子どもを放射能からまもる会in千葉
終わりの見えない福島の原発事故。情報を集め、調べ、必要な声を上げて行こう

指定廃棄物最終処分場を考える塩谷町シンポジウムに参加しました。

まもる会ちばのメンバーの鈴木明子さんから14日に栃木県塩谷町で開催された住民シンポジウムに参加したレポートと写真をいただきましたので紹介します。


指定廃棄物最終処分場を考える塩谷町シンポジウムに参加して

14日環境省の栃木県への説明会があり、その時間に合わせて塩谷町民指定廃棄靴最終処分場反対同盟会がシンポジウムが介されると聞き参加しました。

昨年7月30日に塩谷町が候補予定地と決定されると、8月7日には塩谷町民指定廃棄物最終処分場反対同盟会結成。塩谷町役場には、指定廃棄物処理場対策班が設けられ3人の職員が配置されているそうです。(全職員数125名)そして反対同盟会の後援となっているとのこと。
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車が塩谷町へ入ると、反対旗・看板がずらり。個人宅の軒先にも!
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シンポジウムは平日の6時半からの開催。1000人規模と聞いてはいたのですが、開場間もなく、人・人・人。みな布団や、簡易椅子をもっている。最終的には1100名ほど参加し、200名ほどは外のスクリーン参加になったそうです。(塩屋町の人口は1万2千人!)
一方環境省の説明会には170名ほどの参加しかなかったそうです。
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シンポジウムは、しっかりとした知識を持つためのもので、原子力市民委員会座長の吉岡斉さんの講演は、疑問に答えてくれるものでした。

「原子力事故の被害は、他の事故とは異次元の被害をもたらす

「原発復活政策がとられている。達成可能な範囲で、できるだけ多くの原発再稼働の実現を目指している

特措法(放射性物質汚染対策特別措置法)は悪法である汚染者を免責し、国民・住民のみに負担を押し付けるもの」

「国策としていったん決めた方針は、国民や立地地域の住民の意向がどうあれブルドーザーのように突進するように進めていくやり方は、地域の存在を左右するほどの大きな影響を与えかねない」

「福島県外に飛び散った事故廃棄物の早期処理・処分は、放射性廃棄物を隠して見えなくする政府の原発復活政策の重要な要素であり、その処分場受け入れは、原発復活計画への国策協力になる。」

と議論を進めたうえで、
1 塩谷町の白紙撤回という結論は妥当
2 立地場所の決定は、第三者を仲介人とする加害者と被害者との協議にゆだねられるべき。被害者の意志は尊重されるべき。栃木県民は純粋に被害者である。被害者同士がいがみ合ってはいけない。
3 県別処理という基本政策の見直しは必須。国家政策を改めなければ、塩谷町が最終処分場を免れたとしても他の場所で同様のことが繰り返される。塩谷町の抵抗が、国家政策見直しの契機となる。

イヌブナ自然林保護の立場から、宇都宮大学の谷本丈夫さんが、地域全体を守る必要性を発言。
湧水の専門家島野安雄さんは、
地下水は河川とは違う流れをしており、川下だけでなく地図上の南にあたる地域の地下水が汚染される。と警鐘をならしました。
関口鉄夫氏は、作ろうとしている最終処分場は処分量以上の過大施設ではないか、と指摘していました。

農家の1トントラック等で集まったおじさん、おばさんたちが皆さん最後まで熱心に聞いていました。候補予定地の調査が行われないように監視活動を続けながらも、こういうシンポジウムを開き、正確な知識を持っていくことが反対運動をより強固なものにするのだと思いました。
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いろいろと千葉市の問題を考えるうえで、参考となる塩谷町でした。
塩谷町と千葉では違い過ぎるような気がするのですが、一丸となって反対していくことができる、何か、を早くみつけなければ。

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尚仁沢湧水の里、近くまで行ってきました。自然にあふれた、素晴らしいところです。
地域のみなさんが、ここに作らせたくない気と思うのは当然です。(鈴木明子)
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放射性廃棄物最終処分場に反対する千葉市の住民団体設立を目指します

4月30日に千葉市長、市議会議長宛「高濃度放射性廃棄物の最終処分場受け入れに反対する申入書」を提出した2団体(まもる会ちば、甲状腺検診ちばの会)がメーリングリストなどで呼びかけ5月7日に23名が参加し「ちば市民測定室しらベル」で話し合いの場をもちました。
会合には「千葉県放射性廃棄物を考える住民連絡会」会長の半澤勝男さん、事務局長の藤原寿和さんもご参加いただきました。
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参加者からは

