG1874.jpg SIMG1875.jpg
 穴川中央公園 広場中央          左からNHE、A2700、Radi

今回参加された方が私たちの会でも以前使用していた富士電機サーベイメーターNHE(半導体検出器)を持参してくれましたので比較のためデーターを記録しました。

穴川中央公園(広場中央)
1m1cm
A2700(MrGamma)0.080.10
Radi PA-10000.090.08
富士電機NHE0.120.10

広場中央での土壌採取を行った後、集水ます、遊具脇の砂場、側溝(広場と通路の間の溝)など、お母さんたちが気になる所を測定して行きました。

SMG1878.jpg SIMG1881.jpg
集水ます付近を測定         「側溝」の地表部分

穴川中央公園(集水ます)
1m1cm
A2700(MrGamma)-0.19
Radi PA-1000-0.15
富士電機NHE-0.18

砂場の表面を掘り下げて地表部分と比較してみました。

穴川中央公園(砂場)
1m1cm-10cm
A2700(MrGamma)0.09--
Radi PA-1000-0.150.10

千葉市が昨年11月に測定して50cmで0.23μSv/hが検出され、その後「清掃」によって除染した「側溝」とは道路脇のコンクリート製U字溝ではなく、広場と通路(舗装)のあいだのなだらかなくぼみです。
現在でも右上の写真の様に土の上に落葉が堆積した場所で比較的高い数値が確認されました。

穴川中央公園(側溝)
1m1cm
A2700(MrGamma)-0.30
Radi PA-1000-0.35
富士電機NHE-0.23


採取した4箇所の土壌は順次乾燥、ふるいにかけて千葉県薬剤師協会検査センターに分析を依頼する予定です。

より大きな地図で 土壌採取予定及び調査結果 を表示


稲毛区4公園で土壌採取とガイガーミーティングを行いました(1)

(1)山王ふれあい公園
山王ふれあい公園は昨年10月の千葉市の測定で0.15μSv/h(1m)で「まもる会」でも昨年10月18日に空間線量の調査を行った場所です。。

土壌採取時には必ず空間線量を測定していますが、今回は稲毛区にお住まいの方で大学(物理)を退職後も東芝製NaIシンチレーションサーベイメータ-をメンテナンスされて周辺の空間線量測定を行って来られた方に山王公園とあけぼの公園の測定に参加していただきました。
最近エステーのエア・カウンターも購入されたとの事でデーターの比較を希望されたのですが私たちにとっても参考になるので、是非にと測定への参加をお願いしました。

SIMG1850.jpg SIMG1859.jpg
左からエア・カウンタ、Radi、A2700  エア・カウンタで地表部の表示値

エア・カウンターは半導体検出器(フォト・ダイオード)を使用しているためシンチレーション検出器より感度が低く測定時間は5分程度時間を要するとメーカーのHPにあります。(測定中は表示値が点滅、確定すると静止 右上写真は「測定完了」表示が出て表示が静止した状態)
誤差が一定の範囲に収束してから測定値が確定するので、測定条件によっては必ずしも5分ではなく、早い場合と遅い場合があるそうです。

各線量計での測定値は下表の通りです。

山王ふれあい公園(中央)
1m1cm
A2700(MrGamma)0.110.15
Radi PA-10000.130.17
エアーカウンター0.180.17

SIMG1848.jpg SIMG1858.jpg
持参された東芝製サーベイメーター     測定箇所の周囲より土壌を採取

左上は東芝(1971年製)のシンチレーションサーベイメーターで立派に現役です。検出部は1×1inchのNaIですが、潮解性(空気中の水分によって結晶が溶解)がありますが気密性に注意し校正すれば長く使えるとのことです。表示値は当時のままmR(ミリレントゲン)でCo60(コバルト60)で校正してあるため5回の平均を取りμSv/hに換算するそうです。

(2)あけぼの公園
あけぼの公園も千葉市の昨年10月の調査で中央部で0.17μSv/h、入口の芝地で0.19μSv/h(50cm)と比較的高い数値が確認された場所です。

SIMG1860.jpg SIMG1862.jpg
公園中央(砂地)RadiとSIM-05     公園入口(1m)

あけぼの公園(中央 砂地)
1m1cm
A2700(MrGamma)0.130.20
Radi PA-10000.150.25
エアーカウンター0.17-
Jupter SIM-050.14※-
※10回測定の平均μより (μ-0.06)×1.1 の換算値

千葉市による測定で50cm線量が0.19μSv/hだった公園入口の芝地についても確認しました。

あけぼの公園(入口 芝地)
1m1cm
A2700(MrGamma)0.130.19
Radi PA-10000.150.24
エアーカウンター-0.25

エアー・カウンターについて結果をまとめると

測定時間の5分(場合によっては5分以上)は長く感じること、精度的に行政の使用しているアロカのシンチレーションサーベイメーターの数値と比較しようとすると不満があります。(60万円対5千700円 アマゾン調べ)

ただし、エアー・カウンターは高めの数値ながらシンチレーション検出器とそれほどかけ離れた数値を出すこともなく、身の回りの線量(特に線量の高い箇所)を確認するのには価格(アマゾンでは5000円台)から考えても十分有用な装置だと思われます。特に新型のエアー・カウンターSは測定時間が短縮されているようなので、同じ時間をかけるなら何回か測定して平均を求める方が良いと思います。

(3)宮野木中央公園

宮野木中央公園は上記2箇所と同様に昨年10月の千葉市の調査で、広場中央の1m空間線量が0.17μSv/hだった場所で「まもる会」の同時期の調査でも地表付近で0.19μSv/h、落葉の集積で0.45μSv/hが確認されています。

SIMG1868.jpg SIMG1869.jpg
宮野木公園中央 (芝地)        地表部の空間線量測定

土壌採取箇所については千葉市による空間線量測定箇所と対応が取れるように事前に位置を確認し空間線量を測定しています。(左上)A2700とRadiの結果もほぼ同等でした。

宮野木中央公園(芝地中央)
1m1cm
A2700(MrGamma)0.130.18
Radi PA-10000.150.18

SIMG1871.jpg SIMG1872.jpg
地表部 0.67μSv/h トイレ近くの舗装との境界部 公園管理課の職員も確認

土壌採取中に参考に測定した地表部で高い線量の箇所が帯状に確認されました。(歩道)舗装部と土との境界部で雨水によって放射性セシウムが滞留濃縮したものと思われますが、ちょうど現場で作業中の千葉市公園管理課の職員の方にも状況を説明し、数値を確認していただきました。

宮野木中央公園(通路脇)
1m1cm
A2700(MrGamma)-0.57
Radi PA-1000-0.67

この箇所については測定中も沢山の子ども達が自転車を押しながら通行していることもあり、急遽土壌を採取しました。ゲルマニウム半導体検出器による分析は時間がかかるため、取り敢えずNaIスペクトロメーターで「参考値」として土壌放射能濃度を計測し公園管理課に連絡することにしました。


今回測定箇所の過去のデーター(マップ)は以下を参照して下さい。

より大きい地図で2011年9月-2012年1月放射線測定まとめMAPを見る

長くなったので穴川中央公園については別途まとめます。

3月の 第16回 放射能が気になるママの集いin千葉市のお知らせ

昨日の「ママの集い」は主宰している後閑さんのご家庭でインフルエンザが猛威をふるい「開催できるのか」というハラハラの日程でしたが、久しぶりの「集い」にお子さんも入れると50名以上が参加して大変な賑わいだったようです。やはり皆さんの要望が強いのだと思いました。
市民測定室への質問もあったようですが、開設前の見学にも対応しますので「一人ではちょっと」という方は後閑さん経由でご連絡下さい。


第16回 放射能が気になるママの集いin千葉市 のお知らせ

日時 3月23日(金) 10:30~12:00
場所高洲コミュニティセンター大広間1(〒261-0004 美浜区高洲3-12-1、稲毛
海岸駅徒歩5分)
定員:30名
参加費:100円(資料代、会場費)
■共催 子どもを放射能からまもる会in千葉

※10時~除染(床拭き)や準備を行いますので、お手伝いできる方はぜひ。

申し込み・問合せ 後閑知子
tomokoあっとaqua.people.or.jp
(あっとを@に変更)

※携帯メールでご連絡いただくと、お返事を送ってもブロックされて届かない場合があるようです。
もし、ご連絡いただいた後2~3日たっても返事が届かない場合は再度ご連絡ください。

みつわ台(若葉区)、横戸(花見川区)の土壌放射能濃度調査結果

土壌調査(分析)について今回から千葉県薬剤師協会検査センターに依頼しました。各分析機関ごとの費用や要件、報告書の内容などについて皆さんに情報を提供するのが目的なので他意はありません。

今回は分析結果の第3弾としてみつわ台公園(若葉区)、横戸台緑地、横戸公園(花見川区区)についてゲルマニウム半導体検出器による分析結果を受領したので公開します。

報告書の写しは前回と同様にWebアルバムにUPしてありますのでご確認下さい。(新しいものから順番に並べてあります)

みつわ台公園
みつわ台公園 単位は[Bq/kg] 平米換算は[Bq/m2]
ヨウ素131セシウム137セシウム134セシウム合計平米換算値
N.D34124258337,895

採取時の1m空間線量 0.14μSv/h

横戸台緑地
横戸台緑地  単位は[Bq/kg] 平米換算は[Bq/m2]
ヨウ素131セシウム137セシウム134セシウム合計平米換算値
N.D46633680252,130

採取時の1m空間線量 0.163μSv/h

横戸公園
横戸公園   単位は[Bq/kg] 平米換算は[Bq/m2]
ヨウ素131セシウム137セシウム134セシウム合計平米換算値
N.D28619848431,460

採取時の1m空間線量 0.16μSv/h

土壌中のセシウムが雨水等によって移動濃縮することは他の記事でも触れてきましたが、土壌調査のサンプリングではそうした箇所を避け平坦な場所を選び5ポイント以上から採取してよく攪拌してあります。
ただし採取方法に注意しても「かたより」が無視できない事はご理解下さい。

その上で今回の結果を見ると前回と同様に空間線量と土壌放射能濃度はあまり相関がない事がわかります。
個別の結果では
・みつわ台公園の土壌放射能濃度が若葉区の空間線量から予想した値より高め
・同一地域で空間線量も同等の横戸台緑地、横戸公園で数値が倍近く異なる

というのが特徴と言えます。

土質(セシウムの土中への浸潤深さ)や利用形態などの差異もあるのかもしれませんが、今後他の地域の結果と合わせて考察して必要なら追加で調査を行うことも考えています。

土壌調査結果は作業中のものも含め進展状況(結果)を一覧にまとめてありますのでご参照ください。


より大きいシートで土壌調査結果一覧を見る

今後調査箇所マップでも測定結果(数値)を確認できるようにしていく予定です。

土壌調査箇所マップ

より大きな地図で 土壌採取予定箇所 を表示

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