・環境省は候補地の選定にあたって5000ヶ所を精査したと言っているが「自然災害の恐れのある地域を除外」としながら蘇我地区は行政のハザードマップで揺れ、液状化とも懸念される地域で、「水源との近接状況」を項目として挙げながら湾岸部に設置するなどながら選定理由に合理性がない。
・市町村長会議(4回開催)の他に部課長会議が開催されているが内容は非公開でなど、経過が不透明。
・千葉市が現在保管している8000Bq/kg超の指定廃棄物が7.7トンに対して3700トンの高濃度放射性廃棄物の処分場を受け入れるのは負担があまりに不公平
・新聞報道以降に千葉市では緑区、中央区で2回市長と住民の「対話集会」が開催されたが最終処分場に関する質問は皆無、関心が薄いというより多くの市民にはどういう施設か情報がない。


などの発言があり、それを受けて「千葉市民の会」の様な自前の住民団体が必要という提案がなされました。多くの方の賛同を得て自治会単位で参加していただけるような会を目指しますが、現状では最終処分場問題について自分たち自身で調査、学習し正確な情報を発信し、個人、団体に働きかけることが先決という点で一致し了解されました。

当面は最終処分場に対する私たちの考え方をまとめながら「千葉県放射性廃棄物を考える住民連絡会」の主催する住民集会への多くの市民の参加を働きかけていきますが、次回は5月20日に会合を予定しています。参加を希望される方はこのブログのメールフォームまたは「千葉県住民連絡会」あてお問い合わせ下さい。

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千葉市長に「高濃度放射性廃棄物の最終処分場受け入れに反対する申入れ書」を提出しました。

4月30日「子どもを放射能からまもる会in千葉」と「甲状腺検診ちばの会」は、千葉市長及び千葉市議会議長あての「高濃度放射性廃棄物の最終処分場受け入れに反対する申入書」をそれぞれ提出してきました。

高濃度放射性廃棄物の最終処分場受け入れに反対する申入書


(市長宛、市議会議長宛は同文)
残念ながら市長および議長には直接お会いできず、市長宛は黒川環境局長、議長宛は福谷副議長と大木議会事務局長にお渡しました。
下写真左端 黒川環境局長
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下写真右端 福谷副議長
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申し入れには市内5区から10名が参加、それぞれ処分場に反対の意見を伝えました。その一部ですが紹介します。

*処分場のように、市民がずっと心配し続けなければならないのは大変困る。引き受けてしまったら、後の世代に申し開きが出来ない。市として反対の表明をしてほしい。

*3.11の時、埋め立て地に近い自分のマンションは大丈夫だったが、すぐ近くの国道は亀裂が入り歩道もあるけない所もあった。埋立地に作るのはとても心配。

*これまで千葉市がイメージアップのため努力をしてきたことが無になってしまう。

*気候変動などもあり長期的には想定外とされたことも想定しておかなければならない。海岸部は千葉市にとっても大切なところ、是非反対の意見を表明してほしい。

*市町村長会議の議事録を読んだが、千葉市としての発言が見当たらないが、発言はしなかったのか?市長は出席していたのか?

*建設予定ヶ所は絶対安全とは言えない、それがわかって建設したのでは後の世代から「どうして」と思われる。

*最終処分場があるところには住みたくない、怖い、不安に思うことは止められない。これは千葉市の存亡に関わる問題と思う。

*震災直前に大丈夫と思って埋立地に家を買ってしまい、液状化がありとても後悔している。液状化はあっけなくおきてしまう。安易に決めないで欲しい。

*転勤族だったが、千葉市がいいところと思い家を建てたばかり。せっかく暮らしやすいのに、子どもにも住めと言えないし、さびれてしまうのではないか。千葉市がいいところで在り続けるため反対してほしい。

*候補地は不燃ごみなどの埋め立地で、工場排水やばい煙などの公害を長年背負ってきたところ。また蘇我に負担を押し付けるのは問題。

*原発に対しても何かおかしいと思っていたが、福島原発事故が起きてしまい何もしなかった事を後悔している。このようなところに来るのは初めてだが、おかしいと思った時に声を上げないといけないと思い参加した。

*子どもに対して大人としての責任として建設は認められない。

千葉市地震ハザードマップ 液状化危険予測(青丸が処分場予定地)
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黒川環境局長から「市長にお届けする、5000ヶ所からの選定や安全性について、議会や住民に対する説明を求める」
また、福谷副議長からは「議会としても説明会を求めているところ、また市民にたいしても説明を求める。この問題にしっかりと対応をしたい」とうかがいました。

